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プロテインスコアとアミノ酸スコアとケミカルスコアの指標の違い


今回のテーマは、

プロテインスコアとアミノ酸スコア
とケミカルスコアの指標の違い

について紹介します。

これまで紹介したように、

一言でタンパク質といっても、

その質は大きく違うものです。

タンパク質の「質」を計る指標として

「プロテインスコア」と
「アミノ酸スコア」と
「ケミカルスコア」と

呼ばれるものがありますが、

それぞれの違いについて解説をします。

前回、理想のプロテインスコア100を持つ
食品は何でしょうか?…

というクイズを出したのですが、

こう考えた人も多いと思います。

植物性たんぱく質の代表格といえば、

「大豆!!」

最近の健康ブームでも、大豆は体にいとよく言われ
納豆や豆腐が見直されています。

私の知り合いにも、

「納豆食べると癌になりにくいんだって」

と言いながら一生懸命食べている人がいます。

大豆のプロテインスコアは低い

まあ、それはそれでいいのですが、

タンパク質源として、大豆を見た場合、

実は、理想的なアミノ酸バランスを持った
食べ物とは言えないんですね。

プロテインスコア、
アミノ酸スコア、
ケミカルスコア

という三つの基準でタンパク質を見ると
この理由が分かってきます。

大豆のプロテインスコアというのは、
56に過ぎません。

これは、全てのアミノ酸の利用率が56%にとどまり、
あとの44%は捨てられてしまう様なものなんです。

このようなタンパク質源だけを体重当たり
1gきちんと確保したからと言っても、

必要なアミノ酸のうち、
半分近くは足りないのですから、

アミノ酸の要求量には全く満たす事はできません。

アミノ酸スコアは最も基準が低い指標

アミノ酸スコア
特に、体内タンパクの構造強化のために
必要なアミノ酸というのが不足しますので、

血管がもろくなります。

これが、完全菜食主義が長生きできない
理由の一つだと考えています。

でも、こういうとこんな意見が聞こえてきそうです。

「でも、大豆は完全タンパク質で
アミノ酸スコアは100って聞きますよ…
一体どういう事なんですか?」

・・・

確かに、1985年に設定された

「アミノ酸スコア」

という指標の基準から言えば、

大豆も、肉も、魚も、ほとんどが
アミノ酸スコア100という評価が
与えられています。

でも、この基準というのは非常に甘く、

これをプロテインスコアという基準ではかると

大豆は56
鳥肉は87
牛肉は80
牛乳は74
鮭は66

など、80にも満たないタンパク質が
アミノ酸スコアでみると100になってしまうんです。

ケミカルスコアよりプロテインスコア

最近の研究では、

アミノ酸スコアを使ってタンパク質摂取しても
体内のアミノ酸バランスは保つ事が出来ない

という事が明らかにされています。

この研究では、アミノ酸スコアより厳しい

ケミカルスコア
(プロテインスコアも前に
使われていたより厳しい指標基準)

の基準で100でなければ、

バランスを完全にとるのは困難である
としています。

ちなみにケミカルスコアの算出方法は

対象となるタンパク質に含まれる
必須アミノ酸含量と標準タンパク質の各必須アミノ酸含量の
比をとりその最低の値を100倍した値です。

そこで、必須アミノ酸しか含めないなど
不完全な算出しか出来ないアミノ酸スコアを
補う意味でも作られた基準がプロテインスコアです。

食品業界がもみ消すアミノ酸のごまかし

だから、現在、国際的にも使われている
アミノ酸スコアの基準はあまりにも低すぎるので
レベルアップが必要だと訴えています。

しかし、もし実際にそんな厳しい基準を
導入したらどうなるでしょうか?

食品業界が黙っていません。

なので、この厳しい基準が市場で
導入することはまず無理だと思います。

でも、自分自身の健康を守るためには

ケミカルスコアは無理としても

せめて、プロテインスコア100の
タンパク質源を摂取していく必要がある

私はそう考えています。

プロテインスコア、アミノ酸スコア、ケミカルスコア

という三つの指標の基準で見ると
タンパク質の質の差は見えてきます。

では、次回はいかに、理想のプロテインスコア
に沿ったタンパク源を摂取していくか。

そんな話をしていきます。

それではまた。

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