経絡や経穴は存在するか?

バーさんは、排卵の他にも、
がんを早期発見するシステムを考案しました。

このシステムもかなりの
賛否両論を呼びました。

「癌をはじめ、何らか知らの
疾患が症状として現れる前に、

生体エネルギーには変化が起きる」

とバーさんは確信していたのですが、

だからこそ、そのエネルギー変化を
発見して正常にさえ戻せば、

病気は予防できると考えたのです。

これは医学的に見ると極めて
重要なアイデアだと思うのですが、

1936年に、バーさんと共同研究者
たちは、乳がんを発生するマウスを利用して、

癌と生体エネルギー関する一連の
実験を開始しました。

結果、

癌が出現する10日前から2週間前に
胸部表面の電位差が大きく変化する

ことが分かったのです。

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しかしこの実験も、

他の研究者による再現ができず

バーさんの実験はまたしても
批判の矢面に立ってしまったのです。

人間の健康や、疾患と生体エネルギーの
関係を調べた研究の中で、

かなり重要な意味を持つのが

鍼灸法に関するいくつかの研究です。

残念な事に、鍼治療の基本である経絡や
経穴の存在をこれも医学者は認めないので、

ほとんどの研究は日の目を見ずに
終わってしまっています。

こんな残念な経緯で、

エネルギー医療に関する貴重な情報は、
主流医学の中に取り入れられず来ました。

しかし、
今時代は急速に変わりつつあります。

1940年代の終わりから、

バーさんの癌研究が最終段階に入った頃、

ドイツのラインホルト・フォールと言う人が

経穴の間の電気抵抗値を測定し
疾患との関連性を調べていました。

そこで興味深い事実が分かってきたのです。

ラインホルト・フォールさんの調べによると、

炎症性の疾患では、経穴間の
電気伝導率が上昇し、

組織の変性や、壊死性の
疾患では伝導率が下がる

という結果を報告しました。

結果的に、フォールさんの論文では、

測定した伝導度のデータより
患者の症状に重点を置いていた事
にあり、欠点があったのですが

その伝導度に関するデータを示して
フォールさんの結論を証明したのは

彼の共同研究者の

シンメルさんでした。

この時代から、

経絡や経穴に関する、様々な研究が進み、

エネルギー療法に関する
様々な仮説が生まれて行ったのです。

1973年には、

結核療養所で働いていた
イギリス人二人の医師が、

肝臓疾患のある患者とない患者を比較して

肝疾患患者では、膝にある

「曲泉(LR)」

と言う経穴の伝導度が
肝疾患のない患者の18倍にも
上昇していることを示している,

と言う報告をしました。

当然のことながら、

彼らが示した現象がどれだけ
正確で再現性があって信頼
できるものであったとしても、

西洋医学界にとっては
案の意味もないのです。

彼らにとって(西洋医学)

肝疾患は肝臓に問題がある、

ということで、

膝に何が起きようとも
それは何も関係ないのです。

東洋医学の世界では

「肝」

と言うの機能は、

人体の特定の部分
(西洋医学的には肝臓)

に集まっているのではなく、

全身のあらゆる場所に影響を
及ぼしていると考えるのです。

従って東洋的には、

肝臓から遠く離れた場所
にある経穴にでも

肝の機能を是正することが
できるのです。

これからこのような
東洋医学的な理論について

もっと学術的に研究される
べきテーマだと思うのですが、

この話は今後また
詳しくしていくつもりです。

しかし、経穴なんて
胡散臭くて信憑性がない!

という一般的なイメージは

少し実際と違うものであることを
考えてみて下さいね。

肺疾患に関する研究でも、1985年に
面白い報告があります。

胸部X腺写真によって、診断が
確定された肺疾患患者で、

肺の経穴の伝導度が30%低下している

と言う事を発見したのです。

他にも、

細胞レベルの研究で、

癌をはじめ、ウィルスまたは細菌の
感染症では、細胞外液のイオン組成
水分量及び、pHが変化しており、

その影響が細胞膜電位に及んで、
組織の伝導度が低下したり、上昇したりする

というものもあります。

さらに組織伝導度について
詳しい研究があるのですが、

癌における伝導度の変化は、

使用する電気の周波数に
依存することが分かったそうです。

電気と癌の関係。。。

かなり興味深いトピックですね。

癌組織と正常組織の伝導度を
直接測定した実験がありますが、

癌組織の伝導度は
正常組織の伝導度の

6~7.5倍にまで上昇している
事が示されています。

一方では、

末期のがんやエイズにおいては、
組織の変性が進んで伝導度が低下します。

近年では、
ブレウィットさんと言う人が、

ハロルド・バーさんのオリジナルデータを
新しい統計学的手法で再解析し、

バー理論の正当性が裏ずけられました。

つまり、組織伝導度の変化は
疾患を反映するので、

伝導度の測定を疾病の診断や治療
に応用できると言う事です。

バーさんが目指した、

副作用ない、メスや化学薬品を使わない
安全な癌検査法も、

間もなく実用化されるでしょう。

楽しみですね。

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コメント

  1. maprmed70 より:

    解剖学的に経絡や経穴という特殊な構造体は存在しません。存在すると主張するならば、それは疑似科学です。したがって、「気」という情報伝達はあり得ないという結論になる、といえるかといえば、そのようにはならないのです。それは人体を構成する物質がもっている普遍的な性質によって起きているにすぎない。だから、特殊な構造体が無くても情報は伝達されるのです。物理学をきちんと理解すれば、何ら不思議なことではありません。

    医師たちの研究方法が間違っているために理解できないだけである。

    • admin より:

      maprmed70さま、コメントありがとうございます。
      本当に人体は興味深い物ですね。また色々とmaprmed70さまの見解を教えてください。

  2. maprmed70 より:

    「医学革命の論理」で検索してみましょう。

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