赤ちゃんの皮膚の乳酸菌と健康的な香り、母親と微生物の関わり

赤ちゃんの皮膚の乳酸菌と健康的な香り、母親と微生物の関わり
今回のテーマは、

赤ちゃんの皮膚の乳酸菌と健康的な
香り、母親と微生物の関わり

について紹介します。

1970年頃、

イギリスのBBCテレビで、

非常に興味深い研究論文が
紹介されていました。

健康な赤ちゃんの皮膚の表面に、

殺菌したセロハンテープを貼付け、

一分後に注意深く殺菌した
ピンセットでテープを除いて、

37度で2日間培養すると、

皮膚から採取した微生物の
コロニーが生育します。

この小さなコロニーを
新しい培地に移し、

平板培地上に4種類植えて
37度で一日培養します。

乳幼児の大敵で健康を害する
ブドウ球菌を、

液体培地で24時間培養し、
殺菌した噴霧器にこの菌液を入れ、

4種類のコロニーの育っている
平板培地上にスプレーし、

37度で2日間培養します。

ブドウ球菌が発育すると
平地培地の表面は視野が濁るのですが、

赤ちゃんの皮膚から採取して
育てた微生物のコロニーの周辺には、

ブドウ球菌が発育しない
透明な部分(阻止帯という)が
できるという内容でした。

赤ちゃんの皮膚の乳酸菌、微生物

これは明らかに、

赤ちゃんの皮膚の微生物が、

病原性ブドウ球菌の発育を阻止する
物質を分泌している証拠と言えます。

このように病原性の菌の発育を
止める作用を持つ微生物が、

健康な赤ちゃんの皮膚には
たくさん分布し、

自ら病気にならないように
守っていることが分かって、

自然の仕組みの神秘さに
ただただ驚愕します。

実際に、赤ちゃんには
良く熟したスモモとびわの香りに
良く似た香りが漂っています。

赤ちゃんの口の中、
皮膚全体、尿や糞便からも、

こうした匂いを感じることが出来ます。

これは乳酸の香りなのです。

子供が元気に動き回っている時は、

この香りが旺盛は発散し、
家の中全体に漂っていて、

そうした家の玄関の扉を
開いた瞬間に、

その子が元気かどうかを
知ることが出来ます。

赤ちゃんの健康的な香りの正体とは?

一方で子供の体調が悪かったり、

風邪を引いたり胃腸の具合が
悪い時は、

この独特な香りが減少します。

また発熱して親が心配している時も、

子供の口を開いて
口の中の匂いを嗅いで

独特の健康集が感じられるとき、

翌日にはすっかり元気を
取り戻すことも分かります。

こうした乳児独特の
香りは健康を維持している、

いくつかの微生物の
発する香りなのです。

こうした健康集も不思議なことに、

小学校高学年くらいで
消えてしまいます。

成長するにつれ独特の香りは
消えてしまうのです。

人間はまさしく微生物と共に過ごし
共に成長して行くのでしょう。

もちろん成長してからも
乳酸菌や微生物と上手く
付き合って行くことは、

健康の為に大切です。

赤ちゃんと母親と微生物の関わり

胎児は、母親の子宮の中で
無菌状態で約10ヶ月育ち、

出産の時に、産道で
微生物と始めて出会います。

健康な若い女性の膣の中は
乳酸菌が極めて優勢で、

常に乳酸を分泌して浄化をはかり、

病原菌などの侵入を完全に
阻止しています。

出産の時に、その乳酸菌が
胎児の口や目、耳や鼻などから
侵入し、

皮膚や体内で増殖するので、

赤ちゃんは、始めて外界に出ても
安全に身を守ることが出来ます。

哺乳動物は、すべてこのようにして、

健康を守る大切な微生物を
母親から最高のギフトとして
受け継いでいるのです。

母親と家族の微生物との絆

母親が毎日、赤ちゃんに
母乳を与えたり抱き上げたりして
身の回りの世話をするたびに、

母親の体に住み着いている
健康を守る微生物が赤ちゃんに移行し、

さらに一生の間、増殖して
活動し続けます。

母親の適切な生活習慣が
赤ちゃんに大きく影響すると言えるのです。

犬や猫、牛や羊は、
赤ちゃんが生まれると、

母親が生まれたばかりの自分の
仔の体表を組まなく舐め回し、

排泄する糞尿も舌で舐めて
飲み込み正常に保っています。

母親の唾液の中には、

体表を守る微生物が存在するの
かもしれません。

人間が入浴して体を清潔にするのと
同じ効果があるのかもしれません。

いずれにしても体の接触によって

母親の持っている大切な
微生物が代々子孫に伝承して行く事実は

非常に神秘的と言えます。

赤ちゃんの皮膚の乳酸菌と
健康的な香りや母親と子供の
微生物の関わりを知れば知るほど、

菌との共生について
深く考えさせられるものです。

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