マンネリに陥る事の問題を克服し、いつもベストを尽くす方法

マンネリに陥る事の問題を克服し、いつもベストを尽くす方法
今回のテーマは、

マンネリに陥る事の問題を克服し、
いつもベストを尽くす方法

について紹介します。

人間は慣性の動物と言われ、

同じことをつい繰り返し習慣化
するという脳の特性があるようです。

こんな話しがあります。

ある人がちょっとした
仕事のミスでひどく落ち込んでいる時、

見かねた友人が元気づけてやろうと思い

「そんなにクヨクヨするなよ、
明日は明日の風が吹くさ!」

と声をかけてやったそうです。

すると落ち込んだ人は
何かフッとした表情で、

「そうか、明日は明日の風が吹くか、、
うん、そうだな」

と、気を持ち直しました。

そして後日、彼ら二人が
お酒を飲んでいる時その話しになって、

「あの時言ってくれた
『明日は明日の風が吹く』って一言で、
ずいぶん気が楽になったよ」

とお礼を言いました。

小さな賢さが人を救った
という訳です。

彼は自分の一言で相手の心を
楽にしてあげられたことが嬉しくて、

そのフレーズをたいそう
気にいったと言います。

もちろん素晴らしいことです。

スポンサーリンク

マンネリに陥る事のデメリット

この話しには続きがあります。

ところがそれからというもの、

その友人は落ち込んでいる人を見ると、

「クヨクヨするな、明日は明日の、、」

という励ましの言葉が
定番になってしまったのです。

そして、相手も自分も満足
ということを繰り返していました。

そしてある時、

それを言われた人間から

「何言ってやがる、
俺の問題はそんな能天気な
話しじゃないんだ!!」

と激しく怒られてしまいました。

それももっともな話しで、

彼らは難病の肉親の介護の問題で
長い間苦しみ悩んでいたのです。

そこにマンネリ化した
フレーズと化してしまった

「明日は明日の風が吹く」

という言葉が逆に彼を怒らせたのです。

マンネリに陥ることの問題や
弊害は様々な形で生まれます。

いつもベストを尽くすのが賢さ

学校のテストの提案ならば、

いつも100点満点という
優秀な生徒もいるかもしれません。

まさに優秀さを固定できる
数値化できるわけですが、

賢さというのは固定化できません。

だからこうすれば必ず
こうなると言う

数字の定理のようにはならないのです。

ある状況、あるケースに
おいては賢い事も、

ちょっと状況が違えば
愚かな事になります。

したがって、一つの賢さを
習慣づけしようとする事は、

全て賢くないのです。

ではどうすればいいか?

その場、その場で
ベストを尽くす事、

それしか方法はないのです。

だからこそ難しいのですが、、、

ここでマンネリに陥る事を克服し、
いつもベストを尽くす方法について
興味深いエピソードがあるのですが、

映画『男はつらいよ』は

残念ながら、寅さん役の
渥美清さんが亡くなって
幕を閉じる事になりましたが、

もちろん人気があってファンがいて
シリーズ化されるわけですが、

それが続けば、アイデアも
設定も以前と似たようになる…

あのシリーズの途中で山田洋次
監督はずいぶん悩んだそうです。

それはそのはずで、

同じパターンのストーリー展開で

しかも観客を飽きさせず、
お盆と正月にはまた確実に
お客を呼べる映画を作り続けるのは

至難の事です。

マンネリに陥るのは避けられません。

山田監督の脚本作りは

旅館に閉じこもって髪をかきむしり
ながらアイデアを考えていたそうです。

そして監督は

毎回同じような映画を作る事に
根本的に疑問を感じていたそうです。

そんな監督にきっかけを与えたのも、

ある種の「賢さ」からだったのです。

マンネリを克服し、ベストを尽くす方法

そんなとき、当時
人間国宝となった落語家の

今は亡き柳家小さん師匠と
対談する機会があったのです。

そしてその席で、
山田監督はこう質問しました。

落語というのは決まった筋の話しを
お客さんが聞きにくる訳だけれども

落語家は一体どんな気持ちで
毎回演じるのか?と、

恐らく、寅さんシリーズで
マンネリに悩んでいた監督が

何かしらの突破口のヒントを得ようと
出た質問だったのではないでしょうか。

すると小さん師匠はこう答えたそうです。

私らはいつも、お客がその話しを
初めて聞くものだと思って演じているのだと、

そんなお客たちに面白く
聞かせてやりたい、

そういう気持ちで語るのだというのです。

それを聞いた監督は、

なるほどそうか、と思ったそうです。

確かに演じる側は、毎日のように
触れるわけでマンネリを感じる
かもしれないが、

見る側は常に新鮮なわけです。

こうして新たな視点を得たことで、

マンネリに陥る事の問題を克服し、
いつもベストを尽くす方法を
ひらめいたそうです。

そして迷いが吹っ切れたと言います。

どんな観客も、今初めてこの
『男はつらいよ』という
映画を見るのだと、

そういう気持ちで、決して
自分自身の心がマンネリに陥る事なく、

その度にベストを尽くす気持ちで
映画を作っていこうと思ったそうです。

一つのシリーズ映画で
48本の作品というのは、

世界の映画史上例がありません。

ギネスブックにも載っている
この記録はたいへんなものです。

もし監督の作品作りの姿勢が
習慣づけされたものだったら、

この記録はできませんでしたし、

惰性の習慣で続けていたなら

多くの人々の心を慰め、
勇気づける事はなかったでしょう。

毎回事にベストを尽くす
という姿勢があったからこそ、

それは可能になったのです。

この姿勢を保つ大切さは
教育を考える上でも重要です。

映画作りにおける
山田洋次監督の賢さは、

まさにそういうものだったのです。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。