言語的知能を司るブローカ中枢とウェルニッケ中枢の働きと役割

言語的知能を司るブローカ中枢とウェルニッケ中枢の働きと役割
今回のテーマは、

言語的知能を司るブローカ中枢と
ウェルニッケ中枢の働きと役割

について紹介します。

話す、聞く、読む、書く

と言った言葉を効果的に
使いこなすための、

子供の言語的知能は、

左前頭葉のブローカ中枢と
左側頭葉のウェルニッケ中枢
を中心にし、

局在した脳領域を持っています。

言葉を話す脳の中心領域を
ブローカ中枢といい、

左前頭葉の後部にあります。

また、言葉を聞いて
理解する脳の中心領域を
ウェルニッケ中枢と言い、

これは左側頭葉から
頭頂葉にまたがった領域にあります。

ブローカ中枢が損傷されると
話す事に障害が起こり、

ウェルニッケ中枢が損傷されると
言葉を理解する事に
障害が起こります。

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人は言葉をどう理解し、使うのか

人間は当たり前のように
言葉を使いこなしていますが、

実際脳内では
複雑なメカニズムが
働いているのです。

耳から入った言葉は、

まず側頭葉の聴覚野
に伝えられます。

ここでは音として
捉えられるだけで、

これを言葉として
理解するためには、

ウェルニッケ中枢に
情報が伝わらなければ
なりません。

さらに聞いた言葉を
理解して話すためには、

ウェルニッケ中枢と
ブローカ中枢の連携が必要です。

この一連の流れには、

左の頭頂葉、後頭葉、
側頭葉が接する部分に当たる
角回(かくかい)が、

その中継役の役割として
働いています。

またこれらの領域は、

弓状束と言う神経経路
によって結ばれており、

これによって
ブローカ中枢が働き、

話すと言う行為が出てくるのです。

角回は、書き言葉についても
重要な役割を担っており、

ここに障害があると
文字の読み書きが困難になります。

言語的知能を司る脳の働きと役割

では、文字や文章を読み、

そしてそれを書くとき、

脳はどのように働いている
のでしょうか。

まず読む時は、

文字情報が目から後頭葉の
視覚野に伝えられます。

その後、左脳の三つの部位
からなる読むシステムに運ばれます。

最初に、

文字の形を処理するために
側頭葉下部の下側頭回に
情報が伝えられます。

次に文字の意味を理解するために
ウェルニッケ中枢と角回にも
情報が伝えられます。

そしてその情報を受けた
ブローカ中枢が働き、

読むという行為が出てくるのです。

言語的知能の障害と脳の関係

ちなみに、文字を読む事が
困難な症状である

ディスクレクシア(難読症)は、

読むシステムに含まれる
3つの部位感の統合に

問題がある事が原因と
考えられています。

トム・クルーズ
キアヌ・リーブス
ジェニファー・アニストン

などがディスクレクシア
と公表していますが、

台本を読む事が仕事の
一つであるハリウッドスターに
この障害があることで、

知名度を得ました。

また、アインシュタインや
ダ・ヴィンチも

この障害であったことが
報告されており、

読み書きと脳の機能の間には
まだまだ秘密があると言えます。

また、書く時は
前頭葉後部の運動野と
頭頂葉の体性感覚野が働いて、

手足の動きや感触を
調整します。

それと同時に

頭頂連合野の空間認知能力も働いて、

文字の構成や配置を処理し、
さらに前頭連合野も

書くための意図や
思考活動を支えます。

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