人体を住処にする微生物と腸内常在菌の特徴、腸内フローラ


衣食住と言いますが、

私たちが生活するには、

食べるものや住む場所は不可欠です。

そしてそれは微生物も同じです。

そもそも常在菌というのは
どういう存在なのでしょうか?

常在というのは、

常に存在するということ、

つまりいつも人間の体に
いるということですが、

もともと菌というのは、

進化の過程において、

最初に現れた生物とされています。

今では地球上ではまるで
自分たちが一番偉いかのように、

人類は偉そうにしていますが、

人が出現するはるか昔から

地球で暮らしていた、

私たちの大先輩なのです。

大先輩だからこそ、

私たちは殺菌、除菌で
攻撃することをやめ、

理解をして共生する方が良いのです。

微生物たちが住む場所はどこ?

進化論にそえば、

微生物が徐々に進化して
万物を作ってきたわけです。

まず微生物が現れ、

そこへ植物が、動物が現れ、

動物の一種である人も
現れるようになります。

菌というのは暮らしやすいところを
求めて移動する習性があります。

それが、たまたま植物の
近くだったり、

動物のお腹だったりするのです。

人間もより住み良い場所を
探して移動してきた歴史があります。

菌同士も勢力争いをしつつ、
居心地の良いところを見つけ、
定住します。

そして最適の場所を見つけました。

それが人体なのです。

そういう過程で、人の
皮膚やお腹の中に住み着き、

共存共栄の関係を結んだ菌が、
人間の常在菌と呼ばれる存在なのです。

人の体は非常に住みやすい場所

人間が家に住む場合、

安心して住む場所に住むため、
家賃や住宅ローンを払うように、

お互いにメリットを与え合う
のが家主と住む人の関係ですが、

微生物と人間も同じ特徴を持ちます。

菌にとっては、
人の体というのは、

一定の温度環境、餌となる
ものの安定供給がされるので、

住み着くのに好条件です。

腸内常在菌の場合、

人が毎日食べるものの中で、
消化吸収できない成分が、

彼らの主な餌となります。

そして、人にとっては、

腸内常在菌の存在によって

本来なら消化できないものでも消化され、

他の菌から身を守るシステムが
出来上がるなどの好条件があります。

そのバランスを維持している限り、

双方が安心して暮らしていけるのです。

逆に言えば、このバランスが崩れることが、

病気や老化など、問題を
引き起こすきっかけになるのです。

最高の住処のバランスこそ、
お互いの生活を守るポイントなのです。

お腹の中のお花畑とは?

彼らは、皮膚、口腔、気道、
消化管(腸内)に存在します。

つまり、外界との接点に
常在菌は住んでいるのです。

母親の胎内にいるときは、

胎児は無菌状態で発育しますが、

新生児として体内から出て
世に誕生するとともなく、

皮膚、気道、消化管などで
色々な種類の細菌が増えていくのです。

その増え方も、

常在菌の種類や全体の数も、

人によって異なります。

人それぞれ個性が違うように
常在菌の特徴も違うのです。

腸内常在菌を培養すると、

寒天培地の上で多種多様な
コロニー(集落)が出現し、

その色調や形がまるで
お花畑を連想させます。

おそらく腸の中でもそのような
状態なのだろうということで、

その有様は「腸内フローラ」
とも呼ばれています。

菌の縄張り争いこそ健康の秘訣?

人それぞれ、様子の違うお花畑を
お腹の中に持っていると想像すると、

かなり面白くなります。

そしてその腸内フローラの美しさは、

菌の派閥意識の賜物です。

きっちりテリトリーを決め、
新たに侵入してきた菌に対して、

しつこく攻撃を繰り返します。

腸管自体の持つ免疫系と
腸内常在菌の攻撃によって、

よそ者の多くが排除されてしまうのです。

そうやってからだと共生できる菌、

体に害をもたらす菌を
結果として選別しているのです。

適切な腸内フローラを
作る方法も今後紹介していきますが、

微生物の住処として私たちが存在する

という新しい視点を得ることで、
健康アプローチも変わってくるはずです。

腸内常在菌の特徴をまずは
しっかりと理解しましょう。

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