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出産のモニターは必要か?分娩監視装置で観察する本当の理由


今回のテーマは、

出産のモニターは必要か?
分娩監視装置で観察する本当の理由

について紹介します。

前回まで病院でのお産に
おける措置の数々が、

病院側のメリット重視で行われており、

妊婦側にとっては有害無益の
リターンがない行為である

と紹介してきましたが、

今回紹介したいのは、

出産の過程を観察するモニター

「分娩監視装置」

についてです。

文明の利器、テクノロジーが
人類を幸福にしたか不幸にしたか…

という議論もありますが、

人類は科学技術を扱うことが
本当にできるているのか、

「プロメテウスの火」という比喩も
原発事故以降ささやかれています。

その真偽は分かりませんが、

医療テクノロジーのメリットと
デメリットも私たちはしっかりと
把握しておかねばなりません。

特に産科医療において、
分娩監視装置というのは、

まるで重病の患者のように
一日中機械で観察、監視される、

まさに出産が「生理」でなく
「病理」とイメージしてしまう

代表的なものですが、

現在ではほとんどの病院において、

分娩監視装置が産婦に
取り付けられており、

ほぼ義務化しています。

この装置の役割は、

子宮の収縮と胎児の心拍とを同時に
観察し記録するためのものです。

このモニターの危険さを語ると
たいてい、

「え?でも、やはり、、

子宮の状態や胎児の心拍を
計るのは大切じゃないですか?」

という意見を持つのが
当たり前のようですが、

実はそうでもないのです。

分娩監視装置の役割と特徴

分娩監視装置は、

産婦の腹部に二本のベルトを回し、

それぞれに端子(センサー)を固定します。

電極からコードが装置の本体
まで繋がっています。

作動を始めると、本体から
記録紙が自動的に出てきます。

最近はほとんどコンピューター上
で記録されます。

まるでこの装置が分娩をスムーズ
にさせてくれる魔法の機械化のように、

病院では妊婦さんも当たり前に
装着することを受け入れますが、

大きな落とし穴が潜んでいます。

さて、

この装置を装着した場合、

産婦は仰向けにされたまま、
身動きが取れなくなります。

さらに腹部に異物を
付けられるので不快です。

これだけでストレスになり、

この状態では、分娩の自然な流れ
は確実に阻まれてしまいます。

さらにもう少しリスク
がある事も考えられます。

産婦が仰向けの「まま」
じっとしていれば、

膨らみきったお腹の重みで、

背骨にそった血管が圧迫されて
しまいます。

この状態では母体の骨に
痛みを感じますし。

血管が圧迫されると、

胎盤への血液の供給量も妨げられる
可能性があり、

そうなれば胎児にも悪影響が及びます。

最悪の場合、胎児は酸欠状態に陥り、

胎児の心拍数が下がってしまい、
医療措置への流れに進みます。

モニターで心拍数を監視
するのが目的のはずが、

モニターにより心拍数が
下がることになりかねないのです。

分娩監視装置がもたらす母子への弊害

一方で産婦側も、

仰向けのままでいると、

子宮口への刺激が弱まってしまいます。

すると必然的に分娩の進行は
滞ってしまいます。

つまり、モニターで分娩が遅れて
ないかチェックするつもりが、

そのモニターのせいで
分娩が遅れる事があるのです。

…そして、

胎児の心拍が低下したり
子宮の収縮が衰退したりすると、

それらは直ちに記録紙の上に現れます。

そうなれば、

「ハイリスク」
(危険性の高いケース)

と判断され、

分娩監視装置はずっと装着
されたままになり、

それがますます事態を
悪化させかねません。

最悪の場合は「胎児仮死」
となりかねません。

そして事態の悪化を見届けると、

医師は陣痛促進剤を投与したり、
帝王切開を決行したりするでしょう。

そして、命が救われた場合も、

「危ない所を医師が救った」

という流れになるでしょうが、

ここで文句も言いたくなります。

リスクのきっかけを
作ったのはなんなのだ?

…と、

こんなマッチポンプのような仕組みが
当たり前に受け入れられていることに、

少し疑問を持つべきではないでしょうか。

無知である事はいかに健康なお産に
弊害があるかということです。

出産のモニターはなぜ必要なのか?

このようにして、

母子の安全の為に装置される
はずの分娩監視装置が、

逆に母子に重大な危険を
もたらす事にもなるのです。

そしてこの分娩監視装置
への依存度というのは、

年々増加しつつあるのです。

最近では病院出産より
自然な出産ができるはずの場所
である助産院でさえ、

当たり前のようにこのモニター
装置を備えるようになっています。

では、、

いったいなぜ病院は
この装置を使うのでしょう?

それはもちろん、

この装置が分娩を監視するのに便利で、

母子の安全を高める事ができるからだ

というのが病院側の意見でしょうが、

しかし、実は

医師や助産師がそのように
思い込んでいるだけであり、

この装置の使用が母体と胎児の安全を
高めるという証拠はないのです。

モニターで母子を観察する隠された理由

実際には、

分娩監視装置によって
表示、記録される波形で

母子の状態が正確に
把握できる訳ではありません。

ましてこのモニターが
「波形」に対する正しい対処法を
教えてくれる訳もありません。

むしろ、

波形のちょっとした変化にも

医師たちは過敏に反応
してしまうようになります。

それが結果的に、

帝王切開の率などをいたずらに
増やしてしまう結果をもたらすのです。

本来必要なかった人まで手術や
薬品の投与など

余計な措置を施されるようになります。

そして、、

病院側がこの装置を使いたがる

重大で最大の隠れた理由があります。

それは、このモニター装置を
使っていた事が、

母子をしっかり監視し、
観察していた事の

「証明」になる

という事です。

何の証明か?…

それは、「法的」な証明です。

分娩監視装置で観察する本当の理由

万が一、入院から出産まで
母子に何らかの事故が起きた場合、

母子をしっかり監視、観察
していたかどうかが、

病院側の「過失責任」を
左右する事になるのです。

「我々は処置を見逃しました」

という事があり得ないよう、

24時間の監視体制が
この機械によって保てるのです。

…そうです。

万が一訴えられても過失はない
という証明の為の機械。。

こうした背景があるのです。

そしてさらに言えば、

この分娩観察装置は
看護師の代役を務める事ができます。

看護師や助産師が産婦に
つききりでいるよりも、

モニター装置に任せた方が、
うんと人件費は安上がりになります。

機械ならサボる事も
文句を言うこともありません。

装置の存在自体が、
装置の必要性を生み出している、

と言えるでしょう。

ちなみに、この装置、
モニターの開発者である

エドワード・ホンさんは、

こうした装置の乱用に
心を痛めているようです。

ホンさんご自身は

「モニターというおもちゃを
診断の道具にしないで欲しい。

モニターは、こう言う計り方
もあるというだけなのだから。」

と述べているのです。

彼の意思はねじ曲がれ現代の
病院出産では使われています。

確かに、母子の状態を
計る事は参考になるでしょう。

なんらかの意味はあると思います。

しかし必要性はないのです。

むしろリスクを生む出す
原因となってしまっているのです。

分娩監視装置は

事実上、母子の為ではなく、
病院の為に使われているのです。

自然のお産という観点から言えば、

このような装置は、
まったく必要ないのです。

そもそも監視というのは、
悪いものを監視する意味に使う言葉です。

生命の誕生と言う喜ばしい
場面に相応しい言葉ではありません。

いかに自然で健康な状態でお産が
できるか、母子を保護するか
という観点から

私たちがもっと病院側を監視する
必要があると言えるのかもしれません。

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