生命エネルギーを測定し、解明しようとした男

ハロルド・バーさんが
先祖代々暮らしていた家は、

コネチカット州ライムのマンスウッド

と言う場所でした。

1950年代にもし、
彼の家を訪れたならば、

誰もが驚愕した事でしょう。

庭に植えられていた何種類もの
木々に、全て電圧計が取り付けられ、

それぞれの電圧が記録されていたからです。

バーさんには一つ確信がありました。

それは、ネズミでも人間でも

或いは、木々や種子にせよ、

あらゆる生物の形態は

エネルギーによって決まる

という確信です。

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そして、ある種の計測器を使えば、
そのエネルギーを測定できると

考えていたのです。

そして、樹木の電気エネルギーの
変化を観測すれば、

天候や気象の変化を予測できる
という内容に論文をいくつか発表したのです。

バーさんは、

生命エネルギーこそが、

生きとし生ける全てのものの
基礎的設計図である。

と信じていました。

人間の放つエネルギーは、
心や体の状態を反映する。

だから、
エネルギー状態を調べることにより
病気の診断も可能になる。

それが、バーさんの信念でもありました。

ただ、彼がエネルギー研究に
没頭していたその時代。

生物学者や医師の大半は、

エネルギー療法や「生命力」に関する報告を、

全く無意味であると

頭ごなしに決めつけていました。

例えば、エネルギー療法の症例報告や
使用経験が発表されても、

それらは相手にされないばかりか、

ただのプラシーボ効果だよ

とか、

患者の心を巧みに操って
治った気にさせているだけだ

と手厳しく批判されたのです。

科学の立場からすると、

生物の体の周りに発生するエネルギーは、
数値として計測するにはあまりにも微弱すぎると

エネルギーの存在を認めたとしても、
生物学的には何の意味もない

エネルギーを使った治療法など、
想像の産物に過ぎない、

ましてや人体が光を放つ可能性がある
などという議論は、ばかばかしいにも程がある

…と言う具合でした。

しかしバーさんは、
医学史を学んでいました。

そして、仮に同時代の人々に
理解されないとしても、

文献として保存してさえあれば、

いつか理解される時代がきたときに
役立つものだと言う事が分かっていました。

そして、今となっては、そのバーさんの
論文が価値がある事に気づくと思います。

とりわけ、これからエネルギー療法を
真剣に学びたいと言う人にとって、

彼の考えを学ぶことは
非常に意義があると思っています。

生体エネルギーを応用した診断、、

これは

「生体のあらゆる生理学的な反応には
電気的要素が含まれる」

と言う仮説の上に成り立っています。

この仮説のもととなったのは、
バーさんより以前の生理学者

A・P・マシューズの

「生体が過剰な反応を起こした時、

すなわち、ある臓器の細胞質や
卵子または胚のある部分に
生理学的変化が起きたときには

必ず電気的異常が生じると考えられる」

という説で、

バーさんはこの仮説を受け継いだものです。

今後説明しますが、

マシューズとバーの仮説は

現代の研究によっても証明されています。

生体の中で起きるあらゆる事象には、
正常な時も病気の時も
電気的変化として観察されるだけでなく、

生体周囲の空気に磁気的変化を起こす。

という、ブレウィット博士の
研究報告がまとめられています。

1935年、排卵周期と電気エネルギーの
関係を調べていたバーさんは、

電気エネルギーが排卵日に
大きく変化するという論文を発表しました。

ところが、他の研究者がおなじ
実験を行った所、

バーさんが出した結果を再現
することができなかったのです。

一方でバーさんはさらに
この実験の改良を重ね、

左右一本ずつの指の間に生じる
電気エネルギーを毎日測定することで
排卵日の特定が可能であることを

1936年と、1938年に報告しています。

ただこの実験も、追試した研究者は

1939年に結果を再現できた一人だけで
他には誰もその結論を証明できませんでした。

しかし、これ結果にもバーさんは
あきらめず、同じテーマの研究を続け

1953年に最後の論文を発表するまで
生体エネルギーの追及をし続けたのです。

バーさんが追求した
排卵周期と電気エネルギーの関係性は

その理由が1974年に
ようやく付きとめられました。

フリーデンバーグと言う研究者によって

1975年にバーさんの理論をもとにした
バースコントロールシステムによって
このシステムは特許が取られています。

この特許の申請書は、

何度も同じ事件を繰り返してもなぜ
結果が一致しなかったかと言う
理由が述べられていたのですが、

論文としても興味深いものになっています。

フリーデンバーグさんの主張によれば、

生体には電気エネルギーを
発生させる活動が多数存在し、

排卵はそのような生体リズムの
一つにしか過ぎません。

従って、排卵周期だけを特定するには
心臓や脳など、他の臓器や器官から
発生する電気エネルギーを

一つずつ排除しなければならないと言う事です。

つまり、卵巣からのエネルギーと
他のエネルギーをふるいに分ける
フィルターが必要と言う事です。

このふるい分けさえうまくできれば
卵巣の活動周期を記録することも可能と言う訳です。

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