プラスチック製品のカビの侵食被害、洗濯機にカビが繁殖する

プラスチック製品のカビの侵食被害、洗濯機にカビが繁殖する
今回のテーマは、

プラスチック製品のカビの
侵食被害、洗濯機にカビが繁殖する

について紹介します。

プラスチックがカビに弱く、

大きな被害を受けるという事実は、

前回紹介したアルミニウム
と全く同じように、

一般の常識に反する事でしょう。

安全、清潔、使いやすいと
現代社会に広く浸透する
プラスチック製品ですが、

微生物の力はこれに及ぶのです。

専門家による試験、調査、研究も
進んでおり、

プラスチック製品のほとんどが、

使用中、保存中にカビに
侵され変形、腐食が発生し、

使用目的に適合しなくなる
という事が分かっています。

家庭で広く使われている、
或は見逃しがちな洗濯機など

カビの被害と対策を考えてみましょう。

プラスチック製品のカビの侵食被害

初期の頃は、ポリウレタンの
カビの被害は多発したそうです。

水道管、下水管、原油タンク、
井戸ポンプなどのパッキング、

自動制御装置、鉱山で使う
油圧装置と田植機の油圧パイプ
などに使われている、

エステル結合のポリウレタンに
亀裂や腐食が発生するといった
被害が集中しました。

ポリウレタンは本質的に
カビによる腐食がおきやすい
性質が持っているのです。

被害を起こした微生物は、

アルテルナリア菌、
クラドスポリウム菌、
トリコデルマ菌、

などが主力でした。

その後は、軟質のポリ塩化ビニール
の被害が目立つようになります。

住まいの中の壁紙、シャワーカーテン、
天幕、農業用ビニールハウスのフィルム、
庭で組み立てて使う家庭用プールの
フィルム状のシートなど、

被害が多く見られます。

高温多湿の日本とプラスチック

これらプラスチック製品は
使用目的に合うよう、

樹脂の60%くらいの可塑剤や
柔軟剤を配合して柔らかい感触に
加工しています。

可塑剤や柔軟剤は、大豆油の化合物
やDOP(フタル酸2オクチル)
という物質です。

日本のように湿度の高い所では、

可塑剤などの添加材料が
カビの好む栄養成分になって、

ポリ塩化ビニールは変形し崩壊します。

やはりこれらも、

アルテルナリア菌、クラドスポリウム菌、
トリコデルマ菌の作用によるものです。

この20年くらいの間に、

色々な種類のプラスチック製品が
溢れるほど多くなりました。

綺麗で便利で安いわけですから、

家庭でも職場でもプラスチックが
ないと行きていけない様相になっています。

洗濯機にもカビが繁殖する

現代人の住まいには、

プラスチック製品は
目立っておく使われているわけです。

壁紙を貼るのは当たり前ですが、

今使われているのは全て
塩化ビニールを加工した内装材で、

湿度が高い日本ではカビが
非常に多く繁殖してしまいます。

他に、人口皮革の靴、各種の包装フィルム、
飲料水の容器、化繊のカーペット、
炊事手袋なども、

使用中に激しくカビに侵食されます。

また洗濯機のドラムはほとんど
プラスチック製品なので、

その表面に真っ黒にカビが
繁殖し、ダニまで生息しています。

洗濯機メーカーの技術者は、

プラスチックに何か抗菌剤を配合し
カビのトラブルを解決したいわけです。

しかし洗濯機のドラムの内側には、

洗剤や人体からの汚れが
かなり厚く層になって付着し、

カビはそれを栄養にして
発生するのです。

ドイツの洗濯機にカビの被害はない?

だから、プラスチックに
抗菌剤を配合しても、

その汚れの層を通じて表面の菌を
殺菌するのは非常に難しいのです。

このトラブルは洗濯機のドラムに
プラスチックを使っているから
発生するわけですから、

一番いい方法はプラスチックの
使用を辞める事なのでしょう。

ヨーロッパのように
空気が乾燥している場所では、

プラスチックのカビの被害は
起きないようです。

以前夏のドイツ、ベルリンで
過ごした事があるのですが、

日本のようにたくさん
プラスチックは使っていませんでした。

実際ドイツの家庭で使っている
洗濯機は、

ボディ内面がステンレススチールか
鉄板焼き付け塗装したものばかりで、

プラスチック製品はありません。

しかもドイツは水質が悪く
硬水なので、

洗濯のときは摂氏90度に
加熱して行う為、

脱水が終わる事ほとんど
内部が乾いており、
極めて清潔感があります。

プラスチック文化を見直そう

安くて便利という事で、

安全で使いやすいと言う点で、

もちろんメリットがあり、

我々はあまり気にしないで毎日
プラスチック製品を使っているのですが、

実際特に日本人はプラスチックを
必要以上に使ってしまっている
のではないでしょうか。

その性で生活の中で多くの
トラブルを抱えてしまうのです。

さらに困るのは、プラスチックが
ゴミとして大量に出て、

その安全な処理が難しい事もあります。

私たちはそろそろ
プラスチックの使いすぎを
考え直すべき時期に来ているのかもしれません。

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