発酵すると数時間で無限に数が増える発酵微生物、細菌や酵母

発酵すると数時間で無限に数が増える発酵微生物、細菌や酵母
今回のテーマは、

発酵すると数時間で無限に数が
増える発酵微生物、細菌や酵母

について紹介します。

目に見えない世界には驚くほど
ダイナミックな動きがあります。

発酵の場はそれを司る
微生物群で超過密の世界です。

今、ここに熟して甘くて
おいしいブドウの実があるとします。

これを皮付きのまま
潰して容器に囲っておくと、

15時間ほどするとブツブツと
炭酸ガスを吹き上げて

アルコール発酵が開始されます。

いわゆるワインに変化するわけですが、

なぜただのブドウが、ブドウ酒へ
変化を遂げるのでしょうか?

それはブドウの皮に付着していたり、

空気中に浮遊していた
発酵力の強い酵母が侵入してきて、

そこで引き起こす発酵現象で、

そのままにしておくとブドウ酒が
出来上がります。

数時間で無限に数が増える発酵微生物

発酵直前に、このブドウの
果実にはその1g中におよそ
10万個ほどの酵母がいるのですが、

発酵が起こって24時間後には
四千万個(約400倍)、

そして48時間後には
二億個(約2000倍)

と微生物は格好の生育環境下に
入ったとき、

一挙にその数を天文学的に
増やして行くのです。

日本では少子化が問題ですが、

こうした発酵すると数時間で
無限に数が増える発酵微生物、
細菌や酵母を見ると、

人が微生物を殺菌や滅菌、
こうしえ物質でやっつけようと言う
思想すらおかしく感じます。

そもそも発酵は人類に有益な
作用をもたらすのです。

このことはブドウ酒の例ばかりでなく、

発酵現象の全てにおいて共通して
見られることなのです。

無限に数が増えるぬか漬けの乳酸菌

さらに身近な所では、

日本人が昔から大好きな
漬け物の一種であるぬか漬けの

あの発酵中に糠味噌の中にも
実にさまざまな発酵微生物が
ひしめき合って生きています。

ある研究報告によると、

糠味噌1g(だいたい小さじに
軽く一杯くらい)の中には、

生きて活動している乳酸菌が
約8~10億個

(正確に言えば、ひとつひとつの
単細胞からなっているので、

何匹という表現ではなく、
細胞が何個というように「個」
を付けて数を表しています)

その他の細菌や酵母数も
約1億個以上生息していると言います。

発酵微生物はまるで宇宙の世界

たったの1gというわずかな
糠味噌の中に、

日本の人口の8倍もの乳酸菌と、

日本の人口に匹敵するほどの
数の細菌や酵母が存在していて、

さまざまな様式で生活している
のであるから全く不思議な世界であり、

感動的でもあります。

こうして考えると、巨大な
宇宙の星の数が無限であるのと同じく、

微細すぎて目にする事の
できない地球上の発酵微生物の数も

また無限である事に気づくのです。

マクロとミクロの世界は
こうした相関関係が見られ、

神秘さを感じさせる物です。

健康、美容、長寿に効果のある発酵微生物

さて、こうした不思議な
生態的特徴を持つ発酵微生物ですが、

これまではそのメカニズムや
背景などその生体の謎について
色々と考えてきたわけですが、

やはりその最大のメリットは

私たちを健康にしてくれる
ということではないでしょうか。

伝統的な発酵食品のさまざまな
価値が注目され、研究され、

数十年ほどたちます。

その間に、民俗学や文化人類学、
発酵学、醸造学、

さらに栄養学、生理学、医学
などの立場から検証が試みられ、

そこには偉大な知恵や驚くべき、
健康、美容、長寿の機能が
数限りなく潜んでいる事が分かって、

現代人にも改めて関心を
呼んでいるようです。

それでは次回からこうした
それぞれの発酵食品に込められた、

深い知恵や解明されつつある
健康効果について、

具体的に述べて行く事にしましょう。

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