幼児教育と脳の敏感期、臨界期や刷り込み現象の意味や特徴

幼児教育と脳の敏感期、臨界期や刷り込み現象の意味や特徴
今回のテーマは、

幼児教育と脳の敏感期、臨界期
や刷り込み現象の意味や特徴

について紹介します。

モンテッソーリの
幼児教育には、

いくつかの大切な言葉、
つまりキーワードと言うものがあります。

中でも

「敏感期」と言うのは
特に重要な意味を持つものの
一つです。

子供の成長スピードは、
一定に進むのではありません。

なだらかに成長していくのではなく
急に成長をするものです。

いきなり良く喋るようになった、
突然運動神経が伸びた

など実感する人も多いでしょう。

つまり子供には

急速に伸びていく時期、
大きく伸びていく時期

と言うものがあります。

つまりこれが敏感期の特徴で

これをモンテッソーリさんは
重視したのです。

敏感機にある子供は
その時期にこそ適した活動や
課題を自ら求め、

そこで経験し学習した事を
効率よく吸収していくと
考えられています。

こう言った時期やタイミングを
大切にしてあげると、

子供の脳はどんどん発達していくのです。

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モンテッソーリ教育における敏感期の重要性

したがって、それぞれの
敏感期に適した環境や道具を
準備してあげる事で

子供たちはそれらに
自ら積極的に働きかけ、

また活用して大きく成長する事が出来るのです。

モンテッソーリ教育で用いられる
多種多様な教具や用具の意味は

まさにそのために開発され
準備されたものなのです。

親や保育者がこの

敏感期について正しく理解していれば
大きなアドバンテージにもなります。

子供の脳を適切に育てて
あげる事が出来るからです。

親や大人はどうしても
自分の目線で子供の教育を
してしまいがちですが、

子供の成長段階には意味があります。

子供が物の順序や
おかれている場所にこだわったり、

また特定の手触りや
臭いに固執したりする行動に対し、

適切に対応する事が出来るからです。

脳の敏感期と臨界期の意味や特徴

子供の健全な成長に
大きな意味を持つ敏感期の現象は

現代の脳科学でも重要な
研究課題の一つになっており、

脳科学では敏感期の事を
一般的に「臨界期」と呼びます。

英語で
クリティカル・ピリオド
(critical period)

と呼ぶものですが、

つまりクリティカルと言う意味は
重大な、決定的なと言う意味ですが、

臨界期と言うのは

「その時期になすべき
経験や学習をしておかないと

健全な発達が達成できない」

ということで、

重要で決定的な時期と言う事です。

臨界期と言う言葉が
知られるようになったのは、

オーストラリアの動物学者
フランツ・ローレンツの
刷り込みの実験です。

ローレンツが動物の
刷り込み現象から臨界期のある事を
発見した事によります。

刷り込み現象と脳の関係

産まれたてのヒナが人間を見ると
人間を親として見なしてしまう。

…と言うエピソードで有名な
刷り込み現象と言うのは

例えば孵化したヒナが
最初に出会った動くものに追従する行動、

つまり、その後をついていく行動
(刻印づけ)の事を言います。

ある日、ローレンツさんが
孵化したばかりのハイイロガンの
ヒナを見ていると、

そのヒナもじっと
ローレンツの方を見たのです。

そこでローレンツがヒナに声を掛けると
そのヒナも鳴き声をあげ始めました。

その後、ローレンツは
そのヒナを親鳥のいる小屋に
連れて行ったのですが、

ローレンツが小屋から
立ち去ろうとした時、

そのヒナが先ほどの鳴き声を
あげながらローレンツを追ってきたのです

これが有名な刷り込み現象の発見です。

この話しを聞いて

「ヒナは馬鹿だな~」と
感じる人もいるでしょうが、

実な人間の脳の発達段階において
幼児教育においても

非常に重要な発見でもあるのです。

刷り込み現象、臨界期はタイミングがある

誤解している人もいるのですが、

このような刷り込み現象が見られるのは
いつでもと言う訳ではなく

ヒナが孵化した後の
一定の期間だけである事も分かってきました。

ハイイロガンの場合は
孵化した後の、およそ24時間が
その期間と見られています。

この期間を過ぎてしまうと
ハイイロガンの刷り込み現象は
もう起こらなくなってしまうのです。

この一定の期間を
ローレンツは臨界期と呼んだのです。

そして当然の事ですが、
私たち人間も動物の一種なので、

動物に見られるような
行動発達の臨界期は

人間においても見られると
考えられます。

だからこそ、

幼児教育ではタイミングが
重視されるのです。

子供の時に発達させておくと
将来脳が発育する条件が存在します。

そう言った意味で
モンテッソーリ教育の有効性は

ローレンツの刷り込み現象の
発見からも認められると考えられます。

人間の脳の臨界期、敏感期の意味や特徴

ただ人間は他の動物に比べると、
産まれてからの経験や学習によって
成長していく可能性が大きく、

また、脳の成長も
思春期段階まで時間をかけて
進行していくのです。

ヒナのように極端な事には
ならないのですが、

こうした事実を考えていくと、

人間の場合は、

産まれて間もない時期の経験によって
その後の成長が決定され、

変更不可能となる確率は低いでしょう。

大人になっても
脳を鍛え発達させる事も出来ます。

ただしそう言った敏感期や
時期が大切なのは言うまでもありません。

人間の場合は、

動物の特徴のように
「決定的な時期」と言う意味の
臨界期と言う概念の代わりに、

感受性の高い時期」と言う意味で、
敏感期、或は感受性期という
言葉が使われるのです。

そしてモンテッソーリ教育では
この敏感期が重視されると言う事です。

この時期に子供にどんな教育をするか?

で将来も左右すると言う事、

その具体的な教育法も
今後紹介していくつもりですが、

この脳の発達と言う点において
次回は脳と言う観点から紹介してみようと思います。

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