他の子と比べない子育て、子供の賢さを褒める事の効果と逆効果

他の子と比べない子育て、子供の賢さを褒める事の効果と逆効果
今回のテーマは、

他の子と比べない子育て、子供の
賢さを褒める事の効果と逆効果

について紹介します。

確かに人は何かを比べて
価値を判断する生き物です。

だからこそ比べるということは
必ずしも悪いことではないですが、

時に不幸を呼びます。

特に子供の教育を考える時
褒める事が上手くなる必要があります。

IQ(intelligence quotient)は
知能指数という事で、

数字によって現す事が可能です。

いわば人間の知能を
計数化したわけです。

quotientの原義は
商(割り算で導きだされる答え)
の意味です。

だからもちろん、

頭のよさ、学校の成績などは
他の事比べる事もできます。

では賢さ、EQ(心の知能指数)も
それができるかと言うと、

今の所はできません。

また将来も、できないかもしれません。

だから賢さは他の子と
比べられないのです。

EQは前にも紹介しましたが、

アメリカの雑誌「タイム」誌が
IQに対するものとして
考えだした便宜的な造語で

その本来の意味は
emotional intelligenceです。

したがって指数という言葉はないのです。

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数値化できない賢さを他の子と比べない

しかし数値化できないからといって
IQよりEQが劣る、不要、という
わけではありません。

このテーマで取り上げている
『賢さ』というテーマは

EQとほぼ同じ意味ですから、

同様にこれも計数化
することはできません。

「頭のよさ」は例えば
学校の試験の成績などで
計数化できるかもしれませんが、

「賢さ」は無理なのです。

では「賢い」「賢くない」
は誰が決めるのか。

それはあくまでも他人です。

ここがなかなか厄介なところです。

比べることは難しいですが、

「賢さ」は常に他者評価であって
自分で決めるものではありません。

だから賢いと自分で思っている人は
本当はあまり賢くないのです。

他人から「あなた賢いね」
と褒められたら、

「はあ、そうですか、どうもありがとう」

ぐらいのことを言っておけばいいのです。

つまり競争をしないということです。

こういうことはあまり
意識しない方が良いので、

例えば何かの折に他人が
感心するような行動をとり、

「さすが、あなたは賢い」

と言われたりすると、
賢い賢くないにこだわるように
なってしまうかもしれません。

しかしこだわりだすと、
それはもう賢くないのです。

意識をして執着すれば、
その賢さは逆効果となります。

自分は賢いんだ、
なんて事を言い出すと、

それは頭のいい人という事です。

賢さを褒める時の判断基準

賢さを求めて競争し
評価を欲するようになると、

途端に愚かになってしまうのです。

自分の賢さを判断するようになると、
それは鼻についてくるし、

他人にとっては度し難い
思い込み人間のように映ります。

必要のない人間に親切や善意の
押しつけをする人がいたりしますが、

これなどはむしろ
「愚か」に見られるものです。

前にも紹介しましたが、

だいたい「賢さ」というのは
そんなにいつも発揮される
訳ではありません。

ここぞというピンチのときとか、

何か重要な局面で
出てくるもので、

いつも鼻先に「賢さ」が
チラついている人間は、

本当は賢くないのです。

「教養が邪魔する」とか
「教養が顔に出てしまう」のは、

賢くない典型です。

そんなとき
「寅さん」だったら、

「お、てめえ、さしずめ
インテリだな?」

と茶化してしまうでしょう。

そもそも賢さを判断しようとなると
効果的とは言えないのです。

しかし他人から

「あの人はほんとに教養のある人だなあ、
でも決してそれを表に出そうとしない
奥ゆかしさがある。素晴らしい」

などと思われたとすれば、

その人は本当の意味で賢いのです。

賢さを褒める上手い子育てのやり方

もっと考えてみると、

大人同士が面と向かって

「あなたは賢い」という場合は
あまりないでしょう。

親しい間柄であれば

冗談めかしてそういう事も
あるかもしれませんが、

普通の関係だったらこう言う
言葉はあまり使わないものです。

言われた方は何だか
子供扱いされたようで、

褒められているのか
茶化されているにも関わらず、

素直に喜ぶ気分にはなれません。

褒める事で喜ばせようとしている
ならばそれは逆効果になります。

だからもし大人同士が
こう言う類の言葉を使うとしたら、

例えば

「さすが、賢明ですね。」

だとか

「以前から聡明な方とは
伺っていましたが、流石ですね」

なんていう、

最上級の効果的な褒め方に
なるのでしょう。

褒め方にもそれなりの
テクニックが必要です。

こうした他人の評価は
あくまでも相対的なもので、

絶対的なものではありません。

だからみんなが
広く認める場合もあれば、

一部の人だけが認めて
他の人は認めない場合もあるでしょう。

従って子育てでも、

お母さんが我が子は賢いな
と思っていれば、

他の誰もが認めなくても、
その子は賢いのです。

それは他人と比べて、
うちの子はあの子より賢いとか、

クラスの中で三番目に賢いとか
そういう話しではないのです。

子供の賢さを褒める事の効果

そして、たとえ我が子が賢いと
思っても

あまり子供に面と向かって

「あなたは賢いわね」

というのはよした方が良いでしょう。

子供はそれによって

自分の賢さを意識するように
なるかもしれない逆効果になるからです。

それよりもむしろ

賢いと思う理由があれば
そのことをほめてやるのです。

そういう意味でも
褒める事は賢さを得るように

なかなかハードルが高いわけですが、

例えば小学校二年生の
子供が学校から帰る時に
雨が振り出し、

遠くから通っている仲良しの
友人が風邪気味で傘がなかったので、

自分のを貸してやり、

家が近くの自分は傘を
持ってきてくれるように、

お母さんに電話をかけて来たとします。

なかなか賢いな

と思ってもそうは言わずに

「よく気がついたわね、
あなたのそういうやさしい所が
とってもいいよ。」

と褒めてやればいいのです。

子供はそれで十分勇気づけられ、
自信を深めていくでしょう。

他の子と比べない子育て、

子供の賢さを褒める
効果的なやり方と言えます。

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