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塩分摂取とナトリウム、カリウムのバランスの乱れと健康問題


今回のテーマは、

塩分摂取とナトリウム、カリウム
のバランスの乱れと健康問題

について紹介します。

前回紹介した、

「加工食品を控える」

と言う事ですが、

これは人工添加物の
健康問題だけでなく、

塩分の摂取量も関係してきます。

ちなみに塩分と人類の関係の
歴史は大変古く、

考古学の調査でも、

約5600年前には
塩は摂取され、

ヨーロッパでは取引が
されていた事が分かっています。

テクノロジーが進み、
冷蔵庫が普及するまで、

塩と言うのは、肉や他の
食物を保存するための

重要な役割を持っていたのです。

しかし、、冷蔵庫も普及した
現代社会に住む我々にとって、

保存料としての塩と言う
役割はそれほど必要なくなりましたが、

摂取量は増えており、

現代人のナトリウムの摂取量は
拮抗関係にあるカリウム摂取量に
比べて2倍量にもなっています。

これは調味料としての塩分を
使いすぎているからであり、

特に加工食品の大量の塩分は
健康問題を引き起こすリスクが増えます。

では原始時代の食生活をふまえ、

私たち現代人がうまく
塩分摂取をしていくための
秘訣について、

詳しく見ていきましょう。

ナトリウムとカリウムのバランスの乱れ

現代人は、

ナトリウムとカリウムの
バランスが乱れています。

カリウムと言うミネラルは
新鮮な野菜やフルーツに多く含まれます。

ところがカリウムをほとんど含まない

植物油、精製糖分、
精製穀物、乳製品

と言った食材が主となった
現代社会において、

ナトリウムとカリウムのバランスが
乱れるのも無理はありません。

そして一般的に使われる
食塩と言うのは、

正式には「塩化ナトリウム」
と言うのですが、

塩化ナトリウムは

ナトリウムとクロールイオンが
結合したものですが、

これらの成分は血液を酸性に
する事から高血圧などに
影響を及ぼします。

体液のナトリウム濃度が高くなると、

その濃度を薄めようとして
水を取り込み体液が増えてしまうため、

結果として血圧が上がってしまうのです。

一方のカリウムはナトリウムの
腎臓での再吸収を抑制して

尿中への排出量を増加させる事により、

血圧を降下させる働きがあります。

また細胞膜にある
いくつかの酵素の活性を
上昇させて、

末梢血管を拡張させる事により
血圧を下げる働きもあります。

また塩分の取り過ぎで
招かれる血液の酸性化を
中和する働きも持っているのです。

ナトリウム過剰による健康問題

このように
ナトリウムとカリウムは
真逆の働きをするのです。

そしてこの関係は

ナトリウム=悪で
カリウム=善

と言う訳ではありません。

どちらも必要なミネラルですが、

両者が拮抗する事で
バランスが保たれている訳です。

しかし現代人の多くは、

食生活においてナトリウムを過剰摂取
してしまうようなケースがほとんどです。

だからこそそんな食生活を
続けているとそのバランスが崩れ

健康問題も引き起こすのです。

こうしたナトリウムとカリウムの
バランスが乱れてしまう事は、

高血圧だけでなく、

脳卒中、腎結石、骨粗鬆症、
消化器系の癌、喘息、不眠、
乗り物酔い、高山病、メニエール病

何ど様々な病気と関係する
と報告されています。

ではどうすればいいのでしょうか?

塩分による健康問題を解消するには?

私たちはまずこの

ナトリウムとカリウムのバランスを

狩猟採集時代に戻す事を
考えなければいけません。

とはいえ、私たちの生活の周りは
あまりにも便利すぎて

これを実行する事は
困難になっています。

ここで

食品をアルカリ性、酸性に
分けてみる事が大切です。

食べ物から摂取し、消化、吸収、

そして最終的に代謝した物質は

最終的には酸性かアルカリ性として
血液を駆け巡ります。

最終的に酸性になる食品は

乳製品、穀物、塩(塩化ナトリウム)
肉類、魚介類、卵などです。

一方で最終的にアルカリ性となる
食品としては、

新鮮な野菜、フルーツ、根菜類などです。

では現代社会で
軽食やランチとして

例えば、ピザを食べるとします。

ビザの生地は精製小麦粉のかたまりです。

また生地の上に載るチーズ、
塩漬けのソーセージなど

かなりの酸性食品です。

トマトソースのソースは
もちろんアルカリ性ですが、

トマト缶などには大量の
塩分が含まれ、

これも酸性の食品です。

申し訳なさそうにバジルなどを
乗せたとしても、

酸性、アルカリ性のバランスは
極端に悪いです。

現代人の食生活は、
こうしたピザに象徴されるように、

乳製品、穀物、塩分の
摂取量が多いため、

食事をすると血液が酸性になっています。

だからこそ現代人は低レベルの
血液の酸性化が常態化しており、

様々な健康問題が起きやすくなるのです。

ナトリウムとカリウムのバランスを整える

さらに恐ろしい問題があります。

私たちの身体はこう言った
低レベルの血液の酸化に対して、

骨からアルカリ性の
カルシウムイオンを動員する事で
中和をしようとします。

食事からカリウムなどアルカリ性
ミネラルが不足する場合、

体内の骨を使う訳です。

そうやってバランスを取りますが、

こうして失われる
カルシウム分は

食事中のカルシウムの吸収率を
高める事で埋め合わせができないのです。

そしてカルシウム欠乏を
引き起こす事になるのです。

これで骨が折れやすくなったり
骨粗鬆症のリスクが高まります。

また低レベルの血液の酸化により、

筋肉からグルタミン
或はその前駆物質である
アミノ酸が失われます。

グルタミンと言うのは
腎臓でアンモニアとして利用され、

酸をアンモニアイオンとして
尿から排出させるために
利用されます。

つまり血液が極度の酸性に
傾くのを防ぐため、

グルタミンを筋肉から動員します。

そして、低レベルであっても
血液の酸性化が常態化すると、

骨粗鬆症やサルコペニアと呼ばれる
筋肉減少症の原因になるのです。

こうした健康問題は、

塩分の取り過ぎによる
ナトリウムとカリウムのバランス
の乱れがきっかけで起こります。

さらに塩分だけでなく、

日本の水道水は
世界でも有数の高濃度塩化物が
含まれているのですが、

中でも水道水の塩素濃度が高く、

そのカルキ臭を苦手とする人もいるでしょう。

実はこれもナトリウム過剰の
原因の一つになるのです。

つまり水道水を飲むだけでも

ナトリウム過多により
血液は酸性に変わりやすくなります。

狩猟採集時代には

肉、魚介類、野菜、フルーツが
主体だったので

全体的にはアルカリ性であり、

ナトリウムとカリウムの
バランスが保たれており、

ミネラルバランスの乱れや崩れも
無かったのでしょう。

私たちもそれを見直さなければいけません。

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