健康被害のある事件や問題、事故米、汚染米はなぜ流通する?

健康被害のある事件や問題、事故米、汚染米はなぜ流通する?
今回のテーマは、

健康被害のある事件や問題、
事故米、汚染米はなぜ流通する?

について紹介します。

日本人の大切な主食である
お米ですが、

そんなお米の流通過程で
健康被害のある事故米、汚染米という
問題が毎年のように出てきます。

事故米の定義と言うのは、

「基準値を超えた残留農薬や
カビで汚染されたものや、

水にぬれたり袋が破けたりして
食用米として使えなくなった米」

のことを指します。

こういった事故米や、汚染米は

日本がGATT(関税および貿易に関する一般協定)
のウルグアイランド合意に基づいて、

毎年輸入している約77万トンの輸入米
で発生する他にも、

備蓄された国産米でも
毎年発生します。

毎日食べるお米だからこそ、
危険な米を避け健康的に食べられるように、

知識を付けておかなければいけません。

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事故米はなぜ流通するのか?

なぜ事故米が流通するのでしょうか?

輸入米と言うのは、
全国の検疫所で普通の輸入食品と
同じ検疫が実施されます。

事故米の多くは、
輸入検疫のときに残留農薬違反や
カビ毒違反で事故米と認定されます。

なので水際で食い止められる
システムがあるのですが、

日本で使用が禁止されている農薬、

アフラトキシンのような日本にない
カビで汚染された米は、

輸入国側で既に汚染されていた
と考えられますが、

輸送段階の船中や日本で保管している間に、

カビが生えたり水にぬれたりして
事故米になる事もあるのです。

また輸入米だけでなく、
国産米であっても、

備蓄して保管している間に、
事故米として認定される事もあります。

ただ国内で汚染されるお米は
軽微なカビや袋が破れたりするもので、

残留農薬違反のものは
ほとんどありません。

輸入米は、輸入してから
2、3年保管する事で品質を落とし、

精米市場に流通しない工夫が施されています。

つまり
事故米が広がらないように
様々なシステムが働いているのですが、

それでも事故米の問題が
発生するのはなぜでしょう?

輸入米のほとんどは
長期保管後、菓子やお酒類などの
加工食品用として、

国が業者に販売しています。

事故米と言うのは、
加工用であろうと食用米として
流通させてはいけないのは当然ですが、

加工米が実際に流通している事を利用し

事故米を加工米として
転売する悪質な業者がいるのです。

仮にそういったものが
市場に流通した場合、

私たち一般の消費者は
なかなか見分けがつかず
判断しにくい事が問題です。

事故米の安全基準とは?

そうして広がった事故米は、
いろいろな食品に加工されますが、

給食の卵の加工食品系であったり、
日本酒、焼酎、

おはぎなどの和菓子類、
せんべいやおかきなど

では事故米、汚染米の
安全の基準はどうなっているのでしょうか?

事故米の原因となる物質は、

農薬のメタミドホスとアセタミプリド、

そしてカビ毒である
アフラトキシンB1です。

転売された事故米には、

メタミドホスが基準値の5倍の
0.05ppm

アセタミプリドは基準値の3倍の
0.03ppm含まれていた

と言うデータがあります。

これはデータだけ見れば
すぐに健康被害を与える数値ではないようです。

食品安全委員会は、

一生食べ続けても健康に
悪影響を与えない量(ADI)は

メタミドホスの場合、
体重50kgの人で0.03mgが上限で、

先ほど検証した量0.05ppm
含まれた事故米であれば、

一人で毎日0.6kg(600g)と言う事、

つまり600g=4合のお米を
食べていると言う事は危険だ…

と考えると思いますが、

委員会は、

「メタミドホスが基準値以上の事故米
ばかりを生涯食べ続ける事は考えられないので
心配の必要はない」と言っています。

つまりアセタミプリドは

1人で毎日118kgが上限
(これは平均的日本人が
1年間に食べる量の2.7倍)

だとい事とで、これも心配ないと言います。

メタミドホスとアセタミプリド
二つの農薬を比較すると、

メタミドホスのほうが危険な農薬
と言う事が分かりますが、

心配ないと言われても、
毎日食べるお米の事です。

短期間と言えども、日本で使用が
禁止されているメタミドホスを摂取する事には
抵抗があります。

出来るだけ摂取を控えるためにも

お米は信頼できる流通過程から買う事、

流通過程の不透明な
もっと言えば必要以上に安価な

米加工品は避けた方が良いでしょう。

事故米の健康被害

事故米の農薬が持つ健康被害としては、

倦怠感や、めまい、吐き気、
下痢、腹痛など

軽症の場合は見られ、

重症になれば、意識不明になったり、
言語障害を伴うとも言われています。

ただここで、事故米のリスクは
農薬だけでなく、

カビ毒の危険があります。

事故米に混入のリスクのある

アフラトキシン

と言うものは、

「地球上に存在する物質の中で最強の発がん性物質」

と言われるほど、恐ろしい
健康被害のあるものです。

JECFA(FAO/WHO合同添加物専門家会議)は

「遺伝毒性発がん性物質なので、
摂取量を可能な限り低減すべき」

と恐れられている物質です。

焼酎の酒造メーカーに転売された
事故米事件がありましたが、

蒸留後の焼酎にアフラトキシンが
移る事はないと言われているので、

消費者がアフラトキシンを
摂取した可能性は低いのですが、

食品には一切含まれてはいけない物質です。

もしこれが学校給食の
卵焼きなどに含まれていたら
一大事だったかもしれないのです。

こういった危険性があるにも拘らず、

日本人の事故米への危険認識は低く、
リスク管理も甘いと言わざるを得ません。

食品安全委員会も農薬である
メタミドホスやアセタミプリドのように

「アフラトキシンが含まれた米を
一生食べる続ける訳ではないから心配はない」

…とは決して言わないのです。

アフラトキシンのリスクがある
米は絶対に手にしないように注意しましょう。

事故米、汚染米というのは
食べてすぐ健康被害が起きる訳ではありません。

だからといって農薬などが残留基準値を
超えて含まれている食品を

絶対流通させてはいけませんし、
消費者は注意深くチェックする必要があるのです。

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