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分子擬態と交差反応と免疫の関係、リーキーガットによる症状


今回のテーマは、

分子擬態と交差反応と免疫の関係、
リーキーガットによる症状

について紹介します。

リーキーガットから
慢性炎症の流れ、

これによって引き起こ
される慢性病は、

自己免疫疾患やガン
だけではありません。

粘膜からの消化酵素が
不足するため、

タンパク質、タンパク質、
脂質、ビタミン、ミネラル

と言った栄養素の吸収に
障害が出てきます。

特に腸にダメージを受けると

小腸から出される

コレシストキニン(CCK)

というホルモンが
放出されなくなります。

コレシストキニンは、

胆のうに胆汁を
すい臓に消化酵素を
放出するように働きます。

胆汁やすい臓の
リパーゼのような酵素は、

主に脂質とタンパク質を
消化するものです。

三大栄養素のうちの
2つが吸収されにくくなるのです。

リーキーガットの問題点

問題はそれだけに
とどまりません。

胆汁が出ないと
ビタミンA、D、Kなどの
脂溶性ビタミンも吸収されません。

それに伴ってミネラル
の吸収率も低下します。

せっかく栄養価が高いものを
食べても腸を素通りするか、

消化されずに異物として
認識され、

抗原抗体反応を
起こしてしまう事にも
なりかねないのです。

また、胆汁が停滞すると
胆石が出来ます。

胆石は痛みを伴うため、

手術で簡単に取り除いて
それで良しとされますが、

実は胆石こそ、

リーキーガットが
起こっていると言う
アラームなのです。

分子擬態と交差反応と免疫の関係

慢性炎症が引き起こす
最大要因「リーキーガット」
について紹介してきましたが、

これが問題になるのは、

腸の粘膜の間から
流入する抗原(タンパク質)の中に

私たちの体を構成する
組織と似ているものがあり、

それに白血球が反応して
抗体が作られるからです。

この現象を「分子擬態」
と呼びます。

こうして作られた抗体は、

結果として私たちの
体の組織を攻撃する事になります。

体を守るために
働いているはずの白血球が、

図らずも「内なる敵」を作り、
攻撃する事になるのです。

このように敵だけでなく
味方をも誤爆してしまう事を
「交差反応」と言います。

この交差反応が
一度起こると、

感染や食事による摂取が
過ぎ去った後も延々と

自分の組織を攻撃して
しまう事になり、

これが慢性炎症の
原因となる訳です。

例えば、

分子擬態で有名な疾患に
「リウマチ熱」があります。

「A群β溶血性連鎖球菌」

というバクテリアの
感染が原因ですが、

このバクテリアの細胞壁の
タンパク質と

私たちの心臓の筋肉にある
タンパク質の組成が似ているため、

交差反応から慢性的な
心筋炎が起こります。

この他にも分子擬態によって、

関節リウマチ、多発性硬化症、
エイズ脳症、糖尿病、強直性脊椎炎、
重症無力症など

多数の慢性炎症疾患が
起こる事が分かっています。

リーキーガットによる症状

また1996年にイギリスで
人にも感染する事実が発表され
大問題になった

狂牛病を覚えているでしょうか?

これも元はと言えば、

腸の粘膜が未発達

つまりリーキーガットの状態の
赤ちゃん牛に

肉骨粉と言うタンパク質を
与えた事が原因でした。

そのタンパク質が
分子擬態を起こして

脳に慢性炎症を起こした結果、

脳がスカスカになってしまい
(=海綿状脳症)

歩行さえもままならない
ようにになったのです。

ミルクタンパク質の中には、

消化を免れて腸の粘膜から
血液に入るものがあり、

私たちの動脈を内皮細胞と
交差反応を起こす事で

慢性炎症につながります。

その結果、

高血圧や動脈硬化、関節組織
と交差反応を起こす事で

慢性的な関節炎が起こります。

また、近年の膨大な
研究結果から、

乳製品、バター、ソーセージ、
砂糖などの西洋食が、

腸内微生物や未消化タンパク質の
吸収を促進し、

白血球内の受容体(TLR)を
活性化する事で、

慢性炎症を起こす事が
報告されるようになってきました。

いずれにせよ慢性炎症の
元となる抗原が

腸を通じて侵入してくる
事は確かですから、

リーキーガットを防ぐ食事
を基本とする事が、

体質改善、ひいては
慢性病の根本治癒に
つながってくるのです。

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