マクロビオティック、玄米菜食の健康のデメリット、問題点


今回のテーマは、

マクロビオティック、玄米菜食の
健康のデメリット、問題点

について紹介します。

これまで、ベジタリアンや
ヴィーガンの食事法について

一般的に考えられている健康とは
違う問題点について紹介してきましたが、

マクロビオティックなどに
代表される玄米菜食も

同じ問題を抱えています。

特に今回は玄米に注目して
健康へのデメリットについて
紹介していきましょう。

玄米と言うのは、
稲の種そのものです。

その種の構造は外側がぬか、
その内側に内胚乳(この部分が白米)

そして内胚乳に含まれるようにして
最内側に位置しているのが胚芽です。

あわ、ひえ、きびなど
雑穀なども同じ構造を持っています。

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界面活性作用と玄米菜食の問題点

極端なマクロビオティック、
玄米菜食を実践してしまうと、

深刻なミネラル不足や
健康被害をもたらすケースもあります。

糠(ぬか)と言うのは

穀物を精白した際にでる
果皮、種皮、胚芽などの部分の事を指し、

大麦の糠は「麦糠」
小麦の糠は「ふすま」

と呼びます。

これは食物繊維として
重宝されていますが、

一方でデメリットもあります。

日本では合成洗剤が普及するまで

米ぬかは洗剤としても
広く用いられていました事を
ご存知でしょうか?

米ぬかに界面活性剤の
働きがあるからです。

洗剤を飲むような事をしないと思いますが、

玄米菜食では体内で
洗濯のような機能をしてしまうのです。

界面活性剤と言えば

代表的なものが石けんで

油を分解して水に溶けるようにしてしまうものです。

水と油と言う言葉があるように
通常交わらないものを交わらせるのが
界面活性剤と言う事です。

実は私たちの細胞を包む膜(細胞膜)も

リン脂質と言う油で
構成されているのです。

ここに糠のような
界面活性作用を持つ物質が
作用してしまうと

細胞膜の脂質が溶けてしまい、
穴が空いてしまいます。

つまり、糠を飲食すると、
腸の粘膜細胞に穴が空いてしまういます。

これをリーキーガット
と言う現象と呼ばれ、

この症状に関しては
今後詳しく紹介しますが、

かなり危険な症状と言えます。

フィチン酸のデメリット、問題点

また、玄米や雑穀、豆類を
始めとした植物の種子は

その糠の部分に動物に食べられないように
身を守る防御因子(抗栄養素)を持っています。

動物と違って動き回れない
植物と言うのは、

外敵から身を守るため
その内部に毒物を備えます。

マクロビオティックで主食とする玄米では
この代表が前回も取り上げた
フィチン酸です。

さらに、発芽に適した
環境になると芽が出せるよう
栄養成分を貯蔵して決して外に出さない

「アブシジック酸」という
発芽抑制物質も含んでいます。

フィチン酸は正しくは

「イノシトール・ヘキサキシホスフェイト」

と呼ばれているように、

イノシトールと言うビタミンBの
一種とリン酸が結合したもので

植物のリン酸を貯蔵する
役割を担っています。

食品中のフィチン酸含有量としては

豆類、ナッツ類に次いで
玄米、トウモロコシ、全粒小麦に
多く含まれています。

玄米の分析では

糠部分に3.37%
白米部分に0.89%
胚芽部分に3.48%

のフィチン酸含有量が
報告されています。

マクロビオティックのミネラル問題点

野菜や玄米は
ビタミンミネラルが豊富だから、

積極的に取り入れようと言う
指導がなされているようですが、

こうしたフィチン酸が問題となるのは

亜鉛、鉄、マグネシウム、
カルシウムなどのミネラルあるいは、

ビタミン類とキレート作用によって
強力に結びついていると言う点です。

そのため、ウランや水銀のような
重金属の土壌汚染にも
使用されている訳ですが、

(これをバイオレメディエーションと言います。)

私たち人類はこの
フィチン酸を分解する酵素を持ちません。

フィチン酸が腸内に入った場合、

食べ物に含まれる
ミネラルがフィチン酸と結合して
結晶化(塩)し、

吸収されないと言う事態を招きます。

顕微鏡で調べたら、
確かにマクロビオティック、玄米菜食の
食生活はミネラル豊富ですが、

実際に食べても吸収されず、
それどころか、体内ミネラルを
排出する事があるのです。

フィチン酸が多くなるに従って
キレート結合して

結びつくミネラルが増えるため、

玄米、全粒穀物など糠、
ふすま成分が残っている物質を
食べれば食べるほど

ミネラルの栄養吸収障害が
起こる事になるのです。

ミネラルは健康維持に
非常に大切なものです。

玄米菜食を極端に遣り過ぎると
ミネラル不足から来る

健康被害のデメリットが
数多く報告されているのです。

玄米菜食で起こるデメリット、問題点

例えば、イランの地方では

「タノク」と呼ばれる
全粒小麦のパンを主食としていますが、

1日の総カロリーの50%以上を
このパンに頼っているため、

慢性的な亜鉛不足から
この地域の子供には著しい
成長障害(小人症)

思春期の遅れ、生殖機能の障害
が認められています。

精製していない穀物を主食とする
発展途上国にこうした栄養障害がでているのです。

こうしたフィチン酸を取り除くためには

発酵、浸水、発芽などの
方法が知られています。

その中で最も効果的なのが
発酵させた場合で、

56~96%のフィチン酸を
除去する事が出来ます。

これに対して、

加熱処理後に10℃で
浸水した場合は42~59%

熱処理を加えないで25%

24時間浸水した場合となると
20%以下しかフィチン酸を除去できません。

もちろんこうした手間を加えれば
玄米も素晴らしい主食となるでしょう。

ただそのまま食べた場合、

栄養豊富な玄米であっても
その栄養が吸収できるとは
かぎらないので、

かえってその吸収が阻害される
場合もある事を知るべきでしょう。

そこまで面倒な手間をかけて
玄米を食べている人は現実は少ないようです。

マクロビオティックの環境へのデメリット

マクロビオティックはもともと
桜沢如一さんの哲学から始まった、

食への哲学だけでなく、
地球の自然環境にも配慮された
思想に基づいています。

健康なだけではなく、
エコにも関心がある人が
数多く実践しているのですが、

実は環境破壊へのデメリットも
報告されているのです。

なお、牛のような反芻動物は

腸内細菌が出す酵素(ファイテース)
によって植物のフィチン酸を
分解する事が可能ですが、

フィチン酸を豊富に含む穀物、
豆類などを家畜の飼料として
与えると腸内細菌の分解能を超えてしまい、

そのまま消化されずに
便として排出されます。

これが土壌や河川などの
環境中に流しだされる事によって

過剰なリン酸による「富栄養化」
と言う環境問題が引き起こしています。

何が何でも玄米と言う思想は
少し危険ではないでしょうか。

アブシジック酸のメリットとデメリット

最後に、糠に含まれる
アブシジック酸の問題についても
見ていきましょう。

アブシジック酸は
発がん抑制因子とも呼ばれ

人の白血球(顆粒球)に働きかけ、

活性酸素、一酸化窒素などの
炎症をオンにする作用がある事がから

一種の炎症性サイトカイン
と考えられています。

また、アブシジック酸は
人の膵臓の細胞からも分泌されており、

高血糖時にインスリン分泌を
刺激して血糖を下げる、

とても興味深い働きもあります。

現在のところ、
アブシジック酸の体内での
働きについてはっきり分かっているのは
これだけですが、

ここで胎児なのは、

玄米も含めた植物の種子には
外敵に簡単に補食されないよう、

「抗栄養素」を
配置していると言う点です。

フィチン酸のようなミネラル
吸収障害を起こすものから、

栄養素を捉えて離さない
アブシジック酸、

あるいは、捕食者の
腸内でのタンパク質分解酵素を逃れる

「タンパク質分解酵素阻害剤」

など、

これらはどれも種子の存続のために
必要な物質です。

ちなみに、タンパク質分解酵素阻害剤
によって腸内での分解を免れた種子は

便として排出され
存続できる事になります。

マクロビオティックのように
玄米や豆類を食べると言う事は、

こうした抗栄養素を取り入れる事に
もなるので注意が必要です。

これまで繰り返してきたように

栄養価が高いからと言って
身体に良い(吸収消化に優れている)
とは言え無いのです。

もちろんマクロビオティック、玄米菜食
にもメリットはありますが、

デメリット、問題点もあるのです。

その辺りを考慮しながら
食生活を考えていく必要がありそうです。

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