化学物質や残留農薬の量で使う単位「ppm」「ppb」の定義とは?

化学物質や残留農薬の量で使う単位「ppm」「ppb」の定義とは?
今回のテーマは、

化学物質や残留農薬の量で使う
単位「ppm」「ppb」の定義とは?

について紹介します。

2008年1月に発覚した
中国製冷凍餃子による
食中毒事件では、

混入した残留農薬の量を
ppm(ビービーエム)という単位で
表現していました。

このppmは農薬の量だけでなく、
カドミウムやメチル水銀などの
化学物質でもよく使われます。

ベンゼンなどは
ppb(ピーピービー)という
単位であらわされます。

ところが、量といっても
ppmやppbと言うのは、

実は重さ(重量)や長さではなく、
%と同じ割合(濃度)を表す単位です。

スポンサーリンク

1%は100分の1ですが、

1ppmは100万分の1、
1ppbは10億分の1になります。

残留量や含有量というので、
どうしても

「ppmは重さを表している」
と思いがちですが、

実際は割合なのです。

例えば重さで言えば

「1%は100g中1g」含まれると言う事で、

1ppmなら「1000kg(1トン)中1g」
1ppbなら「1000kg(1トン)中1mg」

含まれると言う事を表しています。

またこの単位は重さだけではなく、
容積や長さ、面積などでも使われます。

農薬中毒事件を起こした
中国製冷凍餃子からは

千葉県で皮から1gあたり
最大31.13mg(3万1130ppm)

具からは1gあたり
最大16.62mg(1万6620ppm)

検出されました。

餃子1個(14g)当たりに換算すると、

皮(5g)だけでなんと
約0.16g=160mg入っていた事になります。

これだは体重15kgの児童の場合、

1個食べただけでも
致死量に達している可能性があります。

これだけ濃い農薬を摂取して
5歳の女の子はよく助かったと感じます。

ある意味、奇跡のような事です。

1000kgあたり約3万g(30kg)
含まれていたと言う事は、

1kgあたり30g、
100gあたり3g

ということで3%です。

これは海水の塩分に匹敵します。

水であればとても飲めません。

或いは家庭の浴槽
(縦横1m深さ1m=1000ml)に
30kgの入浴剤を入れたのと同じ事です。

その浴槽に1g入れると1ppmです。

入っているかどうかわからないくらいの量です。

しかし化学物質の残留値に、
こうした微量な数値が使われるのは、

それだけ農薬などは、
ごくわずかな量であっても、

人体の健康に悪影響を与えると言う事なのです。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。