妊娠、出産を通じ女性の嗅覚が敏感に匂いの神経細胞が変わる

妊娠、出産を通じ女性の嗅覚が敏感に匂いの神経細胞が変わる
今回のテーマは、

妊娠、出産を通じ女性の嗅覚が
敏感に匂いの神経細胞が変わる

について紹介します。

前回、妊娠と出産を通じ
女性の五感が敏感になると言う
話を紹介しましたが、

特に変わるのが嗅覚です。

人の脳内を観察する事には限界があるので、
研究者はネズミの脳の研究から、
人の脳の変化を推測する事になります。

そして、多くの研究から、
哺乳類の脳というのは必要に応じて
かなり大胆に変化する事が分かっています。

例えば、

妊娠中のネズミの脳内では、
嗅覚システムで新しい神経細胞が
どんどん誕生しています。

なぜ新しい神経細胞が生まれるのか?

それは、子供のかすかな匂いを嗅ぎわける
母としての能力を高めるためです。

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ここで「匂い」というのがポイントです。

なので匂いに対する反応というのは
娘と母ではずいぶんと異なるのです。

このネズミの実験でさらに
興味深いことが分かったのですが、

子供を産んだことのない処女ネズミは、
子の匂いを不快なものと感じますが、

妊娠すると同じネズミが
子の匂いに好感を持ち、引きつけられます。

不快な匂いから好感な匂いへ
劇的な変わりようですね。

この話は人間でも似たような事が
起こっているのですが、

トロント大学のアリソン・フレミングさんは

母は母でない女性に比べ、
わが子の匂いを好ましいと判断する
傾向が高いと言う報告をしています。

女性の嗅覚というのは、
妊娠、出産によって大幅に変わります。

ボストン・カレッジの
マイケル・ニューマンさんは、

脳の中央部にある
内側扁桃体(ないそくへんとうたい)
が微調整される事で、

この変化が起こると主張しています。

内側扁桃体は、
嗅覚システムにおける情報の
入力と出力の中継点で、

車輪の中心部(ハブ)に相当し、
ここで情報が処理されて、
感情の一部になります。

内側扁桃体におけるこの微調整によって、
母はわが子の匂いに好感を持ち、
母と子のきずなが一層強固なものとなるようです。

例えば、
私の知り合いの女性でも、

彼女の最初の子供が生まれる前は、
たとえ親戚の子の匂いですら避けていました。

しかし、彼女の最初の子供が生まれてからは、
おしめを取り換える必要があるかどうかを調べるために
自分の鼻を赤ちゃんのしめに近づけることにも
全く抵抗がなくなりました。

その変化に自分でも驚いています。

とにかく、人間の脳の機能は
状況によって変わっていくことをしっかり
覚えておきましょう。

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