認知機能、喜怒哀楽や感情、心の老化に要注意、若い心の保ち方


今回のテーマは、

認知機能、喜怒哀楽や感情、
心の老化に要注意、若い心の保ち方

について紹介します。

1970年代のことです。

アメリカハーバード大学の
アレクサンダー・リーフ博士は、

健康長寿の鍵を解明したいと言う
思いから、

旧ソ連のグルジア共和国、
パキスタン北部、
エクアドルのアンデス山脈

など世界各地の長寿社会を
調査しました。

その結果分かったことがあります。

食習慣や生活環境などは
大きな違いが見られたものの、

それらの地域の共通点
としてみられたのが、

「歳をとることが人間として
より多くの尊敬を勝ち得ること」

に繋がっていたことです。

村の長老たちは長年の
経験や知識によって、

若い人々や子供たちから
多くの尊敬を受けていました。

つまり、

「尊敬されている」「頼られている」

という精神的な充足感が
健康長寿の支えになっていたのです。

これは若い心の保ち方を
探る上でかなり興味深い
エピソードとなります。

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認知機能、喜怒哀楽や感情、心の老化

心の老化という言葉を聞いて、
認知症をイメージする人が
いるかもしれませんが、

しかし、脳の認知機能の老化と
心の老化は実は別物です。

しかもこれらは必ずしも同時に
起きるとは限らないのです。

例えば、
記憶力や思考力には
問題がないのに、

喜怒哀楽の感情が
失われてしまった人がいます。

感情は非常に豊かだけど、
記憶力はひどく低下してる人もいます。

もちろん心と認知機能は
リンクしているので、

特に高齢期に入った人の
脳を見るときには、

その両方を見なければいけません。

精神的なアンチエイジングを
考える際は、

認知機能も喜怒哀楽や感情も
どちらも大切です。

しかし一方で、心の老化と
認知機能の老化はそれぞれ
独立した問題でもあるのです。

感情、心の老化に要注意

だからこそ、年齢は若くても
心の老化が進んでしまうケースもありますし、

高齢になって認知機能に
多少の問題があっても、

若々しい心を持っている人もいるのです。

ここで、世界一長生きしたフランス人
ジャンヌ・カルマンさんが、

120歳の誕生日に語った言葉があります。

彼女の言葉は、認知機能、感情ともに、

若い心の保ち方を知る上で
非常に参考になります。

「最近私は神の見捨てられてしまったのよ」

「私って普通の婦人でしょ」

「割れまでにできた皺は一個だけ、
今でもその上に座っているのよ」

「勇気があるからどんな事でも恐れない」

「うまく行った時はうれしかった、
これまでにしっかり正しい事のために行動したので
後悔はない、私は本当に幸運だった。」

これらの言葉を、認知機能の評価と
心の機能の評価に分解して考えてみましょう。

まず認知機能として、

「勇気があるから恐れない」

「うまく行った時はうれしかった」

などの原因と結果の論理的思考が
きちんと働いていると同時に、

「恐れない」「嬉しかった」「幸運だった」

などの感情もしっかり表現できています。

つまりこれらの言葉は、
認知的機能が保たれているだけでは
出てこないものという事が分かります。

心が非常に良く反応していて
自分の感情を豊かに表現できているのです。

カルマンさんは120歳の時点で

認知機能と心の老化、両方とも
老化していない事がここから読み取れるのです。

いつまでも若い心の保ち方

またハーバード大学の
エレン・ランガー博士の実験も、

若い心の保ち方を知る上で
非常に参考になります。

彼は高齢者に対して、

「自分の実年齢より
20歳若返ったつもり」

で考え、行動するように促しました。

すると、70〜80代の
被験者の行動パターンや
肉体の機能は、

5日間で目に見えるほど
変化したと言います。

自分が若いと思い込みことで、

視力や聴力に問題のあった人の
目が見えるようになったり、

音が聞こえるようになったのです。

さらに、筋力や関節の動きも
良くなったと言われています。

人間の身体は自分の信じた
方向に変化する性質があります。

「病は気から」という
言葉がありますが、

老化も病のひとつであるならば、

「老化も気から」

ということになります。

老化すれば、気力も低下し、

新しいことに挑戦する
意欲も衰えがちです。

しかし一方では、気力も充実し、

心を若く保ち、何事にも
意欲を持って挑戦し、

歳をとっても第一線で活躍している
高齢者も多くいるのです。

認知機能を高めるため、
喜怒哀楽や感情を保つため、

自分はいつまでも若くて元気に
生きているという気持ちが、

まずは何よりも大切なのです。

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