研究者の腸内細菌の発見と嫌気性菌と好気性菌の違いと特徴


大きさや形、鞭毛の違いなど
ウイルスや細菌など、

微生物の分類は多岐に渡りますが、

微生物の分類法として、
こんなものもあります。

酸素がある環境下で発育するのが、

好気性細菌、

逆に酸素があると発育できないのが、

嫌気性細菌、

どちらの環境にも
適応できる通性タイプ
に大きく分けられるのです。

人間で言えば、

男性、女性、中性( LGBT)

といったところでしょうか。。

微生物というのは空気のあるなし
によって変わるのが特徴なのです。

通生タイプである大腸菌は、
腸球菌は酸素があっても
発育できるため、

腸内で最初に繁殖し、これらの菌
によって酸素が消費されることで、
ビフィズス菌などの嫌気性細菌が
繁殖し始めます。

だから腸内では嫌気性細菌が
圧倒的に多いのが特徴です。

彼らの動きのダイナミズムが
私たちの健康を左右するのです。

なお、ビフィズス菌はわずかな量の
酸素があっても生息できるため、
微好気性細菌とも呼ばれます。

腸内にたくさんの細菌がいる

さて、

人類は自然界に生息する
無数の細菌たちを解明してきました。

中でも腸内において活動する
細菌=腸内細菌の実態というのは、
非常に重要なのです。

この世に数え切れないほど
存在する菌たちの中で、

腸内細菌の働きこそ
最も重要なわけですが、
なぜでしょうか?

一つは数の多さです。

菌そのものは私たちの
体のいたるところに常在していますが、
数においては腸内菌が圧倒します。

生物というのは全て
住む場所が必要ですが、

微生物はなぜか人体の腸内に
住み着くのが好きなようです。

だからこそ私たちの健康に
直接的に影響するものなのです。

特に多いのは消化吸収された
食べ物のカスから水分を抜き取り、
便に変えていく大腸です。

その数は100兆個100種類
とも言われています。

さらに研究が進み、

300〜500種類は存在する
とも言われています。

いずれにせよ膨大な数です。

60億と言われる地球上の人口を
はるかに上回る菌たちが一人一人の
大腸内に生息しているのです。

腸内細菌を発見した研究者

こうした腸内細菌に関する研究は、

以前に紹介した、
レーウェンフックさんが
手がけていましたが、

本格化したのはその
約150年後、19世紀後半に
コッホが最近の純粋培養の方法を
発見して以降のことです。

1886年にオーストラリアの
小児科医エッシリヒさんという人が、

乳児の糞便から大腸菌を
分離することに成功します。

1899年にはパスツール研究所の
ティシエさんという人が、

同じく乳酸菌の一種である
ビフィズス菌を分離します。

翌1900年には、

オーストラリアの小児科医
モローさんが、

ビフィズス菌とは別種の
乳酸菌を新たに発見、

こちらはアシドフィルス菌
と名付けられました。

子供と大人の細菌は違う

こうした腸内細菌の発見が
相次ぐことで、

主に小児科の分野で

腸内をビフィズス菌優位の
状態に保つことの重要性が
指摘されるようになりました。

ただし、これはあくまで
乳児に対してのもので、

当時、大人の腸内にビフィズス菌が
生息することが認識されていた
わけではありません。

1935年にアメリカの
細菌学者エッガースさんが、

大人の腸内に大腸菌を
上回る多数の嫌気性菌が
存在していることを報告していますが、

大腸菌やアシドフィルス菌が
優位であるという考えが
根強かったため、

こうした定説を覆す
には至りませんでした。

しかし当然、大人と子供に
菌の重要性の違いはありません。

いわゆる善玉菌は
大人にも有用に活躍します。

空気、酸素を嫌う菌と好む菌

先ほども言いましたが、

嫌気性菌というのは、
空気のあるところを嫌う細菌のことで、

ビフィズス菌を始め
数多くの菌がここに含まれます。

これに対して、

好気性菌は空気のある
場所を好む細菌のことで、

大腸菌にはこの性質があります。

当時、大腸菌が大人の腸内細菌の
代表だとみなされていたのは、

培養しやすい好気性菌としての
性質を有していたことにも
起因しているのです。

研究者たちの努力で
見えない世界には色々な
ものがあることが分かったのです。

もちろん研究者が発見する
以前から微生物は人体と共存
していたのです。

私たちの生活に影響していたのです。

しかし彼らの努力によって
私たちは意識し的に腸内細菌を
良いものにすることもできます。

そのための方法も色々あるわけですが、

嫌気性菌と好気性菌の違いと特徴など、

微生物の世界について
ぜひ深入りしてみてください。

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