リノール酸神話の弊害、EPA、DHA、GLAもオイルは摂取しよう


今回のテーマは、

リノール酸神話の弊害、EPA、
DHA、GLAもオイルは摂取しよう

について紹介します。

かつて流行ったリノール酸神話
と言うものがありますが、

この考えには弊害があります。

全てはオイルの種類なのですが、

リノール酸もEPAもDHAもGLAも
バランスよく摂取するのが
健康にとって大切です。

かつてアメリカで
飽和脂肪酸(動物性脂肪)は
コレステロール値を高め、

動脈硬化の原因になると敬遠され、

代わりに植物性の
多価不飽和脂肪酸を摂取する事がもてはやされ、

その考えが日本でも流行し、

リノール酸の多い
紅花油、ひまわり油、コーン油などの
植物油が大変ブームになりました。

これをリノール酸神話と呼びますが、

ここには落とし穴があったのです。

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リノール酸を取れば良い訳ではない

リノール酸神話によって日本でも
多価飽和脂肪酸ブームが起こったのですが、

これはたくさん
摂れば良い訳ではありません。

多価飽和脂肪酸には
オメガ3と6があり、

良く似たものですが、
目的が異なりライバル関係のようなものです。

古代から人は、この
オメガ3とオメガ6のバランスを
だいたい1対1の割合で摂っていましたが、

リノール酸ブームが起こり、
高度の精製されたオメガ6の植物オイルが
もてはやされるようになり、

現代人のオメガ3と6のバランス比率が
1:16ほど開くようになり、

健康に被害が出るようになりました。

オメガ6が過多になると、
血液に炎症が起こりやすくなり、

活性酸素が放出され
血管がもろくなります。

これが心臓病や脳溢血の
原因となってしまうのです。

リノール酸神話最大の弊害

さらにリノール酸神話による
植物性オイルがもてはやされ、

動物性のバターやラードの変わりに

マーガリンが善玉の固形油脂
とされて流行しました。

しかしこれがとんでもない間違いで
リノール酸神話最大の弊害と言えます。

このサイトでも
シュートニングやマーガリンなど

トランス脂肪酸の弊害は
さんざん警告して来ましたが、

マーガリンはリノール酸など、
常温で液体の不飽和脂肪酸に
水素を添加して固形にしたもので、

この水素添加によって一部分が、

自然のシス型から人口のトランス型に変化し、

トランス脂肪酸になります。

これは人体に非常に悪影響を与える
人工油脂なのです。

様々な病気のリスクを上げ、
脳の病気や精神の異常の原因にもなっています。

これは一切摂取しない方が良い油と言えます。

「トランス脂肪酸は完全カット」

と言う考え方は間違っておらず
正しい考え方と言えます。

リノール酸だけでなくEPAもDHAも摂ろう

そしてリノール酸神話が崩壊し、
その弊害の知識が広まってきて、

今度はまた少し極端な意見も
聞かれるようになってきました。

トランス脂肪酸は確かに悪いものですが、

リノール酸自体は悪いものではありません。

たくさん摂れば言い訳でもないですし、
ゼロにカットすべきものでもありません。

最近少しずつ健康業界で
言われてきているのが、

「現代人は黙っていても、
リノール酸は摂り過ぎているので

EPA(エイコサペンタエン酸」と言う
オメガ3の脂肪分の摂取だけに気を付けておけばいい」

と言われます。

確かに、若さと健康を保つのに
EPAを確保するのは必須です。

でも

EPA「だけ」に気を付けておけばいい

と言うのは違います。

EPAは第三グループのエイコサノイドの
原料となる脂肪酸の事で、

イワシ、サバ、アジ、鮭、

など魚類のオイルに多く含まれます。

だからこそ、

肉ばかりを食べ、魚を食べない
食生活では、当然不足しますので、

食卓に魚料理を加えるのは
健康や美容に摂って必須と言えます。

一日のEPAの必要量は、

2~4グラム程度なので、

イワシならば中くらいのものを二匹ほど、

さんまなら大きいものを一尾

まぐろを50グラムほど食べるべきです。

また魚介類にDHA(ドコサヘキサエン酸)
も含まれており、

バランスの良いオメガ3脂肪酸
供給源となります。

ただオメガ3「だけ」が
身体に良い訳ではありません。

あくまでも理想は
オメガ3と6のバランスが取れている事、

今度はリノール酸をカットして
オメガ3過多になったとしたならば、

健康に弊害も出てくるのです。

植物オイルもバランスが大切

また「植物油信仰」がまだまだ日本では
根深いので、現代人がリノール酸を
取り過ぎているのは事実でしょう。

だからオメガ3を増やし
オメガ6を減らす工夫は必要です。

しかし何度も言う通り、
大切なのはバランスです。

リノール酸と言うのは特定の代謝過程を経て、

第一と第二グループのエイコサノイドの
原料となる脂肪酸に変換されます。

しかし、

リノール酸を摂取しているからといって、

それが体内でエイコサノイド作りの材料に
きちんと変換されているとは限らないのです。

リノール酸から、次のステップである

GLA(ガンマリノレイン酸)

に変わるための代謝プロセスには
難しい条件が伴います。

変換がスムーズにはいかないのです。

リノール酸がGLAに変換されなければ
体内の様々なバランス維持に必要な
エイコサノイドを作れないばかりか、

単に身体に醜い脂肪を蓄積するだけの
高カロリー油でしかなくなってしまいます。

ちなみにGLAというのは
オメガ6の脂肪源なのですが、

これが足りている日本人は
非常に少ないのが現状です。

バランスの良い脂肪摂取のためにも
次回からこのGLAというオイル、
脂肪について解説をしていきます。

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