自然な陣痛と分娩の特徴と陣痛促進剤の負担、弊害、デメリット

自然な陣痛と分娩の特徴と陣痛促進剤の負担、弊害、デメリット
今回のテーマは、

自然な陣痛と分娩の特徴と
陣痛促進剤の負担、弊害、デメリット

について紹介します。

さてこれまで、

病院出産における措置の奇妙な
実態について紹介してきましたが、

今回は遂に、悪名高い、

陣痛促進剤

の問題点についていよいよ
紹介していきましょう。

通常妊婦さんは

いったん陣痛が始まっても分娩まで
スムーズに進行するとは限らないものです。

特に病院でのお産では、

これまで紹介してきたように、

心理的なストレスが
心身を硬くしてしまったり、

じっと寝かされる事が多いため、

陣痛が止まってしまったり
弱まってしまう事が多いです。

そこで病院が用いるのが、

陣痛促進剤です。

本来であれば、

お産というのは病気でも
問題でもないのですから、

陣痛が弱まったからといって
放っておけば良いものです。

自然のリズムには意味があるわけです。

しかし、病院の計画分娩
という都合により、

薬剤投与で無理に急かされるのが
現状です。

分娩が速やかに進行しないという事は、

母子ともに分娩の進行に相応しい
態勢にはなっていないからです。

準備がまだできていないという事です。

だからこそ分娩が速やかに
進行しないということ自体は、

良い事でも悪い事でもないのです。

普通であればニュートラルに
捉えるほうが良い訳です。

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自然な陣痛と分娩の特徴

自然の成り行きで分娩が
長引く事などありふれた事です。

もとより、分娩の所要時間が
決まっているわけではないのです。

何十時間かかろうと、
何日かかろうと、

それが自然の成り行きであれば、
それでよいのです。

心配をする必要はありません。

自然な陣痛の特徴として、

あくまでそれが自然の成り行き
(医学的介入がない場合)
であるかぎり、

何の問題もありません。

自然なお産の形では、

陣痛がとぎれとぎれに2、3日
続くことも珍しくありません。

自然な分娩の場合では

途中で母子が半日くらい
「休憩」を挟むケースもあります。

中には、陣痛が何週間も続くという
事もあるのです。

無介助自宅出産
メーリングリストで、

あるアメリカ人女性の
体験記を読んだ事があります。

それには以下にような
体験記が書かれていました。

「私は、数週間に渡って、
5~10分間隔の陣痛がありました。

さらにそのあと、子宮口が
5センチ開いたまま、

3週間半を過ごしました。

これは私にとっては正常な経過です。

これまでの何回もの出産で
いつもそうだったのですから。」

産科医がこのような事実を
知っているか知らないか、

よく分かりませんが、

陣痛促進剤による計画分娩に
慣れきった産医学界では、

このような「症例」に出会うチャンスを
自ら封じてしまっていると言えます。

陣痛が途切れるのも、長く続くのも、

全て自然の生理現象です。

その自然の流れに任せれば良いのです。

分娩時間が長くなったからといって、

それだけで胎児に危険が
及ぶわけではないのです。

むしろ、不自然に陣痛を促進する
やり方にこそ、

母子への負担、弊害があるのです。

陣痛、分娩は本来多種多様なはず

産科学の病院出産では、

分娩時間に一定の限度を設定します。

これは国によって設定時間が
異なるのですが、

この時間が違うのも不自然です。

そしてその限度を超えると

「分娩遷延」と定義されます。

難しい言葉を彼らは使いますが、

「分娩まで時間がかかり過ぎ」

という事でしょう、

そしてたいていその限度に至る前に、

病院では手を打つ事が多いです。

一人一人の産婦の処理に
長い時間をかけていられないのです。

病院側のメリットの為には、

産婦側はデメリットを
受け入れるしかないのです。

そして病院によっては、

全開大後二時間も待たない時点で、
陣痛促進剤を投与してしまいます。

しかし、ここで考えてみましょう。

千のお産があれば、千の多様性が
あります。

その多様性は、それぞれの
お産に最適の展開を

母子が模索し続けた、
その結果と言って良いでしょう。

人間の生物としての本能が行う
まさしく自然な陣痛、自然な分娩
ということです。

長い時間がかかるという事は、

それだけ長い時間をかけて
骨盤や子宮口を開き、

子宮頚管や膣、会陰を
柔らかくしているからなのです。

それがお産の個性です。

その個性を存分に発揮
させてやりさえすれば、

何の問題もなく晩出に至るのです。

ここでこんなエピソードが
ある事をあなたはご存知ですか?


さなぎ
ある所に蝶のサナギがいました。

見た目は美しくもない何の変哲も無い、

ただの蝶のサナギです。

そのサナギを偶然見つけた
少年はジッと観察しました。

やがてサナギは殻を破し始めます。

必死にもがいているのですが、
なかなか殻は破れません。

30分経ち、1時間経ち、
二時間経っても、

殻は破れません。

サナギは一生懸命もがくのですが、

硬い殻はビクともしないのです。

「これは可哀想だ。このまま
では外に出られないかも知れない」

と、不安になった少年は、

ハサミで殻を切ってあげました。

手助けのつもりで丁寧に殻を
取り除いてやったのです。

おかげで、蝶は外に出る事が
できましたが、様子が変です。

羽根は小さくクシャクシャで、
胴体も力なく生命力がありません。

もはや蝶は飛ぶ事も出来ず、

ヨタヨタと歩いてその場から
歩き死んでしまいました。

少年は悲しくて泣きました。

もちろん彼に悪気はありませんでした。

彼はただ、その蝶の手助けを
してあげたかっただけなのです。

でも蝶は飛ぶ事ができず
死んでしまいました。

なぜ、こんな悲しい
結果になったのでしょうか?

それは蝶が成長するのに
最も大切な「もがく時間」を
少年が奪ってしまったからなのです。

サナギは時間をかけて少しずつ
わずかな殻の隙間を作り、

胴体の養分を羽根に廻して、
羽根を大きく強くしていく。

少しずつ外に出ても無事でいられる
ように硬い殻で守られながら、

身体に変化をもたらすのです。

時間をかけて成長するのです。

やがて大きくなったサナギは

殻を割り外に出て羽根を広げ

美しい蝶になり羽ばたいていくのです。

「自然」なお産と「不自然」なお産

あなたはこのエピソードから
何を学ぶでしょうか?

「もがく」時間は辛くて、難しく、
投げ出したくなるかもしれませんが、

一番大切なプロセスなのです。

「時間」をかけるというのは
「必要」な要素なのです。

少年がハサミで殻を切ってしまうが如く、

陣痛促進剤を打ち、
無理矢理分娩の時間を早める事は、

母子ともにデメリットに
なる事にはならないでしょうか?

ここで片桐助産院というところは、

徹底した「自然出産」を目指す
助産院として有名ですが、

ここには分娩に105時間かかった
という例が紹介されていたり、

100時間前後のケースも
何例かあるという事です。

院長の片桐弘子さんは
以下のように語っています。

「どんなに長い時間がかかっても、

産まれてきた後に具合が悪くなる
赤ちゃんは一人もいない。」

一方で陣痛や分娩が不自然に
長引く場合もあります。

ここで言う「不自然」とは、

時間の問題ではなく、原因の問題です。

産婦が病院の陣痛室や分娩室で緊張しながら
仰向けでいれば、

分娩の自然な進行は確実に
妨げられてしまいます。

病院で産むという不自然さが、

微弱陣痛や陣痛停止を
もたらすことがあるのです。

そのような形で長引く分娩は、

母体にとっても胎児にとっても

多くの負担、弊害、デメリットを
もたらすことになるのです。

「自然」な陣痛と分娩の特徴

もちろん、病院でも、

ある程度自然な成り行きで
分娩が長引く事もあるでしょう。

自然な成り行きの上に不自然な
成り行きが加味される事もあるでしょう。

しかし、病院では、

分娩遅滞にそうした区別を
付ける事はできませんし、

その必要もありません。

長引けば薬を使うまでの事です。

本来は長引いているという事以外に
取り立てて異常が認められなければ、

そのまま待つというのが正当です。

詳しくはこのサイトでも紹介するつもりの

プライベート出産の心得や手順で
詳しく解説していくつもりですが、

例えば、

明治時代の日本の産科医である

佐伯理一郎さんは

「自然法」(自然良能の法)

を重んじました。

彼は自身の経営する病院での一例を
次のように報告しています。

「41歳で初産、骨盤の
対角線長10センチ(かなり狭い)
の産婦が臨月の陣痛で入院しました。

ところが出産に至らず、
6日間そのままにして待機しました。

胎児と母体に異常が
みられなかったからです。

そして6日後、ついに完全に
健康な赤ちゃんを分娩しました。

赤ちゃんは頭頂骨に
へこみを生じただけです。

以来母子共に健康です。」

このような、

ひたすら待つという姿勢は、

今日の病院には
まったく欠けている態度です。

通常、病院にとっては、
分娩の進行だけが問題です。

破水していたり、
進行が停滞したときは、

躊躇なく陣痛促進剤を投与します。

娩出が夜間にかかってしまいそうな
ときにも投与する事があります。

中には原則として全ての産婦に漏れなく
促進剤を投与する病院もあるようです。

こうした薬品による誘発と促進によって、

病院は入院患者のスケジュール表を
作成し、実行する事ができます。

病院の効率的な経営にとって
これは大変ありがたい事です。

さらに陣痛誘発剤、促進剤を
多くの患者に使う事により、

帝王切開などの医療措置の
必要性
が増加し、

その分収益の増加に繋がる
という病院側のメリットがありますが、

それはつまり患者側の
デメリットにもなる事です。

ウィンウィンの関係ではなく、
ウィンルーズの関係です。

陣痛促進剤の負担、弊害、デメリット

近年では、陣痛促進剤の
弊害として副作用のリスク

一般に知られるようになりましたが、

まだまだ多数派ではありません。

それどころか、促進剤の
使用や被害は増える一方です。

ひどいケースであれば、

病院によっては、促進剤を

「子宮口を柔らかくする薬」

と虚偽の説明をして
投与するところもあります。

なおアメリカでは、
陣痛促進剤を病院側の都合に
よって使用する事が禁じられています。

(※だからと言ってアメリカの
病院出産が安全な訳ではありませんが。)

陣痛促進剤の負担、弊害は
陣痛誘発剤のそれに準じます。

自然な分娩の進行を狂わせるか、

または既に狂いつつある
進行をさらに狂わせるのです。

その結果、母子に大きな負担が
かかってきます。

促進剤による子宮収縮は間断なく
持続します。

それは胎児を間断なく締め付ける
事を意味します。

胎児は回復する余裕を与えられず、
衰弱して行きます。

促進剤による不自然な
収縮は子宮をひずませます。

骨盤や子宮口がまだ
開ききっていなかったり、

産道がまだ柔らかくなりきって
いない状況で、

子宮の収縮だけが突出してしまうからです。

こうした弊害としてさらに、

胎児仮死、子宮破裂、
子宮頚管裂傷、弛緩出血

などが引き起こされる
リスクが高まるのです。

陣痛促進剤の投与による母子への事故

さらに、

陣痛促進剤の影響でホルモンが
攪乱される可能性は極めて高いです。

これは分娩第三期、或は産後の
母体のホルモン異常がもたらされる
事は明白でしょう。

また赤ちゃんへの直接的な
悪影響も無視できません。

母乳の分泌が妨げられる事は
この因果関係が大きいでしょう。

また精神バランスが乱され、

鬱状態に陥りやすくなり、
マタニティーブルーに陥る事も
多くなります。

こうした負担、弊害、デメリットが

あまりにも多い促進剤ですが、

実際の事例として、

分娩中に陣痛促進剤の
使用によって起きた事例を

いくつか記しておきます。

・<国立病院>
分娩が進まず促進。陣痛停止。
吸引分娩。子宮摘出中に心停止。

蘇生後、死亡、乳児、死産。

・<個人病院>
15分毎の陣痛で促進。
羊水混濁。人工破膜。意識不明で出産。

子宮、卵巣摘出。大量出血で輸血。
肝炎。乳児、仮死産、二日後死亡。

・<公立病院>
微弱陣痛で促進。激痛。胎児心音低下。
子宮破裂。帝王切開。乳児、脳性マヒ。

・<個人病院>
破水後入院。全開大。
吸引に失敗し、促進。激痛。
子宮破裂、膀胱破裂。胎児仮死。
転送後、帝王切開。乳児死産。

・<公立病院>
子宮口全開大から一時間後、
医師不在のまま促進。激痛。
子宮破裂。抵抗切開。乳児死産。

・<日赤病院>
骨盤位、陣痛発来で入院。促進。
ショック状態、子宮破裂、膀胱破裂。
帝王切開、同意なく子宮摘出。乳児死産。

・<個人病院>
予定日を七日間超過で陣痛微弱。
促進。帝王切開。死亡。乳児死産。

引用元:

『病院で産むあなたへ
ークスリ漬け出産で泣かない為にー』

(陣痛促進剤による被害を考える会編、
さいろ社刊、1995年)

東洋哲学や東洋医学の全体の
ハーモニーを考えるやり方と違い、

西洋哲学のように善悪の二元論の
ように白黒ハッキリさせる
やり方を踏襲するのが、

西洋医学の基本的考えです。

その考え方が産科医療に応用され、

本来自然のハーモニーを重視してきた
お産の形を乱してきたと言えます。

陣痛促進剤もまた、

母子にとってプラスになる
事は何もないと言わねば
ならないでしょう。

先天異常とされる障害の中にも、

実は誘発剤や促進剤を
用いた為に生じたケースがかなり
紛れ込んでいると見られます。

残念なことですが、

私たちは知恵と意識を持って
考えねばならない課題でもあります。

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