論理数学的知能と脳では論理的思考や計算はどの部位を使うか?

論理数学的知能と脳では論理的思考や計算はどの部位を使うか?
今回のテーマは

論理数学的知能と脳では
論理的思考や計算はどの部位を使うか?

について紹介します。

物事を筋道立てて
論理的に考え、

数的なあるいは
数学的な操作を行う

子供の論理数学的知能は

左前頭葉と頭頂葉に
主要な領域を持っています。

論理的思考に関わる
脳の使われる部位、領域を

さらに詳しく見ていくと

前頭連合野、頭頂連合野、
側頭連合野などの

大脳連合野、それに海馬、
扁桃体、帯状回、小脳、脳幹

などが関わっていると考えられます。

このように、かなり多くの
脳の部位領域が思考活動に
関係していますが、

その中で最も重要な
働きをしているのが

前頭連合野です。

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前頭連合野と論理数学的知能

前頭連合野は、

問題解決のために
見通しを付ける、

あるいはこれから
先の計画を立てると言った
働きをしています。

さらに、そうした見通しや
計画に基づいて順序よく行動する、

また、状況を理解して
適切な判断を下すと言った
働きもしています。

前頭連合野から出された
思考の信号は、

頭頂連合野、側頭連合野
に送られます。

頭頂連合野、側頭連合野は

外の世界の様々な
事象の情報を集め、

そのイメージを作り、
貯蔵しているところです。

思考というのは、

こうしたイメージを加工し、修正し、
あるいは新しいイメージを生み出す
と言った操作を含む活動と言えます。

脳の障害と計算能力の関係

計算能力を失う
障害に失算があります。

失算は左脳の損状で生じやすく、

とくに左頭頂葉の後方下部領域の
損傷との関係が指摘されています。

このことは、

計算能力あるいは計算的思考が

少なくともこの脳領域の
働きに関わっている事を
示しています。

計算能力を障害された
患者の多くに共通して
見られる脳の損傷部位が、

左脳後方領域なのです。

また、ウェクスラー知能検査
(IQを測るための一般的検査)
の計算問題を、

左右どちらかの半球に
損傷を持つ患者で行ったところ、

左脳損傷患者が右脳損傷患者より
成績の劣る事が分かりました。

特に、左脳損傷患者の中では、

左頭頂葉に損傷を持つ人が、

損傷を持たない人より
成績の劣る事が報告されています。

これらの結果から、

計算機能の障害は
左頭頂葉の損傷に
関係していると言えます。

また、数の読み書き
の障害についても、

左頭頂葉、特に
角回の損傷と関係が
あるとされています。

論理数学的知能と脳の部位

実際に、健常者が計算を
しているときに働いている

脳領域は多領域に及びます。

脳機能画像研究から、

計算中に活動している
脳領域の中で、

とくに頭頂葉の働きが
活発である事が分かっています。

中でも、数を比較したり、
足し算、引き算をする時は、

右下頭頂葉が賦活します。

これはこの領域が
特に空間認知に優れた領域であり、

数の比較や、足し算、引き算を
するときには、

空間的性質の処理が
含まれるためです。

なぜなら、数を数えたり
足したり、引いたりするための
数直線には、

数を空間の中に位置づける
と言った性質があるからです。

数直線というのは、

例えば、1から始まって
左から右へ伸びる直線、

すなわち空間的な
広がりを意味しています。

従って、数の計算において、

特に空間的性質の
処理が含まれる場合は、

右下頭頂葉が働く事が
あると考えられるのです。

また、かけ算をしている
ときは左脳の下頭頂葉の
賦活が見られるのですが、

これはかけ算をする時は同時に

言語的処理も行っている
と考えられます。

つまり、暗唱して覚えている、

九九の能力を元に
計算するため、

言語中枢のある左脳の
活動が高まったのです。

割り算にも九九の
能力が必要なので、

かけ算と同じような脳領域が
賦活すると考えられます。

ガードナーの多重知能理論により

人間独自の脳の機能である
論理数学的知能は

こうした特徴を持つのです。

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