中年期の心の問題、更年期、空の巣症候群、うつ病の心理学

中年期の心の問題、更年期、空の巣症候群、うつ病の心理学
今回のテーマは、

中年期の心の問題、更年期、
空の巣症候群、うつ病の心理学

について紹介します。

中年期ではアイデンティティ
の再構築が大きな課題となります。

それまでの生き方を
軌道修正しなくてはならないのですから、

本人にとっては大きな
負担となります。

しかし、上手く再構築できないと、

その後さらに大きな
アイデンティティの崩壊を
招く事にもなりかねません。

そういった心の問題が

更年期障害、空の巣症候群
うつ病などにつながります。

また、リストラや倒産、

介護や育児によるストレス、
人間関係のつまずき

などと言った社会や
環境の変化も重なる事で、

心に大きな負担がかかります。

心理学者エリクソンの言う、

「次世代の育成」

という課題が
重荷になっている事もあるのです。

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中年期の心の問題「更年期」

身体が急に熱くなって、
汗が額から吹き出てくる…

これは更年期に見られる
症状の一つです。

日本産婦人科学会によれば、

更年期というのは

「生殖器と非生殖器の間の
移行期を言い、

卵巣機能が減退し始めて
消失するまでの時期」

と定義されています。

日本では閉経平均年齢が
50~51歳ですから、

その前後5年の45~55歳くらいの
時期を更年期とするのが一般的です。

更年期には多種多様の
症状が現れてきます。

例えば夏でもないのに
だらだらと汗をかいたり、

手足が冷えて、寝付けなくなったり
動悸がしたり・・

と言ったものがあげられます。

更年期の症状には個人差があり、

いくつもの症状が
同時に現れたり、

日ごとに症状が異なったり
「不定愁訴」

多くの女性が悩んでいます。

これらの更年期症状が
発生する原因は

1.閉経に伴う卵巣からの
エストロゲン分泌の低下、

2.社会的、文化的な環境因子、

3.ここの女性の性格構造に
基づく心理的因子、

この3つの要因が密接に
関係し合っていると
考えられています。

ここでは心理学的な観点から
更年期について見ていきましょう。

中年期の心の問題を心理学的にみると

阪田、小野寺という研究者が

35~55歳までの
中年女性の健康状態と

更年期に対する意識との関係について

2007年にアンケート調査を実施しています。

その結果、自分が更年期だと
感じた事がある人は

35~39歳までは25%、
40~44歳までは48.9%
45~54歳では61.1%

となっていました。

予想通り、年齢層が上がるにつれて
更年期の自覚は高くなっていましたが、

30代でも更年期だと
感じている人が25%
いた事には驚きです。

アンケートの結果を受けて
さらに分析を行った所、

興味深い事が明らかになりました。

自分が更年期だと
自覚している人たちの幸福感は

「嫌な事があってもクヨクヨしない」

人ほど高くなっているのです。

とかく自分が更年期で
体調が悪くなる時分も

ふさぎ込んでしまう人が多いと言われますが、

くよくよせずに
前向きに日々の生活を送っていく事が
いかに大切であるかが分かります。

また現在の家族との生活に
対する満足感と経済的満足感も、

現在の幸福感に
影響している事が
明らかになりました。

中年期の心の問題「うつ病」

また心の問題、負担が重なる事で
うつ病を引き起こすケースもあります。

成人に多く見られる精神障害で、

心の風邪とも言われます。

しかし風邪のように
簡単に治るものでもなく、

自殺につながりやすい事が特徴です。

厚生労働省の2008年の
調査によれば、

1年間の自殺者は
3万2千人を超えています。

年代別で最も多いのが
50~59歳の中年期です。

圧倒的に男性の方が多く、
女性の3~4倍にものぼっています。

また、30~44歳の
成人男性の死因は

自殺がトップとなっており
非常に深刻な問題です。

中高年の男性は他人に
悩みを打ち明けにくく、

一人で抱え込んでしまい、
自殺にまで追い込まれると
考えられています。

こうした更年期、空の巣症候群、うつ病
など中年期の心の問題を

防ぐための一つの方法が
早めに専門家に相談する事です。

話しを聞いてもらう事で、
心の負担を減らす事が出来ます。

精神科や心療内科の他、
カウンセラーがいる会社や
民間のカウンセリング施設など

心理学の専門家の
サポートを受けるのもよいでしょう。

保健所や精神保健福祉センターで
相談できる地域もあります。

さらに地域での育児緯線や
退職後の生き方を考える講習など、

中年期の危機を乗り越えるための
様々なサポート体制も
広がりつつありますので

ぜひ活用してみてください。

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