市場から消えた磁気や電気などのエネルギー治療器具

電気や磁気を使った治療器具と言うのは、
19世紀末までに、色々なものが誕生しました。

そして、あらゆる病気や症状の治療に
用いられていたのです。

当時のデパートのカタログなどを見ると
大変興味深いのですが、

磁器や電気を使った
たくさんの治療器具が売られており、

また、どの商品にも
魔法のような治療効果があると
謳われ宣伝されていました。

電気を発するベルト、バンド、鎖
テープ、ガーターなど、

どんな原因で起きた神経疾患でも
どんな身体的疾患でも
素早く直すと言う器具でありました。

しかし、実際には
どの治療器具も、効果があるかどうか
正確な試験が行われている訳では
ありませんでした。

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とはいうものの、

どの器具も無効と言う訳ではありません。

ただ、当時の治療器具には
効果を裏付ける科学的根拠がなかったのです。

1902年当時の

イリノイ州シカゴにある販売会社
シアーズ・ローバックのカタログを見ると

たくさんの電気治療器具があり
どれも素晴らしい効果があると
宣伝文句があります。

大変興味深いものです、

そんな当時、巷でも大流行りだった
電気や磁気を使った治療スタイルですが、

20世紀を迎えたばかりの頃、

当時のアメリカにも医学教育や
医療行為を規制する制度と言うのは
一切存在しませんでした。

しかし、1906年に食品医薬品法が制定され、

1910年には医学教育の改革促す
フレクスナー・レポートが公表されます。

すると情勢は一変します。

このレポートで訴えた改革とは、

科学と基本とする
医学教育及び臨床教育の実践であり、

このレポートから医学教育は
大きく変わって行ったのです。

そして電気治療と言うのは、
科学的根拠がないという理由で
患者への使用は禁止されました。

多くの医師たちの診療室から
電気治療器具は運び出され、

ニセ治療器博物館に
保管されるようになりました。

そして医師たちは、

これ以上電気治療を続けたいならば
刑務所の中でやるのだ
と脅されるようになったのです。

そして、電気治療器具は
デパートのカタログからもひっそりと
消え去ったのです。

こうやって電気や磁気を使った治療は
市場から消え去ったのですが、

それでも大きな転換期を迎えます。

次回そんな電気の秘密について
語っていこうと思います。

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