お米、食品に含むカドミウムによる健康被害やリスクの特徴

お米、食品に含むカドミウムによる健康被害やリスクの特徴
今回のテーマは、

お米、食品に含むカドミウム
による健康被害やリスクの特徴

について紹介します。

健康被害を及ぼす毒素として
お米や食品に含まれるカドミウムの
心配があります。

カドミウムと言うのは、
鉱物中や土壌中などに天然に存在する
重金属です。

日本では1千年以上前から
鉱山開発などにより、

地中から掘り出され、
水田などの土壌に蓄積してきました。

つまり、お米などの作物に
含まれるカドミウムは、

作物を栽培している間に、
土壌に含まれるカドミウムが吸収され
蓄積したものです。

自然に含まれる程度のカドミウムが
植物に含まれるくらいならば、

本来は問題ないのですが、

工業用、産業用に使われる
カドミウムが廃棄される過程で、

自然界に流れ込み、
私たちの口に入る食材に吸収されるものは、

含まれる量も多くなり
健康への被害のリスクが高まります。

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カドミウムの健康被害の特徴

カドミウムは米など穀物以外にも、

野菜、果実、肉、魚など、
多くの食品に含まれています。

そして摂取量が多いと、
腎機能障害を起こすなどの
健康被害が報告されています。

FAO/WHO合同食品添加物専門家会議
(JECFA)では、

「カドミウムは腎臓に蓄積し、
また体内での半減期が長い事から

腎皮質のカドミウムが定常濃度に
なるのに40年以上かかる」

とされています。

半減期と言うのは体内に吸収された量が
半分に減少する期間の事で、

カドミウムは特に半減期が長く、
中高年以上の女性に特に
リスクが高いとされています。

ただしカドミウムはダイオキシンのように
熱を加えれば分解すると言う事もなく、

「未来永劫どこかに存在し続ける」

と言う厄介な化学物質であり、
人体にとっては有毒物質となります。

摂取してすぐに健康被害が現れなくても、

10、20年単位で考え、
或はそれ以上先の事を考えると、

非常に心配な物質と言えます。

お米に含まれるカドミウムのリスクと特徴

カドミウムが含まれるお米は、
その量によって食品衛生法で
次のような規制がされています。

「1ppm(mg/kg)以上含まれる玄米」
は販売が禁止されていて、

すべて焼却処分されます。

「0.4ppm以上1ppm未満の玄米」
は政府が買い入れ、

非食用に処理されていましたが、
事故米事件の以降、

農水省が買い上げて焼却処分する事になっています。

「0.4ppm未満の玄米であれば安全だ」
として流通しています。

農水省は、毎年米のカドミウム調査を
実施していますが、

0.4ppm以上、1.0ppm未満の米は
年間1000トンから2000トンも
収穫されていると言います。

こうして非食用のお米は、

事故米と同じように
合板接着剤と人工骨剤の
原料用に処理されますが、

その販売額は平成15年で
1億5千200万にもなっています。

このように政府主導でお米の
カドミウムの処理はしているのですが、

完璧とは言えません。

玄米にはカドミウムが含まれる場合もあるので
購入の際はしっかり注意しましょう。

また米以外の食品でも
一部の軟体動物や甲殻類、

それを材料にした塩辛類にも
カドミウムが含まれている事もあるので
注意が必要です。

イタイイタイ病の原因となるカドミウム

カドミウムの健康被害として
有名になったのが、

イタイイタイ病です。

イタイイタイ病と言うのは
1950~1960年代に大きな社会問題になった
4大公害病のひとつです。

(他に水俣病、新潟水俣病、四日市喘息)

岐阜県の三井金属、神岡鉱山から
排出されてカドミウムが、

下流の富山県神通川流域の
農業用水や水田を汚染しました。

汚染された用水を飲料としたり、
汚染された水田で栽培されてお米などを
食べていた事で、

住人がカドミウムを多量に摂取してしまい
「腎臓障害」を引き起こしたのです。

その結果、骨からカルシウムが奪われ、
骨が柔らかくなり骨折しやすくなったり、

寝返りを打ったり、笑ったり、咳をしただけで、
骨折が起こるようになりました。

まさに地獄のような症状ですが、
さらにたちが悪いのが、

カドミウムは脳を犯さないので、

意識が正常に働き、
患者は激痛を味わうようになるのです。

体中で骨折が起こり
患者が「痛い、痛い、」と叫ぶので、

この名前がつけられました。

骨粗鬆症の原因のひとつが
カドミウムだと言われているのも、

イタイイタイ病の事例があるからです。

現在でも解明されていない点が多く、
カドミウムだけでなく、

他にも原因があると考えられていますが、

カドミウムはその主要原因である事は
間違いありません。

対策をして、十分気をつける事は
大切な事なのです。

イタイイタイ病は、有害物質の多量摂取の
怖さを目の当たりにした事件のひとつで、

インパクトがあるものでしたが、

微量でも少しずつ体内に溜まると
極端な症状以外にも健康被害は起こる
可能性もあります。

デトックスの知識をしっかり
身につけるとともに、

有害物質から身を守るべく
実践していきたいものです。

現在流通しているお米など食品に含む
カドミウムの量は、

イタイイタイ病を引き起こした頃より
遥かに低い濃度です。

なのですぐに健康被害を起こす事は
考えにくい事ですが、

カドミウムのリスクや特徴など

しっかりと知識を持って
出来る限りの対策をしておいた方が
良いでしょう。

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