細菌、ウイルス、微生物を発見し観察した科学者たちの偉業


目に見える形のあるものを
認識することは簡単です。

安心して対処できます。

しかし、、です。

この世界には、

目に見えない細菌やウイルスが
無数に生息しているのです。

目には見えないため、

最初は存在することすら
確認できず、

そのためこれらの微生物が
原因となる病気(主に感染症)
に対しても打つ手はありませんでした。

しかし「そこに何かあるはず」

と突き止めようとした人たちがいます。

初めは馬鹿にされたかもしれません。

誰にも信じてもらえなかったかもしれません。

しかし歴史を振り返ると、

自分の信念に沿って、真実を
追求しようとしてきた先人たちの、

偉大な発見や努力によって、

私たちの生活は変わってきているのです。

見えないものをジロジロ見てみる

別の機会でしっかり解説する
つもりですが、

ウイルスと細菌では、

同じ目に見えない微生物であっても、

大きさや性質、存在の仕方は
異なっているのです。

最初に発見されたのは、

ウイルスに比べてはるかに
大きな細菌たちの方です。

発見者として歴史に名を残しているのは、

オランダのアマチュアの科学者
だった、

アントニー・ファン・レーウェンフック
(1632〜1723)

彼は呉服商を本職にしながら、

その仕事の合間に手製の顕微鏡を操り、

糞便の中の微生物たちを観察し
数多くスケッチしました。

このテーマでも出てくる
腸内細菌のうちの、

球菌、桿菌、螺旋菌の中の多くが
レーウェンフックによって発見されたのです。

微生物はどうやって生まれるの?

ただ、

レーウェンフックの観察技術は
あまりにも卓越したものがあり、

そのスケッチの内容が詳しく
検証されるまでに、

200年もの歳月がかかりました。

(彼がアマチュアだったことも
理由としてあるかもしれません・・・)

こうして細菌、ウイルスなど
微生物の世界に科学者たちは
目を向け始めることになったのですが、

そして、この間に議題になったのが、

こういった目に見えない
菌たちが一体どのようにして
発生するのかという問題です。

微生物は同じ微生物から生まれる、
(細胞分裂する)

ということが今では事実として
広まっているわけですが、

当時、微生物は自然発生するもの
という考え方が根強くあり、

これを科学的な検証で
否定することが難しかったのです。

自然発生説に異を唱える

こうした検証に成功した科学者が、

近代細菌学の祖して有名な
フランスの生化学者

ルイ・パスツール
(1822〜1895)

彼の行なった実験というのは、

白鳥の形をしたフラスコ
(パスツールフラスコ)
の中のスープを加熱し、

数日間腐敗の状態を観察するというもので、

自然発生説では、

酸素が自然発生した菌たちを
育てていると考えられていましたから、

この説に従うならば、
スープは腐敗をするはずです。

変わった形であってもフラスコの
内部に空気の出入りはあるので、

酸素の力で菌が自然発生
することになるからです。

目に見えない世界を追求する

しかしフラスコのスープは
いつまでも腐敗しませんでした。

一方でスープを加熱処理しない
でいるとやがて腐敗が始まり、

菌の発生も確認できたのです。

菌がフラスコの細長い首の
部分に付着して、

スープまで到達できなかったからだ
と考えられますが、

この実験によってスープの
腐敗は空気(酸素)による
化学変化ではなく、

菌の繁殖によるものである
ということが判明したのです。

「微生物は微生物によって生まれる」

という現代では明確な事実も、

こうした目に見えない存在を
発見し観察した科学者たちの偉業
や努力の積み重ねによって、

明らかになっていったのです。

もちろんまだ細菌、ウイルス、微生物
の世界は分からないことだらけです。

しかし私たちの人生に大きく
影響を与えることは間違い無いのですから、

少しずつ学んでいくことに
意義があるはずです。

これから一緒に学んでいきましょう。

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