モンテッソーリ式の子供の自然との教育と周りの環境への配慮

モンテッソーリ式の子供の自然との教育と周りの環境への配慮
今回のテーマは、

モンテッソーリ式の子供の自然
との教育と周りの環境への配慮

について紹介します。

モンテッソーリの考えた

日常生活の練習のうち
「環境への配慮」というのは
極めて興味深いトピックスです。

「環境への配慮」に関わる、

掃除、選択、食事の準備、家具の整理、
草花の栽培、動物の飼育、草むしり、
水まきと言った行為は

子供の脳の発達にどのような
効果をもたらすのでしょうか?

周りの環境に目を向けた
行為や活動は、

子供が環境を理解する為に、

或は身の回りの物を
認識する為に有効なものです。

生物の種の存在を認知したり、
種の種類の違いを見分けたり、

それら相互間の関係を
理解する自然理解能力を
博物的知能と言いましたが、

左頭頂葉がその主要な
脳領域と見られています。

さらに、前頭葉、中でも
前頭連合野も博物的知能に
関係する領域と考えられます。

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子供が自然や環境から学ぶこと

子供は身の回りの物や環境を

自らの身体とその
活動を通じて知る事ができる
という考えは、

モンテッソーリ法の基本であり、

その意味から環境への配慮に
関わる活動は、

極めて知的で認知的な
活動と言えるものなのです。

モンテッソーリ法は、

子供が自然と関わる事、

植物の栽培や動物の飼育に
関わる事を大切にしています。

施設の設備をして
畑で草花などの植物を栽培し、

ニワトリなどを飼って
卵を集め、

小さな池に魚を泳がせて
世話をさせると言った事が
実践されます。

こうした自然への働きかけや
操作を通じて、

子供は個人としての
発達を遂げるのです。

子供が植物や動物
などに働きかけ、

そこから実際に食物となる物を
収穫する事で、

子供は自然状態を脱して
人為的状態、

つまり社会的存在になると
考えられています。

モンテッソーリ式の子供の自然への教育

単なる遊び、仮の行為では
子供は人になる事は出来ず、

自然の産物をとる事を通じて、

子供は文明の人になる
モンテッソーリは考えます。

子供は自分がおかれている
環境に働きかけ、

そこから学び取る能力を持っており、

3歳までのそうした経験が
人格の基礎を形成して行くのです。

また、環境への配慮
に関わる行為や活動を

子供が進んで行うようになるには、

周囲の大人や年長の子供の
影響を見逃す事は出来ません。

彼らが掃除や食事の準備をしたり、

草花の栽培をしている
のを見る事で、

子供は自分もそれを真似て
進んでするようになるからです。

モンテッソーリ式の
子供の自然への教育と
周りの環境への配慮は

その結果、始めは
上手く出来なくても、

繰り返し行う事によって
少しずつ上手くできるようになります。

環境への配慮と子供の脳の発達

では、環境への配慮に
関わる行動は、

子供の脳にどのような
活動を起こしているのでしょうか。

環境を認識したり、
物を意識する場合、

脳は情報の空間的、形態的な
処理をする事になります。

頭頂葉や側頭葉は

そうした処理を行う
中心的な領域です。

つまり、物のある位置、
方向、距離などを理解し、

物の色や形などの性質を
認知するにも関係しているからです。

また、ある物を
別の物と区別したり、

関係付けたりするには、

それぞれの物の共通の
特徴を抽出する能力、

すなわち抽象化の能力が必要です。

この能力には前頭連合野が
関係しています。

子供が自然を通じて教育される、
環境への配慮に関わる行動には

博物的知能に関係する
こうした脳領域の活動が
活かされているのです。

また、子供が他者の環境
への配慮行動を観察し、

それを摸倣して行く行為では、

前頭連合野のミラーニューロンが働きます。

この働きは次回の
「自己への配慮」にも繋がるので
詳しく紹介しましょう。

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