現代人のビタミンの欠乏の弊害は動物性食品の不足が原因?


今回のテーマは、

現代人のビタミンの欠乏の
弊害は動物性食品の不足が原因?

について紹介します。

加工食品が流通し、
カロリー過多で栄養不足…

となっている現代食生活、

ただ、もうひとつ見落としている
ポイントがあるのではないでしょうか。

現代人が慢性的に欠乏して
問題になっている、

ビタミン、ミネラルなどの
微量栄養素の影響について

実は現代人のビタミン不足は
動物性食品不足が原因といえるのです。

この問題について
考えていきましょう。

前回まで紹介してきているように

狩猟採集時代の食事は
ビタミン、ミネラルが豊富でした。

ところが1万年前の
農耕革命が起こり、

農耕定住をするようになり、
ビタミンなど微量栄養素不足が起き、

様々な症状が起きるようになったのです。

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ビタミンC欠乏で起きる問題や弊害

例えばビタミン不足として、

ビタミンCが不足すると
歯茎などから出血しやすくなる

「壊血病」を発症する事が
知られていますが、

古くは紀元前400年頃の
ヒポクラテスにその記述が見られます。

15世紀からの大航海時代に
乗組員に多発した事から

別名「船乗り病」と言われ、

第一次世界大戦が起こる
20世紀までこの原因は分かっていませんでした。

壊血病は、恐らく
狩猟採集時代には見られない
病気だったでしょう。

なぜならビタミンCは
新鮮な果物、野菜に含まれており、

そう言ったものを食べていた
彼らは現代人と違いビタミン不足に陥りません。

さらに果物、野菜だけでなく

数千年間ほとんど植物性の
食べ物を食べてこなかった

動物性食品を主に食べる
エスキモーの間でも

壊血病は認められませんでした。

実は、生魚、魚介類、
アザラシの肉(肝臓、脳)

など動物性食品からも
ビタミンCは摂取できるからです。

さらに、ほとんどの動物も
体内でビタミンCを合成する事が
できるために

壊血病になる事はありません。

しかし私たち人類は狩猟採集時代に
ビタミンCを豊富に摂取する事ができたために

ビタミンCを体内で合成する
酵素を失ってしまったのではないか
とも言われています。

だからこそ今我々は
ビタミンCを豊富に含む

野菜、果物、魚介類などを
摂取しなければならなくなった
とも言えるのです。

動物性食品に多いビタミン

ビタミンCだけでなく

ビタミンA不足も
農耕革命以降に現れた症状です。

粘膜の形成に必須のビタミンAですが、

これが不足するとドライアイになり、
ひいては失明のリスクもあります。

実際に世界の子供の失明の
主要な原因と言うのは

食事からのビタミンA不足が原因です。

またビタミンAは感染症にも
効果があり、

途上国の栄養不足では
大きな問題があります。

そんなビタミンAですが、

主に果物、野菜からベータカロテンと言う
前駆物質の形で摂取され、

肝臓で合成されますが、

動物性食品でも、

主に肝臓など内臓に豊富に含まれています。

現代食と言うのは穀物中心で

野菜、果物、内臓肉などが
隅に追いやられてしまったため

ビタミンA不足と言う
時代を招いてしまっているのです。

ビタミンB不足で起きる問題や弊害

ビタミンBの不足も、
農耕革命以降に起きた問題で、

一般的には穀物にビタミンBが
豊富に含まれていますが、

肉類、野菜、果物に比べれば、

同じカロリー当たりでは
少量しか含まれていません。

さらに吸収率を見れば、

動物性食品に比べると
植物は5分の1程度なのです。

前に紹介した、

狩猟時代に学ぶ
6つの理想的な食生活

でオスススメした、

「穀物を控える」
「豆類を控える」

と言う話しにつながるのですが、

全粒穀物や豆類には
ビタミンBの吸収を阻害する

ピリドキシン・グルコサイド

という「抗栄養素」が含まれています。

ピリドキシン・グルコサイドが
含まれていると、

約3分の2のビタミンBが
吸収されなくなると言います。

実際にネパールのベジタリアンの
女性を調べた研究では、

穀物、豆類中心の女性に

ピリドキシン・グルコサイドの
血中濃度上昇及びビタミンBの
血中濃度低下が報告されているのです。

ビタミンの欠乏や
不足による弊害と言うのは

意外な事が原因である可能性が高いのです。

ビタミンBを摂取するなら玄米より豚肉

農耕革命以来人類を
悩まし続けてきた症状に

「ペラグラ」「脚気」

がありますが、

これらはともにビタミンB欠乏で起こります。

ペラグラと言うのは
ビタミンB3(ナイアシン)と
トリプトファンと言うアミノ酸不足により、

下痢、皮膚炎、認知症などを
引き起こす病気ですが、

特にトウモロコシを主食とする
南米などに多発しました。

一方の脚気はビタミンB1不足により、

下肢の麻痺、意識混濁、心不全
などを起こす事が知られていますが、

1800年代後半に
お米が精製されるまでは
見られない病気でした。

日本や東南アジアで
白米が主食になるにつれ

流行するようになったのです。

つまり現代人が白米にする事で
脚気が増えたのですが、

これは穀物を精白する際に出る
ぬか(果皮、種皮、胚芽などの部分)
に含まれている

ビタミンB1が精白の過程で
削ぎ落とされたからと言われています。

所が、ビタミンB1は
動物性食品に豊富です。

豚肉やウナギなど
肉類に豊富に含まれているのです。

つまり動物性食品を
とっておけば、

白米食でも脚気は起こらなかったのです。

脚気予防に玄米を食べる事が
勧められていますが、

豚肉さえ食べていれば、
ビタミンB1含有量の少ない
玄米を食べる事はありません。

健康に理想的であった
狩猟採集時代の食生活を経て

農耕時代になると
ビタミンの欠乏が起こるようになりました。

そして現代人は加工食が増え
さらに栄養不足が多くなっており、

健康に問題が出るようになりましたが、

実際にはその反動による
健康的と言われる食生活にも
問題はまだあるのです。

例えば、

身体にいいと言うイメージで

玄米など全粒穀物や豆腐
大豆加工食品を積極的に取る人がいますが、

これにはデメリットもあります。

動物性食品、肉食の摂取を
忌避するマクロバイオティックなど
食事法は、

ビタミンの欠乏や不足を始め

かえって身体に弊害を及ぼす事も
知っておきましょう。

では次回はさらに
現代人が抱えるミネラル不足について
解説していこうと思います。

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