神経伝達物質と心理学、ノルエピネフリンやセロトニンの作用

神経伝達物質と心理学(ノルエピネフリンやセロトニンの作用)
今回のテーマは、

神経伝達物質と心理学、
ノルエピネフリンやセロトニンの作用

について紹介します。

前回まで紹介してきたような

なぜ、私たちの心理状態が、
私たちの行動レベルを左右するのか…

このシステムを根本からきちんと理解するには、
神経生理学や生化学から説明が必要です。

ノルエピネフリンやセロトニンといった
神経伝達物質があるのですが、

これが私たちの心理に深く作用します。

つまり、心や気分と言ったものは
その時の状態によって様々に移り変わりますが、

それはホルモンや神経伝達物質と言った
脳内物質が大きく影響しています。

今回の話は、科学的な話や、
心理学的な専門用語が出てくるので、
少し専門的でややこしい話になりますが、

必ず理解は深まるのでぜひ聞いて下さい。

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神経伝達物質の反応のメカニズム

まず、最初に、
人間の神経系の基本を理解する為

神経細胞はクリスマスツリーのライトのように
一本につながっているのではない、

という事を認識することが大切です。

神経細胞同士は、直接
触れ合っていないのですが、

シナプスと呼ばれる神経興奮を伝達する
2つの神経細胞の接合部があります。

そして体内の様々な生化学物質が、

「神経伝達物質」

と呼ばれる神経線維の末端から放出され、

神経の興奮を伝え、細胞間のシナプスを通って、
神経刺激(つまり欲求)を伝達します。

こういった生化学物質はホルモンと
同じように血液を通じて伝達されます。

これらが適切な腺や中枢神経に達すると
生化学物質が反応を起こすのです。

心理学と脳内物質、神経伝達物質

笑ったり泣いたり、
私たち人間の生命活動は、
この反応によって動きます。

つまり、脳と体中の神経系列の動きは

「脳内化学物質」

によるものなのです。

喜怒哀楽など心の動きは
こうした脳内物質がどれくらい分泌されるか
によってかなりの部分左右されるのです。

つまり心理学とこうした
神経伝達物質は切っても切れない
関係にあると言う事です。

こうした脳内物質は数百種類あり、

生化学物質が
我々の神経系を動かすのですが、

神経系の中で最も強い生化学物質が

『ノルエピネフリン』

と言う物質です。

ノルエピネフリンの心理作用

このノルエピネフリンという
神経伝達物質は、

心理学的に言えば特に
驚いた時に分泌されます。

通常、ノルエピネフリンは
エネルギーに満ち溢れた、
油断のない機敏な状態を作り出します。

ライオンに襲われた時、
あなたはどう反応するかを想像してもらえれば
分かりやすいと思います。

でももし仮に、

あなたが驚いた状態で居続けたら、

ノルエピネフリンはあなたを
イライラさせ不安な状態にします。

急な事態にも対応できる大切な物質ですが、
その状態が続くとネガティブな作用も生みます。

セロトニンの心理作用

他にも例えば、

『セロトニン』

という脳内物質があります。

このセロトニンという物質は、
あなたに息抜きや安らぎの感情を与えます。

「癒しホルモン」「幸せホルモン」
などと呼ばれ、

休日の家族とくつろいでいるような時、
脳内ではセロトニンが分泌されているのです。

でも、この物質が出続けてしまうと、
やる気が出ない状態にもなります。

ウツはセロトニン不足の状態で
引き起こるとも言われています。

神経伝達物質の影響

こういった色々な神経伝達物質や
脳内生化学物質が

あなたの感情を左右させるのですが、

他にも私たちの性格の形成にも
大きく影響しています。

脳内物質にはその人それぞれに
分泌のパターンがあり、

セロトニンが出やすい人は
いつも落ち着いていますが、

ノルエピネフリンが出やすい人は
ちょっと怒りっぽかったりします。

こうした脳内物質の「出方の癖」が
その人の性格傾向にも現れるのです。

ただしこうした脳内物質は
その人が身をおく環境や
受ける刺激によって

大きく出方が変わるのです。

だから人の性格は決められているものだけ
と言う訳ではなく、

心理学的に応用して
神経伝達物質が出る癖を変えれば

心や気分が動くパターンも
変えることができるのです。

ここではひとまずはこう言った物質の存在と
作用というものをしっかりと認識しておいて下さい。

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