基本概念:アミノ酸はエネルギー源より身体の構成要素が役割


今回のテーマは、

基本概念:アミノ酸はエネルギー源
より身体の構成要素が役割

について紹介します。

基本概念として覚えてほしいのですが、

「アミノ酸はエネルギー源として使うべきでない」

ということです。

前回から、
日本のアミノ酸製品の扱い方は
おかしいんじゃないか?…

という話をしているのですが、

私自身とても気になる事があって、

それが、日本でのアミノ酸の売り方を見ると
アミノ酸をタンパク質の原料としてではなく
エネルギー源として位置付けている事です。

「アミノ酸飲料を飲むとエネルギー回復!」

と言うようなイメージがありますね。

しかし栄養学から考えれば
これはとてもおかしな事です。

3代栄養素の役割のうち、

エネルギー源は炭水化物(糖分)

そして、脂肪分です。

たんぱく質、アミノ酸は
あくまで身体の構成要素が主目的です。

せっかくのアミノ酸を

なぜエネルギー源として扱うのか?

私には不可解でなりません。

アミノ酸本来のパワーを無視して、
アミノ酸ブームも何もあったものではない

…と感じてしまうのです。

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エネルギー源として使えるアミノ酸

私たちの筋肉は極細い
筋原繊維の集まりです。

そして1本1本は
アクチンとミオシンという
二種類のたんぱく質からで来ています。

そして脳からの命令によって

アクチンとミオシンが
収縮と弛緩を繰り返し筋肉を動かすのです。

アクチンとミオシンの主成分は

バリン、ロイシン、イソロイシン

といった分岐鎖アミノ酸(BCAA)

で、どれも必須アミノ酸です。

だからしっかりした身体を作るには
体内に分岐鎖アミノ酸(BCAA)が
十分にある事が先決です。

人体のたんぱく質の8%は
ロイシンが占めていて、

ロイシンは筋肉の中でも
グルタミン酸、アスパラギン酸、リジン
に次いで多いもので、

バリンとイソロイシンが
すぐ後に続きます。

そしてブドウ糖が身体のエネルギー源ですが、

すぐにエネルギーとして
使われないものは、

肝臓でグリコーゲンに変え
肝臓か筋肉で脂肪として貯蔵されます。

そして身体が必要とするときに
グリコーゲンが分解されてブドウ糖となり、

エネルギー源として使われます。

そして、エネルギー源はブドウ糖や
脂肪だけではないと言う事です。

運動してストレスに襲われたときに、

筋肉は分岐鎖アミノ酸(BCAA)も
エネルギーとして使うのです。

また体内でより大きな分子を作る際、
エネルギーが必要ですが、

このエネルギーも
分岐鎖アミノ酸(BCAA)が供給します。

なのでアスリートやボディビルダー
筋力トレーニングを激しくする人は、

分岐鎖アミノ酸(BCAA)という
アミノ酸エネルギー源を補給するのは
必要な事でしょう。

エネルギー源は糖分で良い

強く大きな筋肉が欲しい場合、
確かにアミノ酸をエネルギー源として使います。

だからこそ、
激しいトレーニングをする人は別として、

普通に運動するくらいの
普通の生活をしている限り、

エネルギー源はストレートに糖分で良いのです。

アミノ酸で摂る必要はありません。

栄養素には役割分担があり
それを適材適所で使うべきです。

私が見たあるアミノ酸系サプリメントには、

「家族の栄養補給に♪」

のようなコピーと共に、

必須アミノ酸8種類が香料と甘味料と
ともに含まれていました。

これならアミノ酸飲料ではなく、
ただのジュースです。

この世界の食材の全てに
タンパク質とアミノ酸は含まれています。

適切な量と成分やタイミングを計らなければ、
アミノ酸の効果はありません。

その中身の問題もそうなのですが、

そもそもアミノ酸は
エネルギー源として使用するのはおかしいです。

アミノ酸をエネルギー源にした場合の問題点

確かにアミノ酸もブドウ糖や脂質と共に
エネルギー源ともなります。

しかし、最も効率的なエネルギー源は糖分であり、
若しくは脂肪分を使うべきなのです。

糖質なら、体に負担をかけることなく
エネルギー源としてクリーンに作用しますが、

アミノ酸をエネルギー源とする際、

体内は窒素を切り離し、これを捨てる
という余分な作業をせねばなりません。

糖分ならストレートに
エネルギーになってくれますが、

アミノ酸をエネルギーとして使うなら、
肝臓と腎臓にかなり負担をかけます。

これで逆に体内のバランスを崩し、

ダイエットやアンチエイジングに
不利に働いてしまいます。

冷静に考えてみて欲しいのですが、

例えば、
タンパク質として使われている筋肉などを
エネルギーとして使うという事は、

かなり、人体にとって
エネルギー補給が間に合っていない
緊急事態という事なのです。

また先ほども紹介したように、

ストレスが強くかかったときに
分岐鎖アミノ酸(BCAA)を使うように
体内はなっています。

だからアミノ酸をエネルギーにしている

と言う事は危険信号なのです。

まず、糖分、脂肪、次にアミノ酸…

大事に溜まっていたり使われているアミノ酸を
エネルギーにしないといけないというのは
切羽詰まった状況なのです。

むしろ大切なのは、

できるだけアミノ酸をエネルギー源と
しないように努力し、

適切な栄養を補給する事、

だから、基本的概念として

糖質にはエネルギー源としてしっかり働いてもらい

アミノ酸は体内のタンパク質作りに専念してもらう

タンパク質は身体の構成要素が
役割なのだからそれをしっかりやってもらう

これが理にかなった考え方です。

そしてアミノ酸の奥深い世界は、
これだけでなく様々な効果があります。

この辺りのテクニックも公開しますが、

まずは基本概念を
良く覚えておいて下さいね。

それでは、今回はこの辺にしておきます。

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