咀嚼力と嚥下力を鍛える、噛む力、飲み込む力の老化を防ぐ事


今回のテーマは、

咀嚼力と嚥下力を鍛える、
噛む力、飲み込む力の老化を防ぐ事

について紹介します。

下半身の筋力が老化すると、
歩行や転倒に関する影響が出ています。

では、上半身の筋力で
老化と関係が深いのは何かと言うと、

咀嚼力(噛む力)
嚥下力(飲み込む力)

つまり噛む力、飲み込む力の
老化を防ぐ事が重要です。

食べる事は生きていく上で
欠かせない重要なものですが、

食べ方次第で、顔の構造や
アンチエイジングに大きく影響をするのです。

とはいっても、下半身と上半身の
老化は連動しているので、

ほとんどの場合、
下半身の筋力が落ちている人は、

上半身の筋力も落ちて
咀嚼力が弱くなっていると言えます。

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噛む癖で身体の大きな影響がある

例えば効きアゴと言うものが
あることはご存知でしょうか?

恐らく多くの人は食事の際
両側の歯を均等に使ってものを噛まず、

左右どちらかのアゴが効きアゴになって

無意識のうちに
そちらの側の歯ばかり使う、
「片側噛み」をしてしまっているでしょう。

片側噛みは、往々にして
利き腕側に起こる傾向があるのですが、

口呼吸と同じように
顔の老化を起こす悪習となります。

良く噛む側のアゴの筋肉は
締まって縮むので、
口角は上がります。

同様にアゴの骨も発達します。

一方で、使わない側のアゴの
筋肉は緩み、ほおが垂れ下がります。

こうしてアゴ全体の形が変わり
歯並びが悪くなってしまうのです。

最近増えている顎関節症などは
身体の偏った使い方で起こる
変性症の一つで、

こうした些細な癖が原因で
起こったりするのです。

もちろん、咀嚼と言うのは
噛み合わせなども関係しますし、

嚥下力は喉の反射
つまり神経の問題も絡んでくるので、

一概には筋肉だけでは
語れない部分もあります。

噛む力、飲み込む力が強かった百歳長寿者

また、咀嚼力を保つには
筋力を鍛えるだけでなく、

歯のケアも重要になってきます。

できるだけ、

自分の歯を残したいものですが、

もし歯がなくなっても、

きちんと合う入れ歯を
はめていれば大丈夫です。

三浦敬三さんも入れ歯でしたが、
まったく問題なく生活していたそうです。

122歳まで生きたフランス人
カルマンさんも素晴らしい
咀嚼力があったそうです。

彼女の私生活を見ると、
毎日の食生活で「噛む」という
生活習慣をちゃんと作れるかどうかが、

咀嚼力を保つ上で重要だと分かります。

100歳を過ぎてから、4年連続で
世界一周講演旅行をした教育者の
曻地(しょうち)三郎さんも、

一口30回噛むことをずっと
続けていたそうです。

日々の生活の中で自然に
鍛える事が出来ていたという事、

三歳のころからお母さんに、

「お粥でもどんなものでも30回は噛みなさい」

と教えられ、それを守ってきたそうです。

この習慣は素晴らしい教えで、
なんでもよく噛む習慣をつけれれば
理想的です。

しかしそういう
習慣を持っていない大人は、

よほど意識をしないと
これは難しいかも知れません。

しかし、するめやフランスパンなど、
歯ごたえのあるものを意識して食べ、

良く噛まざるをえないように
するのも良い方法です。

噛む力の老化を予防する「ガム療法」

噛む力を鍛え、
片側噛みの癖を矯正するのに

「ガム療法」と呼ばれるものがあります。

これは普段使っていない側の歯で
ガムを噛んで筋肉を発達させる事で

身体のゆがみをとったり
左右差のない美しい顔を作る
アンチエイジングテクニックです。

慣れないうちは、
アゴがだるくなったり、
傷んだりする事もありますが、

心配ありません。

筋肉痛のようにそのうち
痛みは消えてしまいます。

さらにこのテクニックのメリットは
免疫力を上げて

病気に対する抵抗力も高めます。

表情筋や咀嚼筋は

心臓と同じエラの呼吸筋に
由来しています。

扁桃リンパ輪や脳、胸腺、肺
などの器官とお互い影響し合っています。

咀嚼筋が活性化すると、
それに連動してこれら器官の
働きも活発になるので、

元気な白血球がたくさん作られ
免疫力がアップするのです。

昔から「食べ物を良く噛む人はボケない」
と言いますが、

これも顔の筋肉に連動して
脳が活性化するためです。

咀嚼力と嚥下力を鍛えることは
非常に効果があります。

ガム療法の具体的やり方

このテクニックは、虫歯など
現在歯のトラブルで仕方なく
片側噛みになっている人は

治療を終えてから始めてください。

『ガム療法のやり方』

ステップ1.

市販のキシリトールガムを用意します。

粒状と板状のものがありますが、

粒状の方が量を調整しやすいので
このテクニックには適しています。

ステップ2.

自分の効きアゴを調べます。

意識しないでガムを口に入れ
とっさに使った方のアゴが効きアゴです。

或は首を左に倒してみて
右側が突っ張れば右が効きアゴ、

右に倒してみて
左側が突っ張れば左が効きアゴです。

ステップ3.

効きアゴが分かったら、

ガムを効きアゴ側に一個、
反対側に2個入れます。

ステップ4.

唇と肛門を閉め、
鼻呼吸をしながら、

真正面を向いてリズミカルに
ガムを噛みます。

この時、アゴを引き、
胸を張って背筋と首筋を伸ばします。

このステップ1~4の要領で、

最初は1日2回、

一回にガムを噛む時間は
5~10分くらいからはじめましょう。

徐々に1回は噛む時間を延ばしていき、

最終的には1回に60分くらい
噛み続けるようにします。

慣れてきたら、

1日に行う回数を3回に増やし
ガムを噛むようにしましょう。

そして片側噛みの癖が取れてきたら

普段の食事でも、
両アゴで均等に噛むようにします。

噛む力を鍛えてアンチエイジングを実現しよう

私たち現代人は、今
あまりにも食べやすく柔らかいものを
食べることにも慣れきっています。

良く噛むことの必要性を感じられ
なくなっている食生活と言うのが

アンチエイジングにおいて
とてもまずいのです。

当たり前の話ですが、
しっかり噛む食事をしなければ
咀嚼力は鍛えられません。

咀嚼を鍛える事は老化を防ぐ意味で
とても大きなテーマの一つです。

また嚥下力を保つ事も保つことも大切で、
飲み込む力に問題があると、
肺炎の一つの原因にもなります。

私たちは物を飲み込む時、
気管に入らないように自然に
食道を閉じていますが、

これがうまくできなくなると、
誤って肺の中に食物が入って
肺炎になる事があります。

このように誤嚥によって
引き起こされる肺炎の場合、

その水面下には脳神経機能の問題や
サルコペニアなどの問題があると考えられます。

筋肉の老化を防ぎ、自分の力で
咀嚼や嚥下できる状態を保つ事は
アンチエイジングだけでなく、

命を守ることにもつながるわけです。

しっかり鍛えるようにしていきましょう。

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