モンテッソーリの5領域のプログラムと8つの多重知能理論と脳

モンテッソーリの5領域のプログラムと8つの多重知能理論と脳
今回のテーマは

モンテッソーリの5領域からなる
教育プログラムと

ガードナーの8つの
多重知能理論の関係について

見ていく事にしましょう。

モンテッソーリの幼児教育では、

子供の能力が効率よく
引き出され、

それを伸ばす事の
出来る敏感期に

「5つの領域からなる教育」

を行います。

それぞれの敏感期に
用意されている教育プログラムは、

子供の日常生活における
活動や動きが基本となっているため、

子供は自らの活動や
動きを通じて感覚を使い、

言葉や数の学習を行い、

そして文化に触れていくのです。

敏感期ごとに設けられた

「5つの日常生活プログラム」

は以下の5つです。

1.運動の敏感期…

日常生活の練習

2.感覚の敏感期…

感覚教育

3.言語の敏感期

言語教育

4.数の敏感期…

算数教育

5.文化の敏感期

文化教育

この5つの領域のプログラムは

日常生活の練習を
モンテッソーリ法の基本として、

その上に残りの領域を
設定しています。

敏感期というのはモンテッソーリ
教育のキーワードとなる言葉ですが、

適切な時期に適切な教育を
施してあげる事は、

子供の脳の発育にとって
非常に重要な事です。

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モンテッソーリの5領域のプログラム

またモンテッソーリ法では、

領域ごとにそれに適した教具、

あるいは用具が準備されており、

保有者がそれらを
適切に提示する事によって、

敏感期にいる子供は
自ら進んで積極的に活動に
取り組むようになると

考えられています。

この

「5つの日常生活のプログラム」

とそれに適した教具については
今後詳しく見ていきますが、

その前にまずは

心理学や脳機能の観点から、

「8つの多重知能理論」

と5つの領域からなる教育
について簡単に見ていきましょう。

まだ脳科学が発展していない頃の
モンテッソーリ式教育の

合理性は様々な観点から
その効果が実証されています。

これはモンテッソーリの
幼児教育を脳科学から読み解いて
行くときに必要になる知能理論です。

人間の8つのタイプの知能とは?

「多重知能理論」は

1983年にハーバド大学の
教授であるハワード・ガードナー
によって提唱された理論です。

ガードナーは、

知能を

「ある文化において価値があると
見なされる問題を解決したり、

価値があるとされるものを
創造する能力」

と定義しています。

その上で、人間には
独立した複数の知能があり、

それらの知能は脳内に
それぞれ対応する機能領域を
持っているとしています。

ガードナーは、

多重知能として

1.言語的知能

2.論理数学的知能

3.音楽的知能

4.身体運動的知能

5.空間的知能

6.対人的(他者理解)知能

7.内省的(自己理解)知能

8.博物的(自然理解)知能

の8つを挙げています。

知能というのは一括りに出来ず、

一人一人がある状況に置いて
素晴らしいの力を発揮できる
という事です。

脳の機能と教育の関連性

これらの知能は、

例えば言語的知能を

ブローカ中枢とウェルニッケ中数が
司ると言ったように、

脳の中にそれぞれ対応する
機能領域を持っています。

さらに、これらの多重知能理論は
学校教育とも密接な関係があります。

従来、知能と言えば
知能検査を構成する

言語的知能、
論理数学的知能、
空間的知能

を中心に考えられてきましたが、

多重知能理論は
これらに加えてさらに5つの
知能が存在するとしています。

8つの多重知能は、

学校教育の

国語、算数、数学、音楽、
体育、社会、チリ、図画工作、
美術、特別活動、道徳、理科、生活科

総合的な学習の時間など、

ほとんどの教科、
領域に対応しています。

同様に、モンテッソーリの

「5つの日常生活のプログラム」

(日常生活の練習、感覚教育、
言語教育、算数教育、

そして文化教育「生物、地理、歴史、
音楽、美術、道徳、宗教など」)

にもほぼ対応していると言えます。

ガードナーが提唱する「多重知能理論」

ガードナーは、

価値のある問題を解決する能力、

そして価値のあるものを
生み出す創造能力を知能とみなし、

8つの相互に独立した
知能を考えました。

学校教育では通常、

言語的知能と数学的、論理的知能
を働かせる事のみを

重視してしまいがちですが、

もしあなたの脳が
生まれつき言語や数字を得意
とするならば、

学校教育では良い成績を
納めるでしょう。

しかし、本来の強みが
別の領域にある人もいます。

人が、作家、数学者、作曲家、
ダンサー、デザイナー、カウンセラー、
宗教的リーダー、そして生物学者

と言った多種多様な
職業に就けるのは、

それぞれの人が持つ
多重知能のうちどれかの知能が

或はいくつかの知能が
優れている事によります。

従来に知能理論では、

知能は

言語的知能、
論理数学的知能、
空間的知能

の3つから
構成されると考えられ

音楽的能力、
身体運動能力などは

知能とは別の才能と
みなされていました。

しかし、ガードナーは
それらを知能に含め、

さらに

対人的能力、
内省的能力、
そして博物的能力も

「ある文化において価値があると
見なされる問題を解決したり、
価値があるとされるものを創造する能力」

として等しく知能とみなし、

新しい知能概念

「多重知能理論」

を提唱したのです。

モンテッソーリ法、ガードナー理論と対応する脳

ガードナーの多重知能理論は

それぞれの知能が対応する
脳領域を持っていることを
前提としています。

多重知能理論を基盤に
学校教育の実践研究を行っている

トーマス・アームストロングは

8つの知能と関係する脳の主要な
部位を以下のように指摘しています。

1.

言語的知能は
左前頭葉(ブローカ中枢)と
左側頭葉(ウェルニッケ中枢)

2.

論理数学的知能は
左前頭葉と頭頂葉

3.

音楽的知能は右側頭葉

4.

身体運動的知能は

運動野、体性感覚野、
小脳、大脳基底核

5.

空間的知能は右脳後部領域

6.

対人的知能は
前頭葉、側頭葉、大脳辺縁系

7.

内省的知能は
前頭葉、側頭葉、大脳辺縁系

8.

博物的知能は左頭頂葉

このように、
それぞれの知能と脳領域の間には
高い関連性があります。

ここに挙げられる知能と
脳領域の関係は主要なものであり、

知能ごとに関係する脳領域は、

ここに示されている
領域以外にも存在する事は
言うまでもありません。

が、モンテッソーリが唱える
敏感期と5領域のプログラム

ガードナーの8つの多重知能理論と

脳の働き期が関連するのは
非常に興味深い事ですね。

次回以降これらの知能に関する
脳の部位や領域について

詳しく紹介していきましょう。

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