発がん性、健康被害のあるダイオキシンの発生原因やリスク

発がん性、健康被害のあるダイオキシンの発生原因やリスク
今回のテーマは、

発がん性、健康被害のある
ダイオキシンの発生原因やリスク

について紹介します。

現代社会の発展の代償とも言える、
環境問題、

誰しも耳にした事があり、
そのリスクは認識しているでしょうが、

健康被害をもたらすダイオキシンの
発生原因はどこから来るのでしょうか?

最も大きい原因は

「ゴミ焼却」「鋼鉄用電気炉」「タバコの煙」
「自動車の排気ガス」「山火事」

などから発生する化学物質ですが、
その約60%はゴミ焼却が原因とされています。

つまりダイオキシンはどこから
侵入するのかと言えば、

あらゆる所から…と言えます。

ダイオキシン類は、大気、排水などから
河川を通じて湖沼や海に流入し、

水中や泥沼に薄く広く
蓄積されています。

それがプランクトンなどの
食物連鎖から魚介類などに蓄積され、

それを食べる事で人間の体内に取り込まれるのです。

つまり、空気からだけでなく
食品からも摂取してしまうこともあり、

日本人は肉、卵、乳製品、魚介類などから
ダイオキシンの大部分を摂取していますが

そのうち約9割を魚介類から
摂取いていると考えられています。

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ダイオキシンの健康被害

ダイオキシンは、発がん性や生殖毒性、
発生毒性、免疫毒性などの健康被害の
リスクがあると言われていますが、

発がん性に関しては
プロモーション作用と呼ばれる

それ自身は直接遺伝子に作用して
発がん性を引き起こすのではなく、

他の発がん性物質による
発ガン作用を促進する作用が認められています。

ダイオキシンの健康被害として
有名な例が、

ベトナム戦争でアメリカ軍が使用した
枯葉剤(除草剤)に不純物として含まれていた
ダイオキシンが原因としてみられる

奇形出産が多発した事が
問題になりましたが、

日本では北九州市のカネミ倉庫が
製造した食用米ぬか油に含まれていた
ダイオキシンを発生原因とする

カネミ油症事件が有名です。

この事件は、健康食品として
売り出していた米ぬか油に

PCB(ポリ塩化ジベンゾフラン)や
ダイオキシンであるPCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)
コプラナーPCBが含まれていました。

その油で調理した食品を食べた事で
全身に黒変(黒い色素沈着)や発疹、
倦怠感、頭痛、肝機能障害などの

健康被害を引き起こしました。

被害者の母親から「黒い赤ちゃん」が
生まれた事でも衝撃的な事件でしたが、

患者は、福岡県や長崎県などの
北九州を中心とした西日本一帯に
広がりました。

こういった顕著な例だけでなく、

恐らく民間レベルでは
気づいていないレベルを含めれば

ダイオキシンの健康被害は
多くありそうです。

なんとかして発生要因を防ぎ、
ダイオキシンに対策していかないといけません。

ダイオキシンの検査状況

2008年7月には
韓国でチリ産豚肉から3.9pgTEG/g、
5.4pgTEG/gと言う高濃度のダイオキシンが
検出されました。

韓国政府も日本も、すぐに該当
10農場からの輸入を禁止しましたが、

日本では輸入の際ダイオキシンについては
ほとんど検査をしていないのが現状です。

こうした汚染食品の輸入が
続くようであれば、

原因究明とともに、
輸入の際の検査も必要になるかもしれません。

そもそもダイオキシンと言うのは、
塩素、酸素、炭素、水素の存在下で、

ものが燃焼するときに発生するもので、

環境中では分解されにくく

水には溶けにくいが、
脂肪などの油分には溶けやすいので

食物連鎖で生物濃縮されやすい性質があります。

ダイオキシンの「PCDD」「PCDF」
の2種類だけでなく、

「コプラナーPCB」も加えた
3種類の物質群を「ダイオキシン類」と
定められており、

これらの健康への被害影響を
専門的に評価されています。

現段階では、

「PCDD」は75種類、
「PCDF」は135種類、
「コプラナーPCB」は10種類の仲間があり、

そのうち29種類が毒性があると
認められています。

ダイオキシンをどのくらい摂取しているか?

耐用1日摂取量と言うのは
専門医委員会で定められる数値で

長期に渡り体内に取り込む事で
健康への影響が懸念される科学物質について、

その量までは人が生涯にわたり
摂取しても健康に対する有害な影響がない
と判断される1日あたりの摂取量で、

ダイオキシンについては
1996年の厚労省及び環境庁の
専門委員会で以下の数値が定められました。

ダイオキシンの耐用一日摂取量は

「4pg-TEQ/kg体重/日」

と定められています。

体重50kgの人の場合は

「1日に200pgまで」ということです。

2006年の厚労省の調査では、

日本人は、食事や大気などから
平均毎日体重1kgあたり

約1.07pg-TEQのダイオキシン類を
摂取していると推定されています。

耐用摂取量の4分の1ですから、
それほど心配する事はないと思われますが、

これはあくまで平均値なので
個人差があります。

魚介類から0.94pg−TEQ摂取している
と言うデータもありますが、

ダイオキシンの魚からの摂取量は、
20年前の3分の1、10年前の半分になっています。

健康被害を恐れて必要以上に魚介類を
避ける必要はないでしょう。

国レベルでも、ダイオキシンを削減する
と言う対策も行われていますが、

やはり個人レベルでの対応が必要です。

発生原因の元となるものを減らすべく
ゴミの量を減らしたりする事は大切です。

ゴミの分別、減量化、リサイクルを心がける
無駄なものを買わないようにする事も大切です。

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