青年期のアイデンティティの確立の重要性と定義、発達段階

青年期のアイデンティティの確立の重要性と定義、発達段階
今回のテーマは、

青年期のアイデンティティの
確立の重要性と定義、発達段階

について紹介していきます。

人生に悩みはつきものですが、
特に青年期は多くの悩みを
抱える物です。

第二次性徴を迎えるとともに

自分の容姿への関心が高まり、
周囲からどのように見られているかが
気になってきます。

友達との関係や恋愛の
悩みも生まれてきます。

また進学や就職など
人生の節目となる大きな選択
について悩む事も多いです。

こうした問題に常に直面し、
選択を迫られるのが青年期の特徴で

さらに

「私は一体何者なんだろう」
「なんで私はここに存在しているんだろう」

など自分に関する悩みが
青年期には生まれてきます。

それまで全く疑問に
思わなかった自分という存在や
その起源に対して、

疑念や違和感が生まれてくるのです。

こうした問題の一つの答となるのが
「アイデンティティ」というものです。

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アイデンティティの定義とは?

そんなアイデンティティを提唱したのが

アメリカの精神分析家
エリクソンです。

青年期で一番大切な事は、

アイデンティティを
確立する事であると

エリクソンは述べています。

日本語ではアイデンティティは
自我同一性と訳されます

アイデンティティというのは

過去、現在、未来と言う
時間の流れの中で

自分は自分であると言う
一貫した認識であり、

他者もそのような自分を
認めているという感覚だと
定義する事が出来ます。

つまり青年期には

「自分とはどんな人間なのか」
「自分は将来どんな事をやりたいのか」
「自分の生きている意味は何だろうか」

と言った問題について探索し

揺るぎない自分を確立する
事が必要になるのです。

アイデンティティの発達段階

エリクソンのアイデンティティの
確立の考え方は、

青年の特徴を語る上で
なくてはならない概念です。

その概念を使って多くの
研究者は青年のアイデンティティを
測定する尺度を開発し、

概念を発展させていきました。

例えば、マーシャは

アイデンティティを

「危機(crisis)」と
「積極的関与(commitment)」

という観点から研究しています。

「危機」というのは、

いくつかの可能性について
迷い苦しむ事を意味しています。

「積極的関与」というのは
自分の考えや信念を表現し、

それにそって行動する事を
意味しています。

マーシャは面接法によって
青年のアイデンティティの確立度を検討し、

その結果、次の4つの
アイデンティティの地位(ステータス)
を明らかにしています。

1.アイデンティティ達成

これまでの自分の生き方や
価値観について悩んだり苦しむ事で、

自分が正しいと思う
考えに従って現実的に
物事を解決していこうとする。

自分とはどのような
人間であるのか、

自分の長所、短所も理解し
受け入れられている状態、

2.モラトリアム

今の自分の生き方について
模索中で迷っている状態、

モラトリアムという言葉は
もともと「支払猶予期間」を
意味する経済用語で、

つまり青年が社会で担うべき
責任や義務を先延ばしている
状況を指す。

3.早期完了

心理的な悩みや危機を
経験していないが、

仕事やイデオロギーに
積極的に関与している状況、

親が子供に期待する生き方や
目標、価値観を受け入れて

その道にそって進んでいる

ただしそれが本当に自分にとって
よい事なのかどうかは考えていない。

4.アイデンティティ拡散

今の自分は本当の自分で
ないような気がするという感覚、

一次的に自分自身を見失い
一貫性を持って目的に向かった
生き方が出来ないでいる状態を指す。

アイデンティティの確立されないと、、

アイデンティティの確立は

どのように生きるかを意味し、
就職や結婚、宗教などについての
選択に大きな影響を及ぼします。

だからこそ青年期による
アイデンティティの確立は
人間の発達に重要な課題なのです。

青年期には先ほど紹介したような
様々な問題について悩んだり、
選択を迫られたりします。

また

こうでありたいという
「理想自己」と、

あるがままの「現実自己」
とのギャップに悩む事もあります。

そうした経験を積み重ねる事で

次第にアイデンティティは
確立されていくのです。

しかし現代では
アイデンティティが確立されないまま

大人になる青年も増えていて
精神発達上の弊害にもなっています。

またアイデンティティは
青年期に一応確立されますが、

一生変わらない訳ではありません。

積み重ねられる経験や
私を取り巻く環境の変化で
アイデンティティも変わってきます。

しかし青年期の時期の発達は
非常に重要です。

青年期のアイデンティティの
確立と定義、発達段階を理解し、

親は上手くサポートしてあげる必要があります。

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