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プレマリンの副作用、合成プロゲステロンと天然プロゲステロン


今回のテーマは、

プレマリンの副作用、合成
プロゲステロンと天然プロゲステロン

について紹介します。

前回までのピルの弊害に続き
今回から紹介したいのは、

更年期障害や不妊治療などに
使われる「プレマリン」など

合成ホルモン製剤です。

女性の健康に大切な
女性ホルモンには、

エシトロゲンとプロゲステロン

の二つがあると以前にも
紹介しましたが、

合成のプロゲステロンと
天然のプロゲステロンは

名前は同じであっても
大きなが違いがある物です。

アメリカでは
以前から「ホルモン療法」は
行われており、

バイオアイデンティカルな
ホルモン薬の投与が
1920年代から始まりました。

ただ当時は技術的な問題もあり、
あまり効果はありませんでした。

そして1942年

そこに合成ホルモン薬の
プレマリンが発売され、

一気に広がりました。

副作用は強いものの

当時の質の良くない
ナチュラルホルモン薬に比べ
効果を得られると言う事で、

製薬会社が積極的に
マーケティングを展開し、

広く受け入れられたのです。

こうして20世紀の終わり頃の
アメリカでは、

ホルモン補充療法は
広く受け入れられました。

合成プロゲステロンの副作用

2003年に
ホルモン療法に関する

「ウィメンズ、ヘルス、イニシアチブ(WHI)」

と言う研究の報告で

「ホルモン療法を受けると乳がんが増える」
「心臓病のリスクが高まる」

と言うデータが発表され、

マスコミはこれを大々的に取り上げ、

アメリカのホルモン療法への人気は
一気に醒めてしまったのですが、

そのせいもあり、

日本ではアメリカほどホルモン療法
は受け入れられませんでした。

しかし、

この研究には落とし穴があり、

この研究の対象になったのは、

天然のホルモンではなく、

合成のホルモン類似物質が
使用されていたと言う事、

ホルモン類似物質と言うのは

合成エストロゲンや
合成プロゲステロンなど

科学的に合成させたもので、

ナチュラルな天然ものと比べると
副作用が多いのですが、

さらに組み合わせて使うと悪化します。

つまり、WHIの報告は、

本来あるべきホルモン療法の
姿を誤解させて伝わってしまったのです。

異物を補充するから副作用が起きる

合成プロゲステロンは

「プロゲストゲン」
「プロゲスチン」

と呼ばれます。

これは本来私たちの身体の中にある

プロゲステロンとは
違ったホルモンなのですが、

エストロゲンとプロゲステロン研究の
初期の段階では

この二つのホルモンは動物の
卵巣から取り出されていました。

ほんの数ミリグラムの使用可能な
ホルモンを得るために、

何千頭もの動物が犠牲にされていました。

例えば、もっとポピュラーな
エストロゲン製剤「プレマリン」の
名前の由来は

「pregnant(妊娠した)
mare(雌馬)urine(尿)」

つまり妊娠した馬の尿を
原材料に使っています。

それ以外の方法としては

凍結胎盤から摂取するしか
方法はなかったのですが、

1940年代に

植物の根から手頃なコストで
プロゲステロンを合成できる
ようになったのです。

そして1950年代には

経口投与でも消化管の中で
壊されない最初の

合成プロゲストゲン

が開発されたのです。

しかしこれらは「異物」です。

合成プロゲステロンと
天然プロゲステロンは

分子構造が異なるので、
副作用が起きるのです。

保険適用するホルモン製剤は合成のみ

女性ホルモンの代表、

エストロゲンには数種類あります。

エストロゲンという言葉は、
実は何種類かのホルモンの総称なのです。

一方で、

プロゲステロンは一種類しかありません。

プロゲステロンは比較的
穏やかなホルモンであり、

月経周期の中で新しい生命を
育んでいる際に分泌されるものです。

つまり、適切に使用されるに限り
非常に安全なものなのです。

ただ、どのホルモン合成剤にも
欠点はあります。

天然ホルモンでは特許を
取る事は出来ないので、

特許を取った製法と違い
お金をもうけることができないのです。

合成ホルモンしか
売れないのが現状なのです。

そこで1950年代から

合成プロゲステロンの生産に
研究の焦点が当てられはじめました。

合成プロゲステロンは、

イギリスではプロゲストゲン
アメリカではプロゲスチン

と呼ばれています。

こう言った物質と言うのは、
特許を取ることが出来るため、

巨額なお金が動く
ビッグビジネスとなっています。

ピルもホルモン補充薬も、合成された
プロゲストゲンを使用するのです。

例えば保険診療で扱われる
製剤はプトゲスチンしかありません。

現代医学の保険診療の世界では
プロゲステロン製剤と言えば、

プトゲスチンしか無いのです。

天然のプロゲステロンを増やす事

本来、妊娠する際に身体が作り出す
ホルモンであるにもかかわらず、

プロゲストゲンの禁忌の一つが、
妊娠を計画しているときの使用です。

妊娠初期の流産や、先天性欠損の
原因となる可能性があるのです、

これら合成ホルモンの作用は、
甘く見てはいけません。

合成プロゲステロンは、他にも、
血管障害、ニキビ、うつなど
様々な副作用を生むとも言われています。

ぜひ注意して欲しいと感じます。

合成プロゲステロンは、
天然のプロゲステロンと違い

新しい骨の形成を促す事はありません。

それでも、合成プロゲステロンが
ピルやホルモン治療薬に使われる理由は、

エストロゲンの有害な作用を
和らげる作用があるからです。

エストロゲンの有害をブロックする
と言う理由だけで、

合成プロゲステロン自体に
健康にとってのプラスがない

と言う事は分かっておいた方が
良いと思います。

個人的には、合成のプロゲステロンを
使用するのでなく、

天然のプロゲステロンを増やす
取り組みをするべきと考えているのですが、

その具体的な方法も、
このサイトでは紹介して行くので、

しっかりとホルモンについて
学んでいって下さいね。

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