新生児の吸引、清拭、カテーテルの必要性と問題点、胎脂の役割


今回のテーマは、

新生児の吸引、清拭、カテーテル
の必要性と問題点、胎脂の役割

について紹介します。

さて前回まで紹介してきたように、

病院出産における
産後新生児への処置は、

過剰で、乱暴で、恐怖を与える

ある種の虐待のようなもの、

という事を紹介してきましたが、

今回はさらに産後措置の
問題点について、

詳しく深堀していきましょう。

無事生まれたと言って安心はできません。

病院で生まれた赤ちゃんは

まず顔が拭われ、

くだ(カテーテル)を気道に
刺し込まれて吸引されます。

そのあとまた、
体中を拭き清められます。

(清拭(せいしき)と呼ばれる)

一般常識の感覚で言えば、

無理矢理くだを差し込むカテーテルは
不自然と理解できても、

赤ちゃんを拭いたり綺麗にする事には、

何の違和感も持たない人が多いですが、

実際はそうではないのです。

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新生児の呼吸機能と吸引の必要性

生まれたばかりの赤ちゃんは、

羊水や胎脂や粘液などにまみれています。

病院出産ではそれらが
呼吸の妨げになるという理由で、

すぐに拭い、喉や鼻を吸引します。

しかし冷静に考えるほど、

その必要性に疑問が浮かびます。

そもそも、産児、新生児の
呼吸の器官は口ではないはずです。

お母さんと繋がる
へその緒を通じてなのです。

口や喉に液体がたまっても
呼吸の妨げにはなりません。

生まれでてきた赤ちゃんをお母さんの
お腹の上などでうつぶせにしておくか、

うつぶせ加減にしておけば、

呼吸の妨げになるような
羊水はすぐに自然に流れ出ます。

そして流れ出てこないような水分は、

やがて組織に自然に吸収されて
しまいます。

大人の鼻水も自然と出ますが、

もし、くだを突っ込んで
吸わなければいけないとすれば、

どれだけストレスを感じるでしょうか?

ましてや生まれてすぐの赤ちゃん
にとっては相当の苦痛のはずです。

新生児にもわざわざくだを
突っ込んで吸い出す必要性など
まったくないのです。

生まれた途端に、奇妙なくだを
喉や鼻に突っ込まれるなど、

赤ちゃんにとっては
ひどい迷惑と言った所です。

何度も繰り返す事ですが、

何かしら不自然な介入をしなければ
新生児の生命がなりたたないとすれば、

とっくに人類は絶滅しています。

生命維持に不必要なものが
身体について出るわけがないのです。

呼吸にはカテーテルが
必要などというように

生命の仕組みができている
訳がないのです。

不自然な介入をすべきではない
というのも深い理由があるのです。

新生児の吸引、カテーテルの問題点

新生児への吸引と言う行為は

必要性がないどころか、
問題点が大きいのです。

もちろん第一に、

喉や鼻を傷つけたり、
たどたどしい呼吸の邪魔をして、

呼吸リズムの形成を妨げてしまう
だけです。

呼吸の自然な訓練ができないからです。

これで場合によっては、

吸引が新生児の呼吸困難や
心停止を招く事さえあります。

そうなって手術などの措置を行います。

それで救われたとしても、

「病院が赤ちゃんの命を救った」

といういつものマッチポンプの
パターンです。。

もし救われなかった場合本当に運が
ないで済まされるのでしょうか?

吸引、カテーテルがなければ
自然と呼吸をしていたのでは
ないでしょうか?

新生児の心臓と呼吸のリズムについて、

専門医のドナルド・ギャローさんは

以下のように述べています。

「赤ちゃんの喉にカテーテルを
差し込むのは良くない。

口と鼻に押し込んでも呼吸を
助ける為には役に立たない。

粘液カテーテル吸引器
危険なため、

使用禁止にすべきである。」

『バース・ライツー自然な
お産の設計の為にー』より引用

(サリー・インチ著、戸田律子訳、
メディカ出版、1997年)

現代人の多くが呼吸が下手な理由

不自然な分娩介助と
産児ケアというのは、

赤ちゃんの自然な呼吸を
妨害してしまうと言う

大きな問題点があるのです。

誕生時の新生児の呼吸困難は、

生涯にわたる身体的、精神的な
傷を赤ちゃんに与えてしまいかねません。

オステオパシー(手技療法)の
専門家はこの事実をいつも
目の当たりにするそうです。

オステオパシー医学というのは

130年以上前にアメリカ人医師である
A・T・スティルさんが開発した、

自然療法アプローチの一つです。

身体の構造のズレや歪み、硬さが
万病の元であるとして、

それを矯正し直してあげれば
自然治癒力が回復し健康になれる
というアプローチです。

現代人の呼吸の浅さを指摘する声は多く

それがストレスとなっている
ケースは耳にした事があるでしょう。

逆に深呼吸という健康法が
世間に受け入れられるのも、

実は出産期に秘密がある
かも知れないというわけです。

現代人の多くが、本来、
人間の持つ動きが制限されており、

呼吸量が減り、体液の循環レベルが下がり
必要な代謝や解毒ができていない…

つまり呼吸が下手な人が増えています。

その積み重ねがやがて
『病気』となる訳ですが、

その根本のズレや歪みの
原因となっているのは、

産まれた直後の呼吸に不自然な
介入があるからかもしれない、

という事なのです。

赤ちゃんの胎脂の役割と拭き取る必要性

また次に新生児の身体を
拭き清められる清拭ですが、

これにも問題点があります。

確かに身体を拭いたくらいで

「直ちに」「重大な」
問題は起こらないかもしれません。

しかし、

将来の健康において
大きな差を生む可能性があります。

そもそも胎児の身体を
覆っている白いクリーム

胎脂や粘液の役割というのは、

胎児の段階から赤ちゃんを
保護する為のものです。

決して汚れでも悪玉菌の塊
というわけでもありません。

新生児として生まれ出てからも
その役割に変わりはありません。

それをわざわざ拭き取ってしまうのは

やはり赤ちゃんにとって
迷惑ではないでしょうか。

胎脂や粘液には、

人体の神秘とも言うべき、
様々な効用があるのです。

産児の皮膚の細菌の
侵入や乾燥から守ったり、

体温の放出を防いだり、

また胎脂の中には

新生児の生理機能の順応を
自然に助ける役割を持つ成分も
含まれているのです。

ヨーロッパの病院では、

胎脂を拭き取らない慣習を残して
いる所も少なくありません。

チベットでは、

拭き取るどころか、

ベトベトの胎脂をお乳代わりに
赤ちゃんに舐めさせるのです。

そのお陰で、赤ちゃんには
新生児黄疸が起きる事はない
ということです。

さらに新生児が舐めた
胎脂の役割はまた、

胎便の排出を促す働きもします。

これら自然な処置を

「チベットの山奥で最新の医療施設
もない、原始的で野蛮な方法だ!」

とバカにするか、

「実は古代から人類に伝わる
大切な貴重な知恵を守り抜く、

赤ちゃんが元気で賢く育つ
為の伝統的な方法なのだ」

と捉えるか、

その選択は親次第と言えます。

病院における清拭の必要性と問題点

そして自宅出産、
プライベート出産では

胎脂や粘液はできるだけ
拭き取らないように放置します。

もしどうしても気になる場合、

羊水や血液を軽く拭き取る
くらいで十分なのです。

むしろ胎脂の役割を活用します。

舐めさせるのも良いでしょう。

もしかしたら母親にも
効果的かもしれません。

間違いなく有害な物ではありません。

ところが、

そう言った役割を無視し、

病院では新生児をじゃぶじゃぶと
石鹸などを使い全て洗い流して
しまいます。

経費毒と呼ばれる、石鹸製品の
化学成分のデメリット、

大人であっても石鹸のpHによって

アトピーや皮膚炎などの弊害が
ささやかれるようになったわけですが、

より敏感な赤ちゃんの肌に
もし刺激の強い成分の石鹸が
使われたならば…

その影響がその後、色濃く残ると
しても何の不思議もありません。

結局、病院で行われるような

清拭、吸引、カテーテルは
必要性がないどころか、

問題点の多いかなり不適切な
措置と言わざるを得ません。

なお、日本では、

昔から産湯を使う慣習があります。

それで現在でも、

へその緒を切断した後でお湯につけて
洗う病院や助産院も少なくありません。

その目的が赤ちゃんを
洗って汚れを落とす事にあるなら、

それは好ましい措置でとは
言えないでしょう。

無意味な沐浴は、
汚れを落とすよりむしろ

悪質な細菌を付着させる恐れもあるのです。

人間は本来、

健康で賢い赤ちゃんを
自然に産む力が備わっているのです。

それを邪魔するアプローチか
それを尊重するアプローチか

出産場所の選択はそうした
根本の哲学の違いが見られるのです。

あなたの選択はどうでしょう?

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