赤ちゃんに自覚が芽生え、自分を認識する時期はいつから?

赤ちゃんに自覚が芽生え、自分を認識する時期はいつから?
今回のテーマは、

赤ちゃんに自覚が芽生え、
自分を認識する時期はいつから?

について紹介していきます。

3~4ヶ月頃までの赤ちゃんは、

鏡に映る自分を自分自身
だとは分かっていないようです。

ですから、鏡の中に
別人がいると思って鏡を叩いたり

顔を鏡に押し付けたりして
様子をうかがう仕草をします。

しかし、1歳を過ぎると
鏡に映った姿は本物ではない
という事を認識できるようになり、

1歳半頃からは

鏡の中の姿が自分である事を
しっかりと認識できるようになります。

それを解明する実験に
マークテストと呼ばれるものがあります。

この実験は、次のように行われます。

まず赤ちゃんが寝ている間に
ほっぺや鼻に口紅をつけておき、

鏡の前に連れて行きます。

ここで赤ちゃんが、
塗られた口紅に触れる事が出来れば、

鏡に映っているのが自分だという
自覚が芽生えてきた事を意味し

触れられなければ、

まだ自分だと認識できていない事になります。

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赤ちゃんに自覚が芽生えるのはいつから?

チンパンジーは、

犬や猫と異なり、
鏡の映像を自分だと認識できる
という報告があります。

しかし、仲間から隔離されて
育ったチンパンジーは、

自己像の認識が出来ないそうです。

鏡の自分に向かって
怒って興奮したり、

逆に怖がったりするのです。

このことから、

自分である事の認識や
自覚の芽生えというのは
生来のものではなく、

他者との関わりの中で
身に付いていくものだという
ことが分かります。

2~3歳になった子供は、

お母さんが

「お風呂に入りなさい」

と言えば「いや!」

「テレビを消しますよ」

といえば「ダメ!」

などという事が多くなり、
親を手こずらせます。

しかし、こうした態度は
この時期の子供に見られる特徴で

「第一次反抗期」

と呼ばれています。

反抗期が見られる理由は

「私とママとは別の人間なんだ」

という事を徐々に
認識し始めているからであり、

心理学的な言葉で言うならば

「自我の芽生え」

の時期であるからなのです。

親からの指示に反対し、
自分の意見を言えるようになる事は、

大人としての自分を
しっかりもてるようになる
準備段階でもあるのです。

ですから、
反抗的な態度を示す子供を

わがままな困った子供だ」

と捉えるのではなく、

自分を表現する力が
ついてきた事をむしろ喜ぶべきなのです。

自分を認識してからの発達が大切

自分と親とは違う別々の
存在だという意識が
徐々に芽生えてくるに従って、

自分のよい所や悪い所に
目が向くようになっていきます。

こうした自覚が芽生え、
自分を認識してからの発達は
子供にとって非常に重要です。

「周りの友人に比べて
自分はこんな事が上手だ」

という気持ちも生まれてきます。

そうした気持ちの事を
自尊感情と言いますが、

親の声かけ一つでこの
自尊感情は高くもなり、
低くもなるのです。

例えば、

「○○ちゃんに比べて
あなたの絵は下手だね」

などと言われると、

「ママの言うように自分は
本当にダメな子なんだ…」

と子供は思い込むように
なってしまいます。

「今の自分で大丈夫!」

という気持ちを、子供が
小さい頃から育てていく事が大切です。

自分と他人のバランスが大切

自分の意見をしっかり言えるように
なるのはとても大切な事ですが、

自己主張ばかりしていては
友達関係がうまく行かなくなります。

ですから自分の行動を
コントロールする事(自己抑制)
を身につけていかなければなりません。

自己抑制とは、
ブランコの順番を待ったり、

欲しいおもちゃを買わずに
我慢できる力の事を意味しています。

ところが困った事に、

自分の行動をコントロール
出来ない子供たちが急増しています。

その原因の一つとして、

少子化により、
つい親が手を貸して自立する芽を
摘んでしまったり、

子供が欲しがるものを
すぐに買い与えてしまったりする
傾向があげられます。

子供は我慢しなくても、
何でも親が言う事を
聞いてくれるという訳です。

ブロックという心理学者は

こうした緩いしつけを
アンダーコントロール、

厳しすぎるしつけを
オーバーコントロール

という概念で説明しています。

親の養育態度として
一番よいのは、

両方がちょうど良く、
バランスが取れている事です。

赤ちゃんに自覚が芽生える時期の
自分を認識するようになってから

人間らしさも生まれてきます。

この辺りの発達段階を
把握しておく事は親にとっては
非常に大切です。

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