子供のやる気と無気力の関係、内的動機づけと外的動機づけ

子供のやる気と無気力の関係、内的動機づけと外的動機づけ
今回のテーマは、

子供のやる気と無気力の関係、
内的動機づけと外的動機づけ

について紹介します。

親ならば誰もが、
我が子が勉強のできる

子供であってほしいと
願う物ではないでしょうか。

やる気の事を、

心理学では「達成動機」といいます。

アメリカインの心理学者マレーは

人間の欲求について
研究した人として有名ですが、

達成動機について
次のように定義しています。

「難しい事を成し遂げる事。

自然、人間、思想に精通し、
それらを処理し、組織化する事。

そしてそれらを出来るだけ速やかに
出来るだけ独力でやること。

障害を克服し高い水準に達する事。

他人と競争し他人をしのぐ事。

才能を上手く使って自尊心を高める事」

この定義をまとめるならば、

達成動機とは難しい事でも
高い水準を目指して

自分の力でやり遂げようと
する事だと言えます。

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子供のやる気と内的動機づけと外的動機づけ

テストがあるのに遊んでばかりいる
子供を見ると、母親は

「あなたには勉強に対する
やる気が全くない」

と怒鳴りつけたりします。

すると子供は渋々
机に向かって勉強しているフリをします。

しかし、それは親を安心させるための
見せかけのもので

本物のやる気ではないのです。

本物のやる気というのは、

人に言われなくても
自分の内側からでてくるもので、

心理学では内的動機づけ
と呼んでいます。

それに対して、

周りの大人から与えられる刺激

(例:良い成績を取ったら
ご褒美を買ってあげる)

によって自らの行動を
決める事を、

外的動機づけと言います。

小さいうちから子供自身が
やる気を持つように育てるのは
難しい事ですが、

「親が言うから」とか、
「ご褒美が貰えるから○○する」

のではなく、

心の内側から生まれた
やる気を持てた時、

本当の知恵や知識が
身に付くのではないでしょうか。

子供が無気力に陥る理由

ところが、ある状況のもとで
何度も何度も失敗の経験を重ねていると

「いくら頑張ってもその
失敗を回避する事が難しい」

という「あきらめ」に近い
意識が芽生え、

無気力になってしまいます。

自分の行動が無力である事を
学習してしまうのです。

これを

「学習性無力感」

と呼びます。

いわゆる無気力の状態です。

この概念を提唱したのは、

セリングマンという
アメリカの心理学者です。

彼は、犬に統制不能の
電気ショックを与え続けていくと

次第に、逃げられる状態であっても、

電気ショックから逃れようとせず、

ずっとその場所にうずくまったままに
なってしまう事を報告しています。

学校で一生懸命努力しても、

学業成績が良くならない
子供に対して

親が「あなたは馬鹿だ」
と言い続けたならば、

その子供は無力感に苛まれ、

全ての事にやる気が
なくなってしまうはずです。

親や教師からの
温かい励ましの言葉が

子供のやる気を引き出す秘訣です。

子供をやる気と無気力にか変わる要素とは?

また日本の小野寺と言う研究者は

母親の励ましと子供の無気力感との
関係について研究しています。

この両者に作用する要因には

エゴ・レジリエンス

というものがあります。

このエゴ・レジリエンスとは、

私たちが過度のストレスに
さらされた時に自我を調整する力と
定義されていますが、

分かりやすく言えば、

ストレスという外からの力が
加わった時に

エゴ・レジリエンスが
そのストレスと戦って
自分を守ろうとしてくれる訳です。

前向きに進もうとする力や
心の柔軟性

エゴ・レジリエンスの
特徴として挙げられます。

小野寺によれば、

母親が小さいときから
温かく子供を励ましていく事が、

子供のエゴ・レジリエンスを鍛え、

その力が無気力感に
陥らせないように作用するのでは
と指摘しています。

子供をやる気を引き出す方法

親の意欲が高すぎると、
子供に期待する目標も高くなります。

しかしそれが子供の意欲を低下させ
無気力にさせる事につながります。

また親の意欲が低すぎても

子供の意欲を引き出すような
働きかけをしたり、

刺激を与えたりしないため、

同じく子供のやる気は
低くなってしまう事になります。

つまり、子供のやる気を
引き出す方法というのは、

適度な働きかけと
ゆとりを持って見守っていく
姿勢が大切です。

また子供もの行動に対して
きちんと反応する事も大切で、

適切な反応が得られると
子供は手応えを感じて

より意欲的に行動するように
なっていくでしょう。

内的動機づけと外的動機づけ
子供をやる気と無気力の関係を知り、

子供積極的な行動を
サポートしていきましょう。

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