ローカーボ食、低炭水化物食のメリット、デメリットや問題点


今回のテーマは、

ローカーボ食、低炭水化物食の
メリット、デメリットや問題点

について紹介します。

これまで、

「狩猟採集時代の食事」

が人類にとて遺伝的に
適合した食事であり、

健康を保つのに理想の食生活である、

そして穀物などを主食とする
農耕革命後の食事パターンとは
全く異なる事を紹介してきました。

では私たちが健康にとって
理想の食生活を送るために

三大栄養素と呼ばれる
炭水化物の摂取について

どうして行けば良いのか、
一緒に考えていきましょう。

最近ではローカーボ食、
低炭水化物食と呼ばれる食生活が
再び流行ってきているようですが、

この流行、廃りは繰り返されています。

本当に理想的であれば、
ずっと続くはずなのですが、

つまり、メリットだけでなく、
デメリットもあるということです。

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ローカーボ食、低炭水化物食とは何か?

それではまずは

最近でも日本で一般に流行している
穀物などの炭水化物を制限する

いわゆる

「ローカーボ食(低炭水化物食)」ですが、

日本ではこれを糖質制限食と
言い換えられていますが、

どこが違うのでしょうか?

古典的なローカーボ食は

アトキンス医師が開発した
「アトキンス・ダイエット」を指し、

炭水化物を一日当たり
20gに制限しています。

このアトキンス・ダイエットは

出版された当時から
高脂肪、高タンパク質である事が
健康にとって危険である

と医学界から非難されていましたが、

1992年に

アトキンス医師が

『Dr.Atkins New Diet Revolution』

を出版してから米国で大流行し、

その後、世界中に広がっています。

つまりダイエットにメリットの多い
食事法として流行したのです。

一時アメリカでは「Atkins」
と言う言葉=ダイエットを意味するほど 
広く浸透しています。

ただし、ストレスが溜まる
副作用が起きるなど、リバウンドする

などデメリットや問題点の部分も
強調された手法と言えます。

しかしその後、日本にも
メリットだけが抽出され
誤解され輸入されたようです。

ローカーボ食、低炭水化物食の健康のメリット

また、1997年、
糖尿病専門医である

米国のバースタイン医師が
(自らが1型糖尿病)

一般書

『Dr.Bernstein’s Diabetes Solution』

で「ローカーボ食(低炭水化物食)」が
糖尿病の優れた治療食であると発表し

糖尿病にメリットのる食事療法として
低炭水化物食が注目されるようになりました。

さらに2008年には

米国糖尿病学会(ADA)の

“Nutrition Position Statement”
(栄養に対する立場を示した声明)

でカロリー制限食とともに

「ローカーボ食(低炭水化物食)」を
食事療法の選択肢として
承認するに及んでいます。

こうした流れの中

日本でも江部康二医師や山田悟医師
のような糖尿病専門の医師たちによって

「ローカーボ食」が「糖質制限食」
として一般に知られる所になりました。

確かに糖分を減らせば
ダイエットにはメリットもあるでしょうが、

健康や老化にはデメリットや
問題点があるのです。

ローカーボ食とはどういったものか?

こうした食事法は

「狩猟採集時代の食事」
とどこが違っているのでしょうか?

「ローカーボ食こそが
狩猟採集時代の食事である」

と考えられてる傾向もあるようなので、

ここでじっくりと検証してみましょう。

ポイントとなるのは

炭水化物、たんぱく質、脂質の
三大栄養素の摂取量です。

現代のローカーボ食は

炭水化物を総カロリーの
4~26%まで制限し、

たんぱく質は中程度(18~23%)

脂質を多く摂取する(51~78%)

というものです。

これに対し

ここでお勧めしている

「狩猟採集型ダイエット」は
(狩猟採集時代の食事を
現代向けにアレンジしたもの)

炭水化物22~40%
たんぱく質19~35%
脂質28~47%

と言う割合です。

日本でローカーボ食を
「糖質制限食」と言う言葉に
置き換えた江部医師によれば、

糖質制限食では

炭水化物は12%
たんぱく質は32%
脂質が56%

としています。

ちなみにごく一般的な
日本食では

炭水化物は49%
たんぱく質15.5%
脂質が34%

食生活によって

糖質の摂取量に大きな差がある事が分かります。

糖質制限食は、理論的には
アトキンス・ダイエットと同じですが

アトキンス・ダイエットのような
極端な炭水化物制限では

デメリット、問題点のある副作用として

ストレス反応の増大、高尿酸血症、
筋肉の痙攣、頭痛、気分障害など

が大きい事から、

山田医師らの糖質制限は、

炭水化物の量を中等度制限するという
形を取っています。

バランスの良い食生活を送る

極端なローカーボ食を
アトキンス・ダイエット

一般的なローカーボ食を
糖質制限食と考えると
分かりやすいと思いますが、

糖質制限と言っても
現状ではその定義はまちまちです。

結局は炭水化物の量の違い…

と言う事なのでしょうが、

学者の世界と言うのは
定義にこだわりをみせるので、

私たちは混乱してしまいます。

ここではこうした定義に深入りせず

糖質制限の意味について
考えてみましょう。

結論を言えば、

ローカーボ食及び
日本の糖質制限食は

「狩猟採集時代の食事」の中の

『炭水化物を制限する』と言う
部分だけを切り取った食事です。

炭水化物の過剰摂取による
弊害を考えると、

その食事法にも一理あると言えますが、

狩猟採集時代の食事
そのものとは言えないでしょう。

メリットとデメリットを
混在してしまっている感が否めません。

そもそも私たちの食事は

糖質、炭水化物だけで
成り立っているものではありません。

他にも注意すべき点は
数多くあるのです。

私たちの身体が適応してきた
狩猟採集時代の食事をもっと
総合的に取り入れる事が

バランスの取れた本来の食事内容に
つながる事を知るべきでしょう。

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