バーンの交流分析とエゴグラム:人生脚本を書き変えるセラピー

バーンの交流分析とエゴグラム:人生脚本を書き変えるセラピー
今回のテーマは、

バーンの交流分析とエゴグラム:
人生脚本を書き変えるセラピー

について紹介します。

カナダ出身の精神科医である、

エリック・バーンさん
(1910-1970)

が開発したセラピーが、
交流分析と呼ばれるものです。
(Transactional analysis)

バーンさんは、
彼の精神分析的訓練と直感によって
初期の研究からこのセラピーを生んだのですが、

交流分析は、その独自性と
特有な用語と理論により確立されています。

この理論に基づいて、性格テストである
エゴグラムが日本でも広く普及しました。

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交流分析とは?

交流分析というセラピーは
どういった理論かと言うと、、

まず、自我を

親、成人、子供

という三つの状態に分けます。

さらに親は、

規範を命じる父親のような

「支配的親」

母性的な母親のような

「養育的親」

に分けられます。

成人は、

合理的、現実的な判断を
下す部分であり、

子どもと言うのは、

「自由活発な子供」

少し成長して親との駆け引きすることを覚えた
「適応した子供」

に分けられます。

そして交流分析のユニークなポイントは、

対人関係を自我状態の交流

として捉えた事にあります。

例えば、

一方が、「けしからん!」と怒鳴って怒り、

相手は「そんな怒るならこっちもやってやる!」
と応じたとします。

こう言った場合、

前者の自我は、「親」の状態であり
後者の自我は、「適応した子供」の状態で
自我の中で交流が行われていると考えられています。

この交流の間における
やり取りを分析するのが
交流分析の特徴です。

交流分析におけるゲームと脚本

そしてこの自我のパターンから、
人生の脚本を書き変えようとするのが
交流分析的なセラピー手法です。

例えば、
一見両者が問題解決を
目指しているように見えて、

実は問題解決になっておらず、
お互いに不快感を残して終わってしまうやり取りを

バーンは「ゲームのパターン」と呼び、

このときに体験されるフラストレーションを
「ラケット感情」と言います。

また、悪いことばかりに目を向け、
一つ悪いことが起こるたびに心の中で

「スタンプ」を押して、それがいっぱいになった時点で

「こんな不幸な人生なら、もう自殺しても良い、、」

など、景品と交換するように、

このようなネガティブな生き方と
言うのは子供のころに、

勝利、敗北、平凡

という三つの人生脚本のいずれかを
無意識的に書いてしまったことが原因と考えました。

そして、これを肯定的なものに
書き換えるのが交流分析の目標の一つです。

自我には三つあると言うのがこの
交流分析の特徴ですが、

親、成人、子供

の自我は、フロイトの言う所の

超自我、自我、イド

とも通じています。

交流分析の誤解

バーンさん、患者を可能な限り
短期間で治療するの方法を
開発しようとして苦労しました。

彼の概念は明快で簡単であることを目指しましたが、

交流分析のいくつかの概念は
この明確化と一般化が行き過ぎて

過度の単純化を招いていると言われます。

もともと交流分析は
1対1の状況で行われましたが、

現在主に交流分析は
治療的グループで行われます。

エリック・バーンさんは
人々の様々な関わり合おうとする
努力の中で演じられる

様々なゲーム(ステータスゲームや、駆け引きのゲームなど)
を分類し始め、

この研究によって彼は最終的に

子供時代の決定に基づく
大人の行為を精密に記すために使われる
「脚本」についての考えを発展させて
交流分析を生みだしました。

バーンの交流分析とエゴグラムなど、

1970年に突然の死を迎えるまで
セラピストとして多くのクライアント接する中
数多くの著書も残しています。

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