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倹約遺伝子に見る肥満とダイエットの関係、日本人は太りやすい?


今回のテーマは、

倹約遺伝子に見る肥満とダイエット
の関係、日本人は太りやすい?

について紹介します。

実は私たちの体内にある
倹約遺伝子と呼ばれるものおかげで

肥満になりやすかったり、
ダイエットが困難になったりするのですが

こう聞くと

「倹約遺伝子=敵」

と言うイメージを持つ人も
いるかもしれません。

ただ、この遺伝子は敵ではなく
むしろ人類が生存するために
とても重要な役割を持ちます。

だからこそ倹約遺伝子を敵にせず
味方につける事で

ダイエットにも成功できるのです。

また遺伝子工学が進み、
DNAが解明されつつある今、

太りやすい国民、太りにくい国民
など国民性の解明も進んでいます。

果たして私たち日本人は?…

今回はそんな倹約遺伝子の
役割やメカニズムについて解説します。

倹約遺伝子とは何か?

人類は歴史上、食物の豊富な時期と
飢饉の時期を交互に経験してきました。

だからこそ、食物が豊富なときは
エネルギーを効率よく体内に蓄え

脂肪として貯めておく事で、

飢饉に備えるように働く
遺伝子を獲得してきたのです。

これを「倹約遺伝子(節約遺伝子)」
と呼びます。

倹約遺伝子にはいくつか
種類がありますが、

その一つはアメリカ大陸の
先住民ポマインディアンの研究で
明らかになりました。

ピマインディアンは

アメリカアリゾナ州と
メキシコのシェラマドレ山脈に
住んでいますが、

もともとは同じ種族で
遺伝的には同じ人物です。

1970年頃から
アリゾナ州のピマインディアンは
それまで従事してきた農業を辞め

高脂肪で高カロリーの
食事へと生活が変わりました。

その結果、彼らの90%は
肥満になったと言います。

一方でメキシコに住み農業を
継続していたピマインディアンは
肥満にならなかったと言います。

痩せる遺伝子、太る遺伝子

ここで食生活が変わり
太りやすくなったりする…

と言うことを言いたいのではありません。

そんな彼らピマインディアンから
見つかった遺伝子が特徴的です。

彼らからアドレナリンβ3受容体
と呼ばれる遺伝子が見つかったのですが、

これが倹約遺伝子と呼ばれるものです。

このアドレナリンβ3受容体は

脂肪細胞にのみ見つかる受容体で、

交感神経が興奮したときに
アドレナリンを細胞に受け入れて、

脂肪を分解してエネルギーを
消費させる働きがあります。

しかももしアドレナリンβ3受容体に
突然変異が起こってしまうと

アドレナリンの効果が
低下し、脂肪が燃えにくくなります。

この燃えなかった脂肪が
体内に貯蔵されます。

つまりこれが肥満です。

倹約遺伝子の働きによって
身体に脂肪を貯めて肥満になると言う事ですね。

しかも、この突然変異によって
貯蔵されるエネルギーは

1日に約200キロカロリーにも
達すると言います。

倹約遺伝子で1年で10キロも太る

1日に約200キロカロリー

これは1ヶ月で6000キロカロリー
900グラムの体脂肪に相当します。

一ヶ月で約1キロ、
1年で10キロもの体脂肪が増加し
太る事になるのです。

ダイエットに励む人にとって
1年で10キロも太る…

と言うのは恐ろしい事実だと思いますが

このアドレナリンβ3受容体という
倹約遺伝子に突然変異が起こるのは

白人では10人に一人ですが、

ピマインディアンでは2人に1人

つまり、白人よりも
肥満になる可能性を持つ遺伝子を
持っていると言う事、

ここで衝撃的なのが、

日本人は3人に1人が
この倹約遺伝子を持っている
と言います。

つまり単純に計算すれば、

日本人は、ピマインディアン
ほどではないにしろ、

白人よりも3倍肥満になりやすい

…と言う事です。

しかし、人を太らせる
この倹約遺伝子は悪い遺伝子ではない、

ので話しはややこしくなります。

倹約遺伝子のメリット、デメリット

かつての人類を食物の貧しさ
飢饉から守ってきた役割を持つのが、

倹約遺伝子なのです。

だから私たちを守るために
生まれた遺伝子なのです。

しかし、食物が安定かつ
豊富に供給される環境では、

この遺伝子のせいで
人体で余ったエネルギーが脂肪となり、

肥満や糖尿病を増やす原因になります。

そしてダイエットを
難しくしているのです。

つまり、ある特定の環境で

人間の生存に働く倹約遺伝子も
別の環境では逆に不利に働く、、

それが倹約遺伝子なのです。

遺伝子的に見れば太りやすい
国民である日本人ですが、

体型など見るとアメリカ人の方が
遥かに肥満が多いような気がします。

そして、日本人は世界で
トップクラスの長寿国家です。

全てを遺伝子のせいにして
考えてしまうっては行けませんが、

環境、遺伝、習慣など

全ての面が関わります。

21世紀の先進国日本、

飢饉はなく、炭水化物豊富な
食材がいくらでも手に入ります。

しかも安価で手に入ります。

しかも安くでも美味しいのは当たり前、

狩りや農業をして労働する事もなく
いくらでも食べる事ができます。

つまり私たちは常にごちそうを
食べている飽食の状態にいます。

そんな環境ががらっと変わった
現代社会とはいえ、

未だにDNAは縄文時代以前のままです。

倹約遺伝子はそれほど
簡単には変異しません。

私たちの遺伝子は、

ハンバーガー、フライドチキン、
霜降りステーキ、ケーキ、ドーナッツなど

ごちそうに適応する時間がないのです。

だから常に食べ過ぎの状態なのです。

統計を見ると、
肥満の人も増え続け、

生活習慣病に苦しむ人も
増え続けています。

西洋化した食生活を
日本人がすれば、、

細胞はインスリンを大量に出し、
この結果お腹周りに脂肪がつきます。

これが倹約遺伝子と
肥満とダイエットの関係です。

ではどうすれば良いか?

そんな具体的な方法も
このサイトでは語っていきますが、

まずはこの倹約遺伝子と環境の
ギャップについてしっかりと
認識しておいてください。

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