子育てと脳の快感のホルモン、オキシトシンとプロラクチン

子育てと脳の快感のホルモン、オキシトシンとプロラクチン
今回のテーマは、

子育てと脳の快感のホルモン、
オキシトシンとプロラクチン

について紹介します。

出産が近づくと脳内には強力な
ホルモンが働きだします。

最も顕著な働き手は、

子宮を収縮させて、おっぱいを出す

オキシトシン

と、お乳の生産を促す

プロラクチン

です。

他のホルモンも女性の脳の
内部に変化を引き起こします。

ホルモンというのは
戦いやセックスと言った

基本的な感情に基づいた
行動を引き起こします。

出産が近づくと、

このホルモンをコントロールする
視床下部の構造が劇的に変わります。

例えばネズミの実験では、

ネズミの出産が近づくと視床下部の
mPOA(視床下部内側視索前野)という部分が
拡大することから、

この個所が子育てに関係しているのだと
推測されました。

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そこで科学者はmPOAを手術で取り除いた所、
ネズミは母親としての行動をしなくなったのです。

このことから、mPOAは
子育ての中枢であることが分かりました。

また子育てがメスにとって良い気持ちになるのは
脳の視床下部から出るエンドルフィンの影響である
という事も分かっています。

タフツ大学のロバート・ブリッジは、
メスネズミの脳内でエンドルフィンを受け取る
エンドルフィン受容体に注目しました。

そして彼は、エンドルフィン受容体のレベルが
処女、妊娠中、授乳期で異なる事を発見したのです。

何度も妊娠を経験したメスネズミでは、
エンドルフィンへの感受性が低下していました。

この状態は、薬物依存者が「ハイ」になるのに
大量の薬物を摂取しなければいけない事に
よく似ています。

子育ての快楽と薬物依存の快楽の関係を
例えるのはどうか・・という気もしますが、

状況は非常に似ているのです。

母として行動する動物は、
単に快楽が得れると言う理由から子育てをする。

という一面もあるかもしれません。

人でも多くのお母さんが、
赤ちゃんに自分のお乳を飲ませる事は
快感を覚えると述べています。

ネズミに実験でも、
子ネズミが母ネズミの乳首をしゃぶると

母ネズミの脳内でエンドルフィンが放出され、
母ネズミは快感に浸るそうです。

だからと言って、母ネズミはいつまでも
子ネズミにち乳首をしゃぶらせません。

これが薬物依存とは異なる所で、
ネズミの体には自然のブレーキが備わっているのです。

子ネズミが乳首を吸い続けていると
母ネズミの体の内部の温度である
深部体温は上昇するようになっています。

すると母ネズミは次第に不快になり、
子ネズミを置いて去っていきます。

そして時間が経つと深部体温が戻り、
エンドルフィンが欲しくなった母ネズミは
巣にもどり、子ネズミは乳首をしゃぶります。

こうやって一連のサイクルがはじまるのです。

・・・

動物の本能、そして脳の仕組み
考えれば考えるほど興味深いですね。

そして私たちが豊かに生きるためには
そんな偉大な脳の健康はいつまでも
保ち続けなくてはいけないのです。

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