unnamed

新生児の大きな音、部屋の温度、寒さの影響、新生児室の環境問題


今回のテーマは、

新生児の大きな音、部屋の温度、
寒さの影響、新生児室の環境問題

について紹介します。

前回、新生児に対する

分娩室、新生児室の
「暴力的」だと紹介しました、

間違いなく精神や発達に
悪影響があります。

では光以外にどんな
問題や弊害があるのでしょうか?

まずは音の影響です。

音についても、光ほど
ではないでしょうが、

新生児に対しては問題があります。

子宮の中にも、もちろん
さまざまな音が伝わるものです。

胎児の耳には、

母体の音が持続的に聞こえてきます。

ドクドクという心臓の鼓動音、

ゴロゴロという胃腸の鳴動音、

ゴーゴーと言う呼吸音、

お母さんの声など、

外界の音も、ずっと
小さくはなりますが、

聞こえているものです。

それは優しくて自然な音ばかりです。

こうした穏やかな環境で
赤ちゃんは守られているのです。

スポンサーリンク

新生児室の大きな音は赤ちゃんに不快

一般的な聴覚とすれば
こうした考えが常識的です。

けれども、さらに興味深い
研究データもあります。

胎児が耳にするのは、

あくまで羊水や卵膜や
子宮壁や腹壁を通じての音です。

ある研究によれば、

お腹の中にいる赤ちゃんが
聞いている音というのは、

主に高周波の音で外界の大人には
聞こえない音だそうです。

オリビア・D・ベルジュラック
『イルカは、なぜ人の心を癒すのか』
(西田美緒子訳、扶桑社、1999年)

という本によれば、

その音はイルカの出す
音の範囲内にあるそうです。

あとは、鈍い、穏やかな音ばかりです。

こうした音が癒しとなるわけですが、

イルカセラピーで癒されるのも
こうしたメカニズムかもしれません。

いずれにせよ胎児にとって、
お腹にいる間はずっと

鋭い音や大きな音を
耳にする事がありません。

穏やかな音だけを聞いて
安心しきっているのです。

ところが、生まれてすぐの
環境はどうでしょうか?

新生児の耳に入ってくるのは、

それまでとはまるで違う、

人の大きな叫び声や金属的な音など、

乱暴に扱われるとともに
大きな音が聞こえる、、

産児にとってこれは
非常に大きな驚きとともに

恐怖と不快を感じさせるでしょう。

生まれてすぐにギャーギャーと
泣きわめくのも十分理解ができます。

新生児の耳に飛び込む音の問題点

出生直後の赤ちゃんの
耳の飛び込んでくるのは、

医師や助産師の大きな声、

吸引器で赤ちゃんの口や
鼻から羊水や粘膜を吸い出す音、

へその緒を切断するときの器具の音、

ドアを開閉する音、、など

こうした音が生まれてすぐの
新生児の耳にガンガン響きます。

赤ちゃんは恐怖と不快から
耳を覆いたくなるでしょう。

けれども悲しいかな、
赤ちゃんにはなす術がないのです。

それまで子宮の中で穏やかで
優しい音しか聞いた事がなかったのに、

病院の部屋では恐怖の
大きな音ばかりです…

これは赤ちゃんの精神に
間違いなく悪影響を与えます。

例えば、最近では、

胎教音楽と言って
胎児に良い音楽を聴かせる

という意識の高い
お母さんも増えてきています。

それはそれでもちろん
素晴らしいですが、

ではその意識を

悪い音を聞かせないようにする

という努力に目を向けるのは
どうでしょうか。

良い音を聞かせるよりも
悪い音を避けてあげる方が、

まずは大切だと感じます。

もちろんベストは悪い音を避け、
良い音を聞かせてあげる事ですが、

病院で出産する限り残念ながら
どちらも満足にはできません。

新生児の温度、寒さの影響と問題

光、音と続きさて次に、

分娩室や新生児室の環境で、
寒暖について考えてみましょう。

胎内では、胎児は常に37.7度ほどの
羊水にずっと浸かってます。

まるでお風呂のように気持ち良く
心地よい水の中で過ごしています。

そこから生まれてきて
赤ちゃんは始めて空気に触れます。

その環境が病院であれば、、

たいていの分娩室の部屋の温度は
20度前後に設定されている
ところが多いでしょう。

服を着てそこにで過ごす
医師たちにとっては確かに、

そこは快適な温度です。

忙しく働くスタッフにとって
涼しい方が良いでしょう。

ところが赤ちゃんにしてみれば、

生まれた途端に一気に15度も低い
温度にさらされる事になるのです。

裸のまま一気に寒い場所に
放り出される。。

大人であっても想像しただけで身が
しまる思いがしますが、

新生児は、身体の割に
体表面積が大きいのに、

皮膚や脂肪は大変薄い状態です。

そのうえ体温を調整する
能力も未発達です。

普通よりもっと守って
あげなければ行けないのに、

病院の環境はあまりに新生児に対して
過酷なものではないでしょうか?

なぜ新生児がワナワナと震えるの?

五感のうち、視覚、聴覚、体感覚

という主要感覚は全て
最初から刺激が強すぎるのです。

プライベートの自宅出産のように
生まれてくる赤ちゃんの為に

自分たちが自分たちで、

部屋の暗さ、部屋の温度や湿度、
静かな音の環境などを整えてあげる
ことができなければ、

分娩室という無機質の
世界に生まれた赤ちゃんは、

寒さにも相当なショックを
受けてしまうでしょう。

特に赤ちゃんがショックを受けるのは、

無機質な環境で過剰な光や
音や乱暴な扱いをされるとともに、

寒さに襲われるときなのです。

病院でのお産の模様を
映したビデオなどを見てみると、

泣きながらワナワナと
震えている赤ちゃんさえいます。

新生児が震えるというのは
よっぽどの事です。

あまりの恐怖と寒さに
震えているのに違いありません。

分娩室の新生児室の
温度の低さや寒さというのも

赤ちゃんの心に、
そしてその後の成長にとっても
少なからず弊害をもたらすでしょう。

新生児にとってこの世は地獄?

医師や助産師は

そんな事態にお構いなしに、

新生児の身体をあちこち調べ、

へその緒を切断したり、

冷たい計器の上に
新生児を乗せて
体重を計ったりします。

淡々とマニュアルに沿い
機械的に処理していきます。

赤ちゃん側はただただ
泣いて訴え続ける事しかできません。

それも元気な証拠などと良い
無視されてしまいます。。

プライベート出産での
まったく泣かない赤ちゃんがいる

自宅での環境とは
まるで正反対の光景です。

言い方は悪いですがまるで
「地獄絵図」のようです。

この世は地獄という先入観を生まれて
すぐの赤ちゃんに植付けかねません。

ちなみに、私たちは皆、

自分が胎児であった事の事や
生まれ出たときの事を

良く覚えているものです。

2歳から4歳くらいまでの
幼児の多くは、

大人がマジメに聞いた場合、
出生前後の記憶を話す事ができます。

(※或は前世の記憶も…
という事例もありますが、

ここでは非科学的な話題は
一旦避けておきましょう。)

その後、年を重ねるにつれて、

それらの記憶は意識下の
深層にしまい込まれて行きます。

大人の持つ記憶は脳の
深層に潜んでしまいます。

(ごく稀な例外は除いて)

赤ちゃんにとっての新生児室の悪夢

ところが、催眠状態では、

大人の持つ古い記憶も
リアルに再現される事があります。

脳に詳しい人は潜在意識化に
これまでの記憶は消える事なく
残り続けるという例を知っているでしょう。

ごく稀にフラッシュバックのように
古い時代のトラウマが甦る事もあります。

アメリカの心理学者
デヴィッド・チェンバレンさんは

催眠状態での面接調査を
数多く行ってきました。

チェンバレンは、その著書

『誕生を記憶する子供たち』
(片山陽子訳、春秋社、1991年)

の中で以下のように記述をしています。

「彼らが子宮から飛び出したときに
何を思っているのかは、

病院出産では普通に見うけられる、

あの熱狂的メッセージ
そのままといっていい。

つまり、大きな泣き声をあげたり、
苦しげな表情をしたり、

必死で手足をバタバタさせたり、
身震いしたり、震えたりするのに
見合った事を思っているのである。

ほとんど全部の赤ちゃんが
不満を覚えるのが、

分娩室の寒さやまぶしいライト、
器具の冷たさ、騒音、乱暴な扱いなどである」

我々の誰しもが大なり小なりこの時代の
トラウマを抱えているのかもしれません。

もし現代社会の出産環境が変われば

現代人が抱える多くの心の問題は
軽減されるのではないでしょうか。

新生児の環境はいじめと同じ

こうした赤ちゃんへのいじめに加えて、

新生児室や病室にも住み着いている
危険な細菌やウイルスが、

新生児を襲いかかろうと
待ち構えているのです。

事実、誕生後に髄膜炎などにかかって
しまう赤ちゃんが後を絶ちません。

もちろん病院は、

感染予防の為に
様々な形で消毒を行っています。

それでも感染を防ぎきる事は
できないのです。

しかも皮肉な事に、、

消毒の為に使用された薬物が、
化学物質が、

新生児に避けがたく化学物質汚染の
洗礼を浴びさせてしまうのです。

消毒薬による重大な
中毒事故も起きています。

これら新生児への
音、光、温度、寒さ、
などの攻撃は避けられません。

こうして非常に乱暴に扱われる

新生児の環境の問題は
非常に根深いものがあります。

自宅出産であれば、

まずは子宮になるべく近いような
部屋の環境を用意しながら、

少しずつ環境に慣らせて
あげることができます。

この世界に少しずつ適応させて
あげる事が出来るわけです。

一方で、、

病院の分娩室、そして新生児室は、

赤ちゃんがこの世に始めて
姿を現してから過ごすのに、

相応しい場所とは
決して言えないのです。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。