睡眠不足、不眠が続くと免疫力が低下しやがて病気、死亡も


今回のテーマは、

睡眠不足、不眠が続くと免疫力
が低下しやがて病気、死亡も

について紹介します。

そもそもどうして人間は
眠らなければいけないのでしょうか?

まず、この事を整理しておきましょう。

生物にとって不眠が続き眠らないと
免疫が破綻しやがて死に至るのです。

そもそも睡眠がなぜ必要か?…

答えを出すことが難しい疑問ですが、

ある科学者が、
睡眠が本当に必要かどうかは
睡眠を奪って見れば分かるのではないか?

と興味深い実験をしています。

そしてこの疑問について考える事は

地球との関係、そして
脳の進化の問題として捉える事が出来るのです。

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宇宙のリズムと睡眠のリズム

睡眠について考える時、
マクロの世界である宇宙について
考えてみると、

人体の神秘が少しわかってきます。

約46億年前に太陽系が誕生しました。

その6~8億年後に生命が
誕生したと言われています。

地球は自転しており、一回転が1日、

そのうち、太陽の光にさらされている
時間帯が昼、そうでないのが夜です。

1日の時間は年代によって異なり
9億年前は18時間、4億年前は21時間でした。

地球は誕生以来自転し続けているので、
時間の違いこそあれ、生命は、
常にこの昼と夜にさらされてきた事になります。

ちなみに、1日が24時間になったのは
つい1億年ほど前の事です。

原初の生命というのは、
すぐに太陽の光をエネルギー源として
利用するようになりました。

昼にエネルギーの生産活動し、
夜は休むというサイクルです。

さらに進化すると、気温の差、
明るさの違い、捕食のしやすさなど

それぞれの種の都合に合わせて
昼と夜とで活動の形態を変えて行きました。

その形態は、昼と夜の

どちらかで活動し、
どちらかで休むという

至ってシンプルな構図です。

原始の生命以来、その構図は
まったく変わっていません。

人間の睡眠も基本的には
これにのっとっているのです。

人は眠らないとどうなる?

では、休む、つまり
人間にとって睡眠を取るとは
どういう事なのでしょうか?

それを知るためには
「眠らない」とどうなるか?
というのがヒントになります。

前に、ランディ・カードナーという
アメリカの高校生が、

11日間の断眠に挑戦した
という話をしましたが、

その断眠をさらに続けると
どうなるのでしょうか?

さすがに人間での実験は
危険過ぎて行われた事はないのですが、

動物による断眠実験があります。

ロシアのマリア・マナセーナ博士が、
100年以上も前に犬の断眠実験を行い

眠りが長時間に渡り、連続的に
奪われると動物は必ず死に至る

そいう明快な結論が出ました。

その後、米国の研究者が
ネズミを使った一連の実験をして、
納得いく結論が出されました。

その実験によると、

断眠開始後、ネズミは次第に
そわそわと落ち着きがなくなり

やがてやたらと餌を食べるように
なったかと思うと

突然に隠したり、じっとしたり、
様々な異常行動をしめすようになりました。

しかし構わずに続けると、
異常行動はさらにエスカレートし、

6週間後には、すべての
ネズミは死んでしまいました。

後で解剖して調べてみると、
皮膚は炎症でただれ、

毛は抜け、細菌の感染により
リンパ節はいたるところで
はれ上がっていました。

この実験の示唆する所は、

動物は眠らないと心理に
異常をきたし、

免疫系が破綻し、

やがて死にいたるという事です。

不眠と免疫力の関係とは?

…恐ろしい実験ですが、
至極当然のようにも思えます。

人体も免疫系やホルモン分泌など
複雑なバランスで生命維持は成り立っており、

断眠が続くとそのシステムは
破たんしていくのです。

だからこそ睡眠不足、不眠が続くと
免疫力が低下しやがて病気のリスクが
高まります。

やがて死亡に至るケースすらあるのです。

例えば、

成長ホルモンというのは
覚醒時ではなく、睡眠時、

それも深いノンレム睡眠状態のときに分泌されます。

これは成長期なる子供だけでなく、
大人にとっても同じです。

そして大人の場合、成長ホルモンは
体の成長を促すのではなく、

体の修復作用に利用されるのです。

また副腎皮質刺激ホルモンである
コルチコトロピンというホルモンは、

ストレス状態のときに分泌されるのですが、

このホルモンが分泌すると、
睡眠作用を抑止するとともに、
免疫力を低下させます。

なのでストレスによる睡眠不足が続くと、
風邪などの病気にかかりやすくなるのは、
このためです。

睡眠不足、不眠が続くことで
体内のホルモンバランスが崩れ
免疫機能が低下します。

そういった意味でも、

動物だけでなく
もちろん人間にとっても
睡眠は非常に重要という事です。

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