なぜ母親になると女性は子育てと仕事をうまく両立できるのか?

女性は子育てと仕事をうまく両立できる
今回のテーマは、

なぜ母親になると女性は子育て
と仕事をうまく両立できるのか?

について紹介します。

女性の脳の機能、とくに
その変化には興味深いものがあります。

男性にはない「母親」という役割を
脳という観点から見ると、

女性は男性よりも「子育て」と「仕事」を
うまく両立できるように感じます。

実はこれも脳機能の観点から
興味深い事実が導かれるのですが、

確かに本能的に母は子を大事にします。

しかしいくら子供が大事とは言え、
もし母が全ての注意を赤ちゃんにだけ向けたとしたら、

母も子も滅んでしまいますね。

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例えばネズミの例で言っても、

巣の中で子ネズミと安全に過ごすだけでは、
ネズミの母子は共に飢えと渇きのため共倒れしてしまいます。

「子供を守る事」「餌を獲得する事」
この二つの競合する要求を満たさなければ
種として生きられないのです。

この点はネズミであれ、人であれ変わらないのです。

これを言いかえれば、

女性が子育てと仕事の両立に奮闘するのは、
人という周の女性に限ららず、メスの宿命なのかもしれません。

しかもこれは女性特有の能力でもあるかもしれません。

ネズミの場合、
わが子の世話をする事、食べ物の獲得に出かける事、

この二つの行動の切り替えスイッチが
PAG(中脳水道周囲灰白質)というものです。

子を守る、エサを獲得する、という
生存にかかわる大脳辺縁系からの情報は

PAGでどちらにするかを判断される事になるのです。

ネズミのPAGの役割に一致する個所は
人ではまだ見つかってないそうですが、

母になるほど多くの仕事を巧みにこなすことを
私たちは経験から理解できますね。

なのでネズミのケースに似たスイッチが
人にもあると言うのは容易に推測できます。

ただ、

母になると脳が大きく変わると言うのは
よく知られており、

2010年にブラジルの科学者が、

ネズミの実験で、母になると
内側扁桃体の神経細胞からはえた
枝である樹状突起に大きな変化が
起きることを発見しました。

内側扁桃体は嗅覚システムだけでなく、
防御や危険回避をする行動も司っているのです。

では人間は、娘が母になることで
どんな変化が起きるのでしょうか?

・母は注意深くなる

例えば、スーパーに出かけた場合、
お母さんは赤ちゃんに降りかかるリスクを
素早く計算します。

雑誌売り場の近くにいる薄気味悪い男に注意し、
自販機のそばにいる乱暴そうな若者もチェックし、

彼らを避けようとします。

・母は勇者になる

リッチモンド大学のジェニファー・ワーテル博士は

メスのネズミを、ストレスの多い迷路において、
その行動を調べました。

すると、

母ネズミは処女ネズミに比べ、
フリーズ(身体が動かなくなる)事が
少なく、冒険心に富み、しかも恐れが少なくなる

・・という事を発見しました。

ネズミの恐れが減った事は態度からも分かりますが、
それに加えて、母ネズミは処女ネズミに比べ、

恐れるときに興奮する扁桃体の発火が
減少することも確認できました。

このために、母ネズミは効率良くエサを探し
子のいる巣に素早く戻ることが出来るのです。

・母は賢くなる

母ネズミは、処女ネズミに比べて
三角形や曲線を認識する能力を調べる
テストでも優れた成績を収めています。

・・・つまり脳科学的にいえば、
母になることで能力は高まり、

仕事も子育てもうまくできる。

非常に興味深い現象ですね。

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