肉眼で見えない微生物、細菌、バクテリアの世界と細胞構造


今回のテーマは、

肉眼で見えない微生物、細菌、
バクテリアの世界と細胞構造

について紹介します。

見えないパワーが、

人体の健康や体調を左右する、

と聞くと何を感じるでしょう。

目に見えない力、、、

と聞いてオカルトな世界を
思い浮かべる人もいるかもしれません。

しかし微生物というのは、

まさしく顕微鏡を用いなければ
肉眼では見えないくらいの、

大きさの生物たちのことで、

彼らが私たち人類と深い深い
関わりを持って生きているのです。

微生物(バクテリア)、カビ、酵母、
きのこ、原生生物などを含んだ、

総称な訳ですが、

細菌というのは正確には、

原核生物と呼ぶべきなのですが、

ここでは、

真正細菌とこ細菌を合わせ
細菌と呼ぶことにします。

きのこは肉眼で見える微生物

ここで「きのこ」という
存在は非常に面白いものです。

椎茸や松茸、しめじ、舞茸など、

私たち日本人も大好きな
鍋料理などに重宝される

きのこは目に見えるし、

スーパーで普通に売られ、
美味しくいただけますから、

微生物ではないのでは?…

と感じる人も多いでしょう。

しかし実際に一般的に
きのこと呼ばれるものは、

きのこの特別な姿で、

実際は胞子を作る装置である、
子実態つまり「傘」のことなのです。

きのこの通常の姿は
カビと同じ細い菌糸であり、

肉眼で見えないのです。

ただ、カビの菌糸であっても、

たくさん絡みあえば肉眼で
見ることができますから、

同じようなものと考えて良いでしょう。

つまり、きのこも一個ずつ
バラバラになれば、

肉眼では見えないくらい
の大きさの細胞構造
(直径1ミリメートル以下)

で生きている微生物なのです。

微生物、細菌、バクテリアの大きさ

さてこうした小さな世界の
現象について、

学術界ではあらゆる角度から
研究が進んでいるようです。

ここで、

微生物と生物の違いを、

「単純に生物の区分を大きさで比べる、、」

ということに疑問を持つ人も
いるかもしれません。

目に見えないほど小さいから、
微生物と呼ぶわけですから、

しかし、微生物の世界というのは、

ただ小さい生物の集まり
というだけではないのです。

そこには細胞構造の異なる
2種類の生物が含まれています。

微生物は大きく分けて、

「原核生物」と「真核生物」

に分けることができます。

真正細菌(大腸菌などの
普通の細菌やバクテリア)

と古細菌といったものは

核膜に包まれた核を持ちませんが、

核様態を持っているので、
「原核生物」と呼ばれます。

真正細菌と古細菌の違いについては
今後紹介するかもしれませんが、

特に厳密な区別を必要としない限り、

核を持たない細菌と原核生物は
同義語として話を進めて良いでしょう。

一方で、

カビ、酵母、きのこ、
原生生物(高等動植物も含む)

は、その細胞が分裂していない時、

核膜に包まれた明確な
核を持ちますから、

真核生物と呼ばれます。

抗生物質と微生物、細菌、バクテリア

ここまで聞いて、

「核を持つのと持たないので、
それほど大きな違いがあるの?」

と感じるかもしれません。

身近な例でいれば、

真正細菌と真核生物は、

抗生物質に対する動きが
全く異なってきます。

例えば抗生物質の一つである、

ストレプトマイシンという薬は、

真正細菌の生育を阻害します。

しかし真核生物の生育は阻害しません。

だから、

細菌、ウイルスなど、
真正細菌の感染による病気には
ストレプトマイシンは、

確かに効力を発揮するでしょう。

一方で、カビや酵母など
の感染で起きる病気に、

抗生物質は対処しきれません。

なぜなら人もカビや酵母も
同じ真核生物なので、

カビや酵母を倒してしまう薬は、

同じく人も作用してしまうので、
副作用が大きくなりのです。

しかも肉眼で見えない
微生物、細菌、バクテリアが全て

人体に悪影響を与える
悪いものかといえばそうでもないのです。

むしろ有益な働きをして、
共生していくものなのです。

バクテリアの世界と細胞構造

抗生物質の中でも、

ペニシリンという薬は有名ですが、

ペニシリンはほとんどの
細菌の細胞壁を作る、

ペプチドグリニカンという
物質の生合成を阻害します。

特にこの物質からなる
分厚い細胞構造を持つ

グラム陽性細菌の育成を阻害します。

そしてペプチドグリニカンは、

人の細胞には存在しないので、

これらの抗生物質は原理的には
副作用が極めて少なく、

細菌だけを殺してくれる薬となります。

これは当時は画期的な考えでした。

しかし最近では、

耐性菌の誕生、効果の低下、
副作用など

抗生物質の弊害やデメリットも
聞こえてくるようになりました。

確かに、

目に見えないものは怖いです。

何をするか分からないまま
では混乱してしまいます。

だから躍起に退治し撃退
しようと試みてきたのが、

これまでの考え方だったのかもしれませんが、

逆に微生物と共生する、

という考え方を持てば、
新しいパラダイムも生まれそうです。

これから微生物の興味深い
世界に入っていきたいと思いますが、

まずはこのように、

肉眼で見えない微生物、細菌、
バクテリアの世界は、

二種類の細胞構造を持つ
生物の集まりという特徴を
まず覚えておいてください。

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