青年期の友人関係の変化と発達の特徴、群れると孤独の心理学

青年期の友人関係の変化と発達の特徴、群れると孤独の心理学
今回のテーマは

青年期の友人関係の変化と発達の
特徴、群れると孤独の心理学

について紹介します。

青年期において、
友達の存在は重要な意味を持ちます。

親よりも友人の言う事を優先したり、

仲間内でのルールの方が、
社会的な規範よりも正しい
と考えられたりします。

心理学者のオーズベルによれば、

親の周りをまわる衛星のような
状態から脱して、

自分の軌道をつくる際に、
一時的な中心として
選ばれるのが友人だと言います。

依存と親からの自立という
葛藤の中で、

友人関係は、
情緒の安定を図りる、

精神安定剤のような役割を
果たしていると言えます。

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青年期の友人関係の変化と発達の特徴

あなたは、自分の悩みを
相談できる学生時代からの
友人はいますか?

宮下という心理学者は

友人を持つ事の
発達の特徴や心理的意味について
次のように説明しています。

1.

自分の不安や悩みを打ち明ける事によって、

情緒的な安定感、安心感を
得る事が出来る。

(自分だけではなく友人も
同じような気持ちなんだと思う事で
安心する事が出来る)

2.

自己を客観的に見つめる事が出来る

(友人関係を通じて
自分の長所、短所に気づき内省する)

3.

人間関係を学ぶ事ができる

(楽しい事や嬉しい事だけではなく、

傷つき、傷つけられる
経験を通じて、

人間として良い事、悪い事、
思いやりや配慮について学ぶ)

仕事についてからの人間関係は、

上下関係や利害関係で
成立している事が多くなります。

そう考えると、

青年期に築かれた友人関係は
かけがえのないものであり、

あなたの一生を支えてくれる
大切なものではないでしょうか。

青年期の友人関係、親友と自己開示

青年期には親友と呼べる
友人も出来るようになります。

ある調査によれば

約7割の高校生が

「本当の自分を見せる事が出来る事」
「お互いに悩みを話せる事」

を親友の規準として
あげています。

つまり自己開示が深くなる事で
関係が深まっていくのです。

しかし、親友と言っても
楽しい事ばかりではありません。

お互いに内面をさらけ出す事で、
傷つけ合う事もあるでしょう。

そうした様々な友人関係を通じて、
青年は自己を形成していき、
成長していくのです。

ところが現代の若者たちは、

傷つけ合いたくないと言う
気持ちから、

一緒にいて楽しければ
それで良いという表面的な
付き合いしか求めない傾向があるようです。

友人関係の群れると孤独の心理学

岡田さんという研究者は

現代の大学生の友人関係に
ついて研究を行い、

以下のような3グループを明らかにしています。

1.「群れるグループ」

冗談を言って相手を笑わせたり、
皆でいる事を重視する

2.「気遣いグループ」

互いに傷つけないように
気を使ったり、

互いの約束を決して
破ったりしない

3.「触れ合い回避グループ」

互いのプライバシーに
踏み込んだり、

心を打ち明ける事はしない

岡田は

現代の青年たちは友人を
自ら回避しようとしている訳ではなく

本当は内面的な事にも
触れる交流を求めているのではないかと
コメントしています。

最近の青年の友人関係は

相手に深入りせず、
一定の距離を置き、

その一方で一人になる事を
極端に恐れ、

群れる事を好む傾向にあると言います。

つまり、深くつき合うのは
疲れるから避けたいけれど、

孤独にはなりたくなり

こうした二面性を多くの青年が持っており、

人間関係に疲れる結果、
引きこもりに陥る
青年も少なくないと言われています。

孤独というのは、

他者と分かり合えず、
自分はひとりぼっちだという気持ち

と心理学では定義されていますが、

この感情は、辛さや寂しさを
伴いますが、

一人になる事で
自分と直面し、

本当の自分に戻るための
きっかけになる事もあります。

青年期の基本的な感情で
人格形成に重要です。

この事から、青年が決して
人と関わりたくないと
思っているのではなく、

その対応の仕方に戸惑ったり、

不安を感じたりしていると
考えられます。

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