干物、くさやの発酵菌、微生物による健康の効果や栄養の効能

干物、くさやの発酵菌、微生物による健康の効果や栄養の効能
今回のテーマは、

干物、くさやの発酵菌、微生物
による健康の効果や栄養の効能

について紹介します。

冷蔵庫がない時代の
昔ながらの食べ物の知恵が、

現代でも食べられるのは
非常に嬉しいものですが、

現在のくさやの作り方は
昔とあまり大差ありません。

何十年、何百年と漬け継がれてきた
くさや汁に、

開いたアオムロやトビウオを漬け込み、
それを日干ししたものですが、

昔の人が感覚でわかっていたであろう、
干物としてのくさやには、

実に驚くべき成分の存在、

発酵菌、微生物による
健康の効果や栄養の効能が
たくさんあることが、

最新の研究で明らかになっているのです。

干物、くさやの健康の効果や栄養の効能

くさやが名物の新島は
東京都に属する離島ですが、

何しろ東京から
150kmと離れた島です。

当時は医療体制も十分でなく、
移動も簡単ではありません。

そんな時代に、島民たちは
体に異常をきたすと、

薬の代わりにくさやの
漬け汁を重宝したと言います。

下痢や便秘など腸の不調、
風邪や疲労という免疫の不調、

こういった際にはくさやの
漬け汁をそのまま飲んだそうです。

確かにくさやの漬け汁は

原料の魚から流出した成分に
発酵菌、微生物の作用が加わり、

発酵菌が生産したビタミン類、
必須アミノ酸が豊富な、

滋養成分の塊のようなもの、

こうした健康の効果や栄養の効能を
体験的に知っていたのでしょう。

発酵菌、微生物による抗生物質作用

そして何よりも島民たちが重宝し
その効果を発揮したのが、

外科の治療薬としての役割です。

切り傷や腫れ物、瘡などに
くさやの漬け汁をつけると、

あっという間に治癒したと言います。

古臭い呪いの一種…と現代医療は
なかなか発酵食品、微生物の
効果を認めたがらない傾向がありますが、

最近の研究でこの効果が注目され
調査されたところ、

干物としてのくさや、
その漬け汁には天然の抗生物質が
多く含まれていることが分かりました。

さらに、現代医療で
使われる抗生物質より、

その効果、効能は高いとされます。

発酵菌、微生物の殺菌メカニズム

医薬品としての抗生物質が
数種類の菌を殺そうとするわけですが、

副作用も多く、それでいて
なかなか効き目は薄いです。

一方くさやの発行には何十種類という
微生物が関与していますが、

彼らは自分たちの子孫だけを
増やそうとして、

快適な生きる場所を確保しようとする
性質があります。

このメカニズムから

他の発酵菌の
増殖を抑える必要があり、

相手を殺す物質を生産するのです。

そして勝ち残った菌群が安定して
生息するようになります。

これが天然の抗生物質です。

そしてこのくさやの漬け汁に
含まれているのはたんぱく質で
できているわけですから、

人がこれを口に入れて食べても
たちまち唾液や胃液中の
蛋白質分解酵素で分解されるので、

人体に全くの無害なわけです。

微生物による健康の効果や栄養の効能

切り傷などの外傷に、

この抗菌性物質が含まれている
くさやの漬け汁をその患部に塗れば、

空気中などから侵入してきた
化膿菌はたちまちくさや菌の
作ったその物質に押されられて、

繁殖が不可能になり、従って
傷は治癒してしまうというわけです。

まさに干物、くさやの発酵菌、
微生物による健康の効果や栄養の
効能の知恵はたいしたものです。

微生物のおかげで、

保存性が高まり、栄養にメリットを加え、
さらに健康のために応用できる。

人類と微生物の知恵の結晶が
世界中の食文化に見られるのです。

目に見えない微細な生き物が、

あのようなくさやの漬け汁
の中でさえ、自分たちが生き延びようと
天然の抗生物質を作るなど、

まさにミクロの世界の
驚嘆そのものであり、

これらの事実を奇跡と称しても
なんの違和感もありません。

そして我々現代人も多いに
こうした微生物の恩恵を
発酵技術から受け取るべきでしょう。

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