仏教や西洋哲学の知恵の定義に学ぶ自分の力を発揮する方法

仏教や西洋哲学の知恵の定義に学ぶ自分の力を発揮する方法
今回のテーマは、

仏教や西洋哲学の知恵の定義に
学ぶ自分の力を発揮する方法

について紹介します。

ふつう「知恵」というと、

何となく「知恵の輪」を
思い出したりして、

「頭のちょっとした働き」

くらいにしか感じない人が
多いのではないでしょうか。

「あの子も最近知恵がついてきた」

などと言ったり、

「悪知恵に長けている」「猿知恵」

などともいいますから、

どうもあんまりたいした意味には
思えないかもしれません。

しかし、本当はこの言葉には
深い意味があるのです。

ここで色々な角度から
知恵の定義について考えてみましょう。

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仏教における知恵の定義

例えば、仏教では

八万四千もあると言われる
仏典の中で、

最も短い文でありながら
有名なお経があります。

それが『般若心経』というお経で、

お釈迦様の悟った哲学的境地が
語られているものです。

この「般若」というのは
仏の知恵(智慧)という意味です。

仏というのは

「悟りの開いた人」のことで、

そういう人が真理を明らかにする事や

またその悟りを開く心の
働きの事が知恵の定義という事です。

西洋哲学における知恵の定義

一方、西洋哲学でこのような
「知恵」に当たる言葉は、

sophiaとかwisdomというもので

古代ギリシャ以来様々な
意味が与えられてきました。

今では一般的に、

人生の指針となるような
人格と深く結びついた哲学的知識
という定義のことをいいます。

辞書で「知恵」を引いてみると

「物事の理を悟り、適切に処理する能力」

とあります。

知識ももちろん大切ですが、
負けず劣らず知恵も大切だと言う事は、

このたった一行の説明だけでも
よく理解できるでしょう。

知恵の大切を知る人の特徴

賢い人というのは、

知識と知恵の違いが分かり、
また知恵の大切を知っている人です。

そして仮に自分に
知恵があったとしても、

決してそれをひけらかしたりしません。

だから普段から、

何かにつけて賢い、賢いと
見せている人は、

実は本当はあんまり賢くないのです。

本当に賢い人は
普段は目立たないようでいて、

何か重大なピンチとか
そういう局面になった時に

ふっと有効な知恵が出せ、
行動がとれる人のことです。

私自身は知恵を適切に
自分の力を発揮する方法を
知る事だと考えています。

自分の力を発揮する方法を知った子のエピソード

例えば、私の知り合いの子供で

自分の力を発揮する方法を知る
きっかけを掴んだエピソードがあります。

ある中学校にこんな生徒がいました。

三年生の彼は勉強はクラスの
中の下くらいで口数も少ない方です。

身体は比較的大きく、

体操なんかはわりと得意ですが、

それでもクラスで一番という訳でもない、

まあそこそこ、という所、

だから身体の大きい事を除けば、
クラスでは目立たない地味な存在です。

ある日、彼を入れたクラスの
友達7人ほどで山へ登る事になりました。

すると、途中で天候が急変し、
辺り一面に霧が出てきました。

視界は悪く、二メートル先が見えません。

おまけにポツリポツリと
雨が降り始めています。

朝の天気予報では、
一時的に悪くなる事はあっても
また回復するだろうと言っていました。

ちょうどその時、道が二股に
分かれた所にさしかかっていたのです。

ここでみんなの意見が割れました。

このまま進もうという子たちと
引き返そうという子たちです。

知恵を発揮するきっかけが彼を変えた

そこで彼が、
次のようなことを言いました。

「この二股の道をどちらへ行ったらいいか、

視界が悪いままの状態では
よく分からないし、道に迷う可能性が大きい。

また天気予報は絶対ではないし、
回復すると言ってもこの霧が
いつ晴れるかは分からない。

一番安全なのは、
今来た道を引き返す事だ。

霧で視界が悪くても
今来た道ならばだいたい覚えているし、
迷う事もないだろう。」

実は彼のお父さんは山好きで

よく彼を連れて
一緒にのぼっていました。

だから彼も山登りの基本的な
知識や心得と言ったものを

自然に覚えていたのです。

それが役に立ちました。

彼の言った事は、事態を
冷静に分析した説得力のある考えだったので

たちまち意見は一つにまとまり、

子供たちは難を逃れる
事ができました。

結果的に天気予報は外れて
遂に回復せず、

あのまま進んでいったら、
恐らく大変な事になっていたでしょう。

この一件があってから、

いっぺんに彼はみんなから
尊敬のまなざしを集めるようなってしまいました。

見直されたのです。

彼は適切に自分の力を発揮する
きっかけを掴み自信をつけたのです。

そして彼に話しかける子も多くなり、

彼自身もだんだん良く
話すようになりました。

自分の力を発揮する方法が知恵となる

物事が順調にいっている時には

だいたいみんな自分の力を
発揮する事ができます。

しかし逆境になったとき、

ピンチに立たされた時に
それができる人は多くはありません。

賢い人というのは、
そういう時に力を発揮できる人です。

例えば「三年寝太郎」
という話しがあります。

普段は何もせず、
ただだらしなくグウグウ寝ているけれど

三年経って目が覚めると
船に乗って出掛けていって

悪者をやっつける、
なんて話しです。

ずいぶん誇張されて劇画化されてはいますが、

この話しのテーマは、

まさしく

「一番賢いとはどういう事か」

という事なのです。

バブルで調子のいい時には
どんどん元気で自信にあふれていたのが

ちょっとおかしくなると
たちまち自信を無くしてしまう、

現在の日本などは
そういう意味では国全体として、

あまり賢いとは言えない
のかもしれません。

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